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【ユーカリ紹介-54】
ユーカリ・エリスロコリス (Eucalyptus erythrocorys)

続きまして第54回目は
面白い花の咲くユーカリとして
アメリカやヨーロッパなどで人気があり、
現地では街路樹の定番品種、
ユーカリ・エリスロコリスです。

◎ユーカリ・エリスロコリス
【学名:Eucalyptus erythrocorys】
【英名:Illyarrie】
fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像1

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像2

このerythrocorysは日本ではあまり知られていませんが、
海外では花を咲かせるユーカリとしてとてもメジャーです。

アメリカやヨーロッパの花卉のタネを販売している
タネ屋さんには必ずといっていいほど
ラインナップされているユーカリです。

また、このerythrocorysは特定の英名を持ちません。
現地では原住民アボリジニーの言葉で
イリアリ(Illyarrie)と呼ばれて親しまれているようです。

このerythrocorysの一番の魅力は、もちろんその花です!
蕾が真紅花は眩しいほどの黄色をしているため、
赤と黄のコントラストがとても美しいです。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像3

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像4

erythrocorysという学名もこの赤い蕾を表しており、
Red Helmet(赤いヘルメット)の意味があります。

とても魅力的で且つメジャーなユーカリなので、
ユーカリ好きは必ず押さえておきたいユーカリ!
ということで私も3年前から育て始めています。

冒頭の写真の株の先端や、上の花の写真の葉は、
細長く光沢のある葉をしていることがわかります。

ところがこのerythrocorysは、
育て始めは、毛の生えた葉と茎を持ち、
全く異なった外観をしています。

下の写真はタネ播きから二年目で、
去年の秋の写真です。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像5

葉や茎には細かい毛が
たくさん生えていることがわかると思います。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像6

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像7

また新芽部分も激しく毛に覆われています。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像8

そんな全てが毛むくじゃらのerythrocorysですが、
育て始めて、3年経った今年、樹高が120cmを超えるあたりから、
細長く光沢のある葉が出始めました。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像9

そして光沢のある葉が出た箇所の茎も
同様に全く毛がなくなってツルっとしています。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像10

もちろん新芽部分も全く毛はなく、
パッと見は、全く異なる品種のユーカリのようです。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像11

現在、光沢のある葉が出ているのは、
先端の30cmくらいの部分と、
株の上の方から出てきた脇芽の先端部分のみです。

このerythrocorysは、ユーカリの中では
かなり低木の部類になりますが、
それでも8m程度の樹高へと成長します。

主にはMallee型(灌木型)になるようですが、
稀にTree型(木立型)になることもあるようです。

丁度、日本の典型的な街路樹サイズです。
地植えをしてしまうと、相応の大きさになりますが、
鉢植えでも十分に開花が見込めるようです。

この株は現在150cm程度の樹高にまで成長しました。
鉢植え管理ではもちろん大きさに制限はありますが、
今後、成長していくに従って、
光沢のある細葉が増えていくことと思います。

現在は下の写真のように、先端部は細葉ですが
株元から三分の二くらいの場所には、
まだまだ毛の生えた葉がたくさん残っています。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像12

毛の生えている間の葉は
そこまで大きくなることはありませんが、
光沢のある葉はとても大きなサイズになります。

試しに計ってみたところ、
一番大きな葉は18cm近くもあり、ビックリしました!

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像13

実はこのerythrocorysには、
既に何名か開花を実現させた先人がいます。

その方々の話では、我が家の株のように
丁度120cmを超えたあたりから、光沢のある細葉が出始めて、
大体、その翌年には花が咲き始めるとのことです。

花芽は必ず光沢のある葉の部分から出るようなので、
光沢のある葉が出だしたら、
もうすぐ開花するかもというサインになるようですね。

開花時期は、ミモザなどと同じ早春ということなので、
我が家の株も、無事に冬を超えることができたら、
来春には開花する可能性があるということになります。

150cmという樹高は我が家の狭いベランダでは
大きすぎて、管理がかなり困難になります
大体、1mを超えた株は剪定してしまうのですが、
erythrocorysは1mオーバーから花が咲くと聞いていたため、
敢えてここまで伸ばしていました。
その甲斐があったということで嬉しく思っています。

ユーカリは、花が咲くかどうかにはかなり個体差があり、
いつまで経っても、なかなか花の咲かない個体も多くあります。

erythrocorysを複数株を育てている先人に聞いた話では、
全ての株が同じようなペースで
毎年、必ず花を咲かせているそうなんです!

