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Eucalyptus nitensのその後とユーカリ種播追加

先日、発芽のご報告をしたnitens
何とか順調に育ってきています。
やはり、発芽率はイマイチですね。。。

fancybox記事52の画像1

時期も時期なので
室内越冬で春の成熟に期待です。

同じように発芽がほぼ皆無だったperriniana
別のところから取り寄せた種を播いてみたところ、
たくさん発芽しました。
これも悲しいことに種が悪かったみたいですね><;

先日、近所のホームセンターで
色んなユーカリがごちゃまぜに販売されており、
全てユーカリ・グニーの札が付いていました(笑)

その中にnitensらしきユーカリを発見しました。
そのユーカリは一見大きなglobulus
やたらめったら甘くて良い香りがしました。
nitensは外観がglobulusに良く似ているようです。

そしてまた、ついつい悪い癖が出てしまい、
bridgesianaの種播を行いました。
やはり沼地出身の子なだけあって、
家での発芽率・成長率は抜群です!

fancybox記事52の画像2

camphorarobusta、そしてこのbridgesiana
沼地出身のユーカリ達とは本当に相性が良いようです。
家のベランダはさながら沼地の如くといったところでしょうか。。。><;

実は悪い癖どころでは収まらず、
さらに新しいユーカリのタネを入手しましたw
早速、種を播きましたよ。

   ↓ ここからが新しいユーカリです!

●Eucalyptus viridis
 >>>他にはない糸葉ユーカリ!ユーカリっぽくない

●Eucalyptus dives
 >>>polybracteaと並んで精油採取の定番!

●Eucalyptus archeri
 >>>gunniiの高山生息種、白くて綺麗!

●Eucalyptus camaldulensis
 >>>スタンダードなユーカリ!コアラの餌として利用

●Corymbia citriodora
 >>>レモンユーカリ!遂に手を出してしまった。。。

実はこれらのユーカリ、
既に発芽し始めています。
近日中にお写真を公開できると思います。

中でもcitriodora(レモンユーカリ)
タネの大きさにはビックリしました!

fancybox記事52の画像3

大きいとはいっても、
スイカのタネには遠く及ばないですが、
埃のようなその他のユーカリのタネと比べると、
格段に大きいサイズになります。
macrocarpaのタネもそこそこ大きいですが
レモンユーカリのタネには及びませんね。

種播に最適な用土や湿度を何となく掴み、
苗の生存率も少しずつ上がってきた今日この頃ですが、
macrocarpaの苗が残り3苗に。。。
追加で種を播こうか検討中です。
いったい何度追加で播いたのか。。。トホホ...

# by eucalyptus_k | 2009-10-22 19:07 | ユーカリ(タネ播き)
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ユーカリを種から育ててみる~総合版~(1)

とにかく色々あって、枯らせたりとか、
んでヤケ趣味とで種を植えまくりましたw
ebayで安いっていうのもあります。

もう収集がつかなくなったので
全ての【種から育成企画】を一つにまとめて
速報形式でお伝えしていきます。

現在の状況は下記の通りです。
------------------------------------------------------------------
【第一弾】
glaucescens(1)・・・5苗が双葉から3枚目の葉
【第二弾】
macrocarpa(1)・・・双葉から先が見えた!生存は2苗か!?
staigeriana(1)・・・発芽率激悪(1/46)1苗が双葉の次の葉
glaucescens(2)・・・発芽なし
【第三弾】
robusta・・・たくさん発芽で、双葉から先が見えた
nitens(1)・・・発芽なし
銀葉アカシア・・・1苗かなり成長中、1苗は発芽待ち

   ↓ ここから大きく追加です!w

【第四弾】
pulverulenta・・・たくさん発芽
cinerea・・・たくさん発芽
polyanthemos・・・たくさん発芽
perriniana・・・発芽なし
glaucescens(3)・・・少しだけ発芽
staigeriana(2)・・・1つだけ発芽
nitens(2)・・・発芽なし
macrocarpa(2)・・・鉢に直植えで殺菌済み発芽待ち

   ↓ ここからは新登場のユーカリです!

Eucalyptus camphora・・・たくさん発芽で成長早い!
  >>>沼地に生息する樟脳ユーカリ!ハートリーフ
Eucalyptus neglecta・・・たくさん発芽
  >>>コンパクトで寒さにかなり強い強健な丸葉品種
Eucalyptus pruinosa・・・たくさん発芽
  >>>文献に少ない、希少な銀葉小型品種
Eucalyptus orbifolia・・・種播済み発芽待ち
  >>>葉がハート型に最も近い人気の品種
Eucalyptus polybractea・・・今のところ種播なし
  >>>精油採取の定番!青細葉で強い香り

【第5弾】
cordata・・・種播済み発芽待ち
kruseana・・・種播済み発芽待ち
bridgesiana・・・今のところ種播予定なし
globulus var. compacta・・・種播済み発芽待ち
------------------------------------------------------------------

もうユーカリオタク街道まっしぐらですね><;w

何故か、perriniananitensのみ発芽なし。
glaucescensstaigerianaは発芽率が悪い。
それ以外は全てが4日程度で発芽しています。

 ↓↓↓調べた結果わかりました!

glaucescens/perriniana/nitens・・・冷蔵庫で1ヶ月ねかす低温処理を要する。
staigeriana・・・山火事を模擬経験させるため、低温の煙で燻す。


うまくいけばユーカリ紹介をたくさん更新できますね!

