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剪定の基本

ユーカリだけでなく、
植物の剪定と言うのはとても難しいものです。

私のように趣味で育てているのであれば、
あちゃー失敗した、、、で済みますが、
販売用として栽培されている方には
商品の品質に関わる大問題です。

最近、良く剪定に関するご質問があります。

ただ私もそんなに多くを知っているわけではなく、
もっと、多くの知識をお持ちの方もいると思います。

最初は良く失敗していましたが、
最近は何故か感覚で切っていると
それなりに樹形が整うようになってきました。

それでも、植物は生き物ですから、
どうしても言うことを聞いてくれない株もありますし、
真っ直ぐにしか伸びてくれない株もあります。

あくまでも、、、ですが、
下記のとっても基本の情報だけお伝えしておきます。

ただ、本当にこのようにうまくいかないこともありますので、
あくまでも基本情報として心に留めておいてください。

fancybox記事228の画像1

良く初心者の方は、剪定=枝を減らすこと
と思っていらっしゃる方が多いようです。

ところが枝を落としてしまうと、
もうそこからは新芽が生えてこずに、
先端の方に成長点が移ってしまうことが多いです。

良くプロの方は、剪定=葉を減らすことだと言います。
枝ごと落とすのでなければ、基本は切った手前の葉元から、
二股に分かれて成長することが多いです。

これを考えて切れば、より枝数を増やし、
こんもりとした樹形に育てられることと思います。

良く、街路樹などで剪定されているものが、
上の画像の良い例のようになっていると思います。

切った直後はかなり不格好になってしまいますが、
あくまでも次への布石であると考えてください。

街路樹などで丸刈りにされている木を見かけますが、
ユーカリは丸刈りは避けた方が良いようです。

ユーカリは確かに、丸刈りでも、切株でも、
復活する可能性の高い植物ですが、
その際は枯れてしまうという覚悟も必要です。

強剪定をする場合も、なるべく葉は残すようにして、
あまり盛夏の強剪定は避けた方が良いでしょう。

ただ、ユーカリは多種多様、
上に伸びる力が強いもの、脇芽を良く出すものと様々です。

よく、緑の手とか、植物と話ができるなんて言いますが、
何となく、毎日何時間もユーカリと触れ合っていると、
ユーカリの声が聞こえるわけではありませんが、
ユーカリが何を望んでいるか、少しわかるようになるときがあります。

とにかく、たくさん触れ合って仲良くなることこそが、
言うことを聞かせるための最も大きなポイントかもしれませんね。

とっても基本情報ですが、
ご参考までによろしくお願いします。

# by eucalyptus_k | 2012-09-07 11:50 | ユーカリ(栽培知識)
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Trackback(0) |  Comments(5)
By アベテツ at 2012-09-10 21:47 x
私も剪定のことでお世話になりました!(^0^)
eucalyptus_kさんの見立てを聞いていなかったら只々がっかりしていたことでしょう。ありがとうございました。
そうそう、ユーカリのタネ、蒔いてみました。いい感じに苗になってきてますよぉ。( ̄ー ̄)
今度写真送りますので宜しくお願いします。m(_ _)m
By eucalyptus_k at 2012-09-13 17:06 x
アベテツさん、こんにちは!
アベテツさんのところのcinerea見事ですよね!
やっぱりプロの剪定はさすがですね!

ついにタネを播かれましたか。
順調とのこと! 写真楽しみにしています♪
By チョコ at 2015-08-15 08:15 x
こんにちは。剪定について大変参考になりました。つきましては、枝の無い部分からはやしたいことをお聞かせくださいませ。レモンユーカリの樹の、 枝が生えてきてほしい部分に、サツキのように幹に傷をつけたりしていますが、枝が出てきません。下の部分に枝が無くてバランスがとっても悪いのです。ここから枝が生えてきたらいいのになぁ…という際の方法を教えてください…。
By eucalyptus_k at 2015-08-17 18:47 x
チョコさん、初めましてこんにちは!

枝のない部分から枝を生やす方法は
おっしゃっている幹に傷をつける方法以外に
安全かつ万全な方法はありません。

ただしこの方法で
枝が出るという保証は全くありません。

後は枯死覚悟で枝を出したい高さで
切株にしてしまうという方法くらいです。

この方法は枯死する危険性もありますし、
時期や株の生命力を見ての覚悟が必要ですが、
比較的高い確率で芽を吹くことが多いです。

ユーカリの多くは25m以上の大木がほとんどで
レモンユーカリも50m近い樹木に育つ品種です。

言ってしまえば、ケヤキやクスノキ、
ヒノキやスギの苗木を育てているのと同じですので、
下から枝を出させて、コンパクトに管理をするというのは
正直限界があります。

大型樹木ですから最高樹高を目指して、
どんどんと木化しながら背丈を伸ばしていく性質が強いので、
下枝がなくなっていくのはある種自然なことです。

個人的には一気にバッサリいくか、
とにかく早め早めの剪定を心がけるくらいです。

他にはなるべく小型で脇芽を出しやすい、
Mallee型やShrub型の品種を選択するしかありません。
By チョコ at 2015-08-19 17:15 x
コメントアドバイス、ありがとうございました!特に、『どんどんと木化しながら背丈を伸ばしていく性質が強いので、下枝がなくなっていくのはある種自然なことです』ということには、大変納得いたしましたm(_ _)m。確かに、私の木は、毎年脱皮を繰り返しながら、幹の部分がひょろひょろと長くなり、上ばかり延びて新芽を出し、賃貸の一階なものですから二階に届かないようトップを切って切って…としているうちに変な形になってしまったのです。上の方の枝がヒョローと先の方ばかりに葉っぱがついて…。実は苗で買った時、膝丈のものが、まさかこんなに大きくなるとは思わず…しかしながら、テレビで見て、この葉を数枚鍋で煮ると天然のアロマの香り、レモンの香りが漂うので大切にしています。
アドバイス、どうもありがとうございました。
 
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