この先人からの情報によると、erythrocorysは、
かなり花の咲きやすいユーカリであると推測できます。

こんな魅力満載のerythrocorysの育て方ですが、
西AZのユーカリにしては、比較的湿潤を好み、
過湿にも強く、育てやすいユーカリです。
また、成長力もなかなか激しいユーカリです。

日照などがイマイチの我が家のベランダでも、
2年で80cmを超え、3年で150cmに達していますから、
かなり成長の激しいユーカリであることがわかります。
※置き場所は半日ほど直射の当たる場所に置いています。

湿潤を好むといっても、西AZのユーカリですから、
排水性の良い用土を使用することは基本です。

西AZのユーカリの中では、湿潤を好むためか、
かなり根張りの強烈なところがあるので、
夏季の水切れには十分注意が必要です。

また、弱酸性~酸性のpHを好むユーカリが多い中、
弱酸性~弱アルカリ性くらいの、
少し高めのpHを好む性質があります。

ただあまり慣れていない人がpHをいじると、
色々と失敗することの方が多いので、
pHはあまり気にせず、通常の用土で管理をし、
少しアルカリ寄りの耐性があると
認識する程度で良いと思います。

基本的にはあまり肥料を与えなくても大丈夫ですが、
どちらかというと、肥料の効き目が良い方で、
適量の肥料は、成長力を加速させます。

ただし、多肥はもちろんアウトですし、
リン酸分を好まないところは他種と同じです。

日本よりも遥かに乾燥した地域のユーカリですから、
あまり高い空中湿度は好みません。
そのため、梅雨時期などには新芽部分に枯れが出たり、
少し葉痛みが起こることもありますが、
通常はあまり心配はいりません。

どうしても不安な場合は、
他の西AZのユーカリと同じように
梅雨時期限定で軒下などで雨を避けると良いでしょう。

erythrocorysは少しの耐陰性を備えているようで、
半日陰の場所でも、比較的元気に成長します。
ただ、元来、かなり太陽が好きな品種ですので、
早期の開花を目指して、元気な株を育てたい場合には、
他の西AZのユーカリと同じように
たくさんの日光に当てて育てた方が良いです。

葉に毛が生えているためか、
少しミント様の成分を含んでいるためかわかりませんが、
病害虫の影響を受けることは皆無といえます。

我が家では毎年、うどんこ病ハダニが猛威を奮いますが、
erythrocorysうどんこ病を全く発症せず、
ハダニの被害もほとんどありません。

成長のメインはGW後の春の暖かい時期と、
梅雨明け後の初夏から最も暑い季節で、
しっかりと早春から太陽に当てていた株は、
西日を浴びても葉焼けするようなことはありません。

ところが最高気温が20℃を切るようになると
途端にほとんど成長が進まなくなります。

erythrocorysの生息地は、
ウェストオーストラリア州の州都パースの
少し北の地域の石灰岩の多い沿岸部です。

このあたりの気候は非常に穏やかで、
冬は0℃を切ることはほとんどなく、
朝方には1℃程度まで下がることもありますが、
日中は15~20℃近くにもなり、
夏も30℃前後の日が多いというとても快適な環境です。