# by eucalyptus_k | 2009-08-27 00:55 | ユーカリ(タネ播き)
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【ユーカリ紹介-10】
ユーカリ・アップルボックス (Eucalyptus bridgesiana)

続きまして第10回目は
アップルボックスとかユーカリ・アップルなどという名で、
明らかに可愛い路線で売られていますが、
実は結構たくましく男前のユーカリである
ユーカリ・ブリジシアナです。

◎ユーカリ・アップルボックス
【学名:Eucalyptus bridgesiana】
【英名:Apple Box / Apple Gum】

fancyboxブリジシアナ(Eucalyptus bridgesiana)の画像1

fancyboxブリジシアナ(Eucalyptus bridgesiana)の画像2

アップルボックスアップルユーカリとして
日本では比較的人気の高いユーカリです。
花屋で切枝用として売られているのを何度か見たことがあります。

アップルという名称の由来ですが、
その葉形がりんごを切った断面に似ているとか、
りんごの香りがするからなどと言われていますが、
ハッキリ言ってどれも間違いです!!

ユーカリの中には他にも
アップルと呼ばれているものがいくつかありますが、
成樹の樹皮がりんごの木と良く似ていることから
アップルと呼ばれているのが本当の理由です。

bridgesianaは幹が一本しっかりした樹形のユーカリが多い中で、
まるでツル性植物のように縦横無尽に伸びていきます。
また、茎によっては、螺旋状に葉がついていくのですが、
これが少しオシャレでレトロな雰囲気を醸し出していて、
個人的には結構好きだったりします(笑)

「ほのかにりんごの香りがします」
と紹介されていますが、
間違ってもりんごの香りはしません!

bridgesiana
の葉を指で軽くこすってみると
爽やかなシネオール系のスッとした香りがします。
香りはかなり穏やかでシネオールがガツンと来る感じではなく、
爽やかなハーバル系の香りもあって、とても親しみやすい香りです。

見た目は繊細で可愛いユーカリではあるのですが、
我が家のユーカリでは最もたくましいユーカリの一つです。

購入時には60cm程の幹が一本伸びているだけだったので、
植え替えてからすぐに20cmくらいのところで切り戻しました。

そこから脇芽が出る出る!出て止まりません!
ユーカリは一概に成長が速いと言われますが、
鉢植えのくせに、脇芽の一本一本が
1ヶ月で10cm以上も伸びていきます><;(4~7月頃)
最終的には25mを超える樹木にまで生長するようです。

冬も下葉を少し落とす等、軽度の痛みはありますが
野外越冬については一切問題ありません。
データでは-10℃程度まで耐えられるとあり、
耐寒性はかなり強い部類のユーカリといえます。

bridgesianaは沼地付近や川の側に生息する品種のため、
ユーカリの中では比較的水を好む品種といえます。
スワンプアップルボックスとも呼ばれているようです。

ところがそれでもあまり水はけの悪い用土は好みません。
水はけの良い用土でgunnii等と同様の管理を行ってください。

精油成分が非常に少ないユーカリですから、
アブラムシハダニの被害にも注意してください。

基本的にはとても日光の好きな品種で、
しっかりと日光に当てることで、
美しい白銀色の丈夫な葉を生成します。

ユーカリの中では少しの耐陰性があるようで、
半日陰以下の環境でも育てられますが、
その葉は貧弱でヨレヨレになり、
何よりも銀葉とは程遠い、とても濃い緑色の葉になります。
またそのような葉は病害虫の被害を受けやすくなります。

bridgesianaの美しい銀葉を楽しみたい方は、
半日以上はしっかりと直射日光の当たる環境で
育てる必要があるでしょう。

また暑すぎる夏はあまり得意ではないようで、
環境によっては、高温障害の症状が出ることもありますが、
あまり問題にしなくても大丈夫かと思います。

bridgesianaは比較的湿潤を好むユーカリですから、
日本でも育てやすく、栽培難易度はトップクラスに簡単です。

ただ水を切らさずに放置するだけでも
元気に育ってくれると思います。
我が家でも枯れる気がしないユーカリの一つです。

ちなみに苗時点ではあまりユーカリらしくない
濃い緑色の薄っぺらい葉をしていますが、
大きく成長するごとに葉は分厚くなり、白銀色が増していきます。

ちなみに多くのユーカリと同じように
このbridgesianaも大きく育っていくと、
柳のような非常に細長い葉へと変わっていきます。

海外のユーカリサイトでは、
一般的な丸葉ユーカリとは少し異なり、
香りも控えめで、精油も微量である。
ユーカリらしからぬ美しいユーカリを育てたい方にオススメ!

と少し面白い表現で紹介されていました。

確かに幼苗時点でのbridgesianaは、
あまりユーカリらしからぬ外観とも言えますが、
大きく育ってからの柳葉になった個体は、
典型的なユーカリの外観そのものです。

花やかな銀丸葉や銀世界に比べると、
苗時点でのパフォーマンスは若干劣りますが、
段々と美しくなる一風変わった形の銀葉は必見です!
さらにメチャクチャ強健で全く枯れる気がしないのも良いですね。

そんなたくましく美しいbridgesiana
是非とも育ててみませんか^^

------------------------------
<栽培難易度:A>
香良さ:★★★
香強さ:★
成長力:★★★★

要水分:★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★★★
耐寒性:★★★★
耐暑性:★★
耐病虫:★★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2009-07-17 20:01 | ユーカリ紹介
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