オーストラリアの中ではとても過ごしやすく、
誰もが快適になれる環境であると言われています。

そのような穏やかな気候の地域ですから、
これらの地域に生息するユーカリは、
我儘で寒さに弱い品種が多く存在しています。

erythrocorysは湿潤を好むため、
さほど我儘なユーカリではありませんが、
寒さにはとても弱いユーカリです。

良く寒さに弱いと言われる
レモンユーカリと同等かそれ以下で、
恐らく我が家では最も寒さに弱いユーカリでしょう。

数値では地植えの成樹で-5℃程度と言われていますが、
鉢植えの管理では頑張っても-3℃程度までで、
慣れない人には0℃以上の管理を推奨します。

先年は敢えて屋外越冬を試みましたが、
葉はボロボロになり、見るも無残な状態になりました。
また、最も寒い日に用土が凍結したことがありましたが、
その際には、株全体がクタクタになってしまい、
もう駄目かもしれないという程にまで傷みました。

近所の屋外で、ポットで数十センチの苗を
管理されていたOsakano Jieさんのところでは、
erythrocorysは全滅してしまったそうなので、
雨が当たり、寒風を防げない場所では、
関西や関東でも屋外越冬はかなり難しいかもしれません。

またerythrocorysは霜にも非常に弱く、
霜が葉に付くと、激しく霜焼けの症状が出ます。

恐らく他のユーカリと同じで、
葉に毛の生えている間は
特に耐寒性が弱くなるものと思われます。

ただ、無加温の簡易温室などを使用した場合は、
気温が-5℃程度まで下がったとしても
ほとんど葉が傷むことはありません。

冬場には、簡易温室などを使用するか、
寒い日の晩などは屋内に取り込むなどの
管理が必要になると思います。

また冬季は特に、軒下や温室内などで、
雨を避けた方が安心して越冬できます。

フルタイム室内で管理するのはオススメできません。
どうしても日照が不足してしまうことと、
用土の乾燥が進まないことで過湿になり、
徒長して貧弱な株になってしまう可能性が高いです。

また、いくら過湿に強いとは言っても、
水分管理が難しくなり、枯死する確率も高くなります。

それでも関東以東の寒地では、
少し加温された温室や屋内での管理も
止むを得ないこともあるかと思います、

ただ関東以西の暖地では、
日中に気温がマイナスになることはほとんどありません。
日中であれば、気温が多少0℃を切ったとしても
日光の暖かさがありますから、
夜間に温室や室内に取り込むだけでも十分対応可能です。

我が家でも今年は開花を楽しみにしているので、
無理に完全屋外越冬するのは止めておく予定です。

ただサイズ的に簡易温室には入りきらないので、
寒い日の夜間のみ屋内取り入れで対応しようと考えています。

erythrocorys越冬時のポイントは下記の通りです。

・雨を避け、水分は控えめに管理すること
・潅水時間に気を付けて用土凍結を防ぐこと
・寒い日の夜間は無理をせず温室や玄関内などに取り込むこと

多くの毛の生えたユーカリというのは、
あまり0℃を下回らない環境に生息しているものが多く、
冬になっても、冬季休眠モードに入りきれないものが多いです。
そのため、冬季でも比較的水を欲するところがあります。

他の西AZのユーカリは、冬場はほとんど水を吸わず、
断水に近いくらいの管理を行うものが多いですが、
erythrocorysは、寒さに強いgunniiなどと
あまり変わらないくらい水を吸うことがあるので、
冬場でも安心しすぎると、水切れを起こす場合があります。

erythrocorysは、冬場の管理にさえ気をつければ、
西AZの中ではトップクラスに育てやすいユーカリです。

気になるerythrocorysの香りですが、
私にはシネオール系の香りにも感じられますが、
実際はシネオールはほとんど含まれておらず、
メンソール系の成分がメインになっているようです。

香りはあまり強い方ではなく、
葉を指でさっと撫でると微かに香る程度です、

シネオール特有の少し生臭い香りは全くせず、
スッとする典型的なハッカの香りがします。

葉に毛の生えている間は比較的良く香りますが、
光沢の出た細葉になるとほとんど香らなくなります。

香りは爽快で決して悪くはありませんが、
香りを楽しむには少し弱く、
花を楽しむユーカリのオマケのような感じです。

fancyboxエリスロコリス(Eucalyptus erythrocorys)の画像14

erythrocorysは寒さに弱いことさえ除けば、
圧倒的に育てやすく、魅力的なユーカリです。

赤と黄色のコントラストが大好きで、
暖地で広い庭があるお宅であれば、
シンボルツリーにするのもありでしょう。

鉢植え管理でも、1mオーバーで十分に開花が見込めるため、
花を楽しむことのできるユーカリの中では、
海外の人気が示すように、トップクラスに良いユーカリです。

育ててみたい方には
素晴らしい農場をご紹介します♪

現在、erythrocorysが手に入るのは
親愛なるこあら師匠の農場だけかと思います。

興味のある方はタネから育てるのもありです。
タネ播き~育苗の難易度もとても低く、
タネから育てるユーカリの入門編にも最適です。

ユーカリ好きには抑えておきたいerythrocorys

ぜひとも育ててみて、
美しい赤と黄のコントラストに
魅せられてみてはいかがでしょうか。

------------------------------
<栽培難易度:B+>
香良さ:★★★
香強さ:★★
成長力:★★★

要水分:★★★
耐過湿:★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★★
耐寒性:☆
耐暑性:★★★★
耐病虫:★★★★★
------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2012-11-19 17:03 | ユーカリ紹介
↑PageTop
Trackback(0) |  Comments(5)
By Osakano Jie at 2012-11-21 22:57 x
eucalyptus_kさん、こんばんわ。
エリスロコリスはお手上げ状態です。
この夏最後のエリスロコリスを枯らしてしまいました。
冬場の寒さで弱り、春先に枯れ気味になり(最悪枯れてしまいます)、梅雨~夏の雨で過湿になり、夏の異常な暑さでやられてしまうと言った構図です。
冬場は、寒風を避けられる場所に避難させる必要がありそうです。
また四季を通じて、雨があたる場所では、水分コントロールがしにくいので、かなりハードルが高くなります。
アバウトな私には無理な品種の様です。
By eucalyptus_k at 2012-11-22 12:25 x
Osakano Jieさん、こんにちは!
冬に全滅ではなかったですか。。。すいません。。。

どうやら最近色々と聞く話では、
西AZのユーカリを雨の当たる場所で育てるのには
少し工夫がいるようですね。

erythrocorysは実家の親父も育てています。
これも170cmを超えており、激しく剪定しまくっているので、
剪定しなければ、2mオーバーになっていたかもしれません。

実家での成功例を考えると、
雨のかかる場所で育てるには、
用土の改善と鉢のサイズが重要だと思っています。

実家では全てのユーカリ用土が
ゴールデンの粒状培養土・観葉植物用です。

そして、鉢は全てが5号鉢に植わっています。
150cmを超えて開花したpulverulentaも、
180cmのmacrocarpaも、170cmのerythrocorysも
180cmのaccedensも、150cmのpleurocarpaも
全てが一様に5号鉢に植わっています。

そして真夏にヘタってしまっても、
絶対に水遣りは1日1回までとしているようです。

過去にあまりにヘタるので、1日2回にしたところ、
軒並み調子が悪くなったようです。

これでようやく雨にも耐えられるようです。

この状態でも、kruseanaやorbifoliaは
雨が多すぎて、梅雨時期にはある程度傷みます。

また東AZの中でも湿潤を好むような、
gunnii/delegatensisといったようなユーカリは
逆に全て枯れてしまいました。

実家でも西AZの管理がメインになっています。
By eucalyptus_k at 2012-11-22 12:25 x
それから、ポットでの管理ですが、
これもかなり危険なポイントを発見しました。

ご存じかと思いますが、通常のポリポットで育てると、
根の大半が底でサークリングすると思います。

もちろん根詰まりによる症状も出るのですが、
特に乾きにくい季節、雨の多い季節になると、
ポットの中から上の方の土はいつまでも湿っているのに、
底の用土ばかりが乾いているという状態になります。

すると、用土の大半は湿っているのに
水切れという状態が起きて、
結果的に根の部分過湿で枯れるということが起きます。

これを防ぐためには、意地でもスリットポットを使います。
すると根が中心や上部にも集まるため、
ポット内用土の水分のバラつきを防ぐことができます。

家にもいつまでも植え替えられないポット苗が無数にありますが、
通常のポリポットのものは、ほぼ全滅しました。
スリットポットの分は根詰まりの症状も出ず、
50cmでも元気に育ち続けています。

コストの問題はあるかと思いますが、
なるべく長期間のポット苗維持の場合は、
スリットポットの使用をオススメします。
By Osakano Jie at 2012-11-23 00:12 x
eucalyptus_kさん、こんばんわ。

ゴールデンの粒状培養土ですが、ホームセンターで見るたびに手を出したくなるのですが、

私のブログのメッセージに、『毎日水やりとなると泊まりで出かけるにしても気がかり、水やりもさほど気にしなくてもいいものは無いのかな? たどり着いたのがユーカリでした。』と書いていますように、夏場でも2~3日位なら水やりしなくても良いユーカリを見つけると言うのがベースにありますので、

あえて保水性の良い赤玉にこだわっている自分が、もどかしくなる時があります。

用土の配合も、パサパサ系の配合済み用土1、赤玉中粒1、鹿沼土中粒より大きいもの1、パーライト1の配合にたどり着いたものの、全ユーカリ共通の用土にするためには、もう少し改良が必要かなと言ったところです。

ベストなユーカリを見つける前に用土を安定させないと、探すに探せませんよね。

ただ、戸外で、この用土でとなると、delegatensisにとってはパフォーマンスが良い様です。放置するとやたらに伸びてくるので、頻繁にカットして樹高を抑えています。

私も夏場の水やりは、1日1回をMAXにしています。

比較的に風通しの良い場所に置いていますので、ポット上部も乾燥しますので、個別対応で水やりしているのですが、8割位のポットが乾くと個別対応が面倒になり、一気に水やりしてしまうのが命取りの様ですね。

どちらかと言うと東AZよりの管理になっています。

大半のものが前述の用土で5号のポリポットに植わっていますが、良いのか悪いのか低パフォーマンスでゆっくり育っています。
2010年6月に頂いた苗のポリアンセモスに至ってはカットせずに50センチです。

ただ、成長をスローにしているのは、脱支柱と風あたりの関係かも知れません?
By eucalyptus_k at 2012-11-26 12:49 x
Osakano Jieさん、こんにちは!

ゴールデンの粒状培養土は市販の中では
今のところ最もユーカリ栽培には適しているようです。
ただ我が家のように閉鎖されたベランダの場合は、
まだまだ少し保水性が高いくらいです。

> 夏場でも2~3日位なら水やりしなくても良いユーカリ
これは現状、日照の限られた我が家であっても、
夏場はほぼ毎日の水遣りが必須になってきますので、
完全屋外の管理ではかなり難しいのではないでしょうか?

株がわずか20~30cm程度なのに6号鉢であれば、
我が家では3日に1回でも生き残るユーカリは多々ありますが、
そこで元気に成長して、樹高が60cmを超え、
6号鉢でも根がいきわたった株は、1日1回が必須になります。

辛うじてkruseana/orbifoliaなど限定で、
60~80cmほどの樹高があっても、
6号鉢で3日に1回でも耐えられるかなという感じです。
その他のユーカリは我が家でも難しいように思います。

個人的に赤玉土は決してユーカリに悪い用土ではありませんが、
植え替えなしで長期間安定して管理を続けるには
少し厄介な用土かなと思っています。

それは比較的短期間で潰れて微塵になることが多いからです。
赤玉土を活かすには、良いブレンドが必要になるように思いますが、
そのあたりがかなり難しいなと思っています。

特に屋外管理で一旦鉢土が凍結してしまうと、
赤玉土は酷い状況になってしまいます。
凍結を食らうと、硬質赤玉土でも結構崩れてしまいます。

我が家の環境でのお話ですが、
微塵になると、かなり湿潤を好むユーカリ群でしか耐えられず、
特に西AZのユーカリは調子が悪くなっていきます。

我が家では長期安定管理のために、
用土の凍結も防止するように気を付けています。
 
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