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ユーカリの寄せ植えは止めた方が良い!

最近色々な方からお話を聞いていると
ユーカリを寄せ植えするのはどうかという話が出てきます。

確かに狭い日本ですし、場所の確保も大変ですから
寄せ植えしたいという気持ちは良くわかります。

実はこの私も、狭いベランダで、場所の確保が困難で、
いくつか寄せ植えをしたことがあります。

Eucalyptus bridgesiana + Eucalyptus orbifolia
Eucalyptus gunnii ssp. gunnii × 2
Eucalyptus cinerea × 2
Eucalyptus pulverulenta × 2

上記のような寄せ植えをやっていました。
特にorbifoliaの寄せ植えは、
性質が全く違うので最悪ですね。。。

でも、、、
ユーカリ程寄せ植えに適さない植物はありません。

最初のうちは問題ないのですが、
根張りと吸水が激しいので、
いずれはどちらかの株が食われて枯れたり、
共倒れになってしまうことさえあります。

まず、無理を感じたのは、
性質の違うbridgesianaorbifoliaの寄せ植えでした。
これについては一昨年の秋に植え分けを行っています。

鉢から抜いてみると、思った以上に最悪な状況でした。
鉢の中はほとんどがbridgesianaの太い根で覆われており、
orbifoliaの根なんてどこにも見当たらない程でした。

今でも覚えていますが、
難解なパズルを解くかのように
根を切ることは全くないくらいの丁寧さで、
1時間以上かけてbridgesianaの根をほどき、
その中からorbifoliaの根を救い出しました。

救い出したorbifoliaの根は
仙人の髭のように細く真っ直ぐに伸びていました。

そこから植え分けた後、bridgesianaは凄い根だったので、
特に大きな痛みもありませんでしたが、
orbifoliaは悲惨でほとんどの葉がなくなり、
もう完全に枯れてしまうという覚悟をしていましたが、
何とか奇跡の復活を遂げて、
今は1m近い立派な株になってくれています。

私は今まで多くの植え替えに失敗し、
枯らせた株は星の数ほどあります。

この事例は、その経験が活かされた
奇跡の結果だと思ってください。

その他の上記の寄せ植え株も60~80cmを超え、
もう限界になっていると判断して、
今年の春~初夏に植え分けを行うことに決めました。

ここまで大きくなると、片方の弱い方の株が食われて、
明らかに樹勢に差が出ているのが一目瞭然です。

全ての株について、最悪な状況でした。

60~80cmを超えるまでに育っていますから、
もう根は完全に一体化しており、
ほぐすのは途方もない労力が伴うと思い落胆しました。

それでも共倒れを避けるために、
時期も時期ですが、できる限り丁寧に時間をかけて、
樹勢の強い方の株を優先して、解いて
何とか植え分けを行いました。

その結果は。。。

Eucalyptus gunnii...樹勢の弱い方が枯死
Eucalyptus pulverulenta...樹勢の弱い方が枯死
Eucalyptus cinerea...両方生存

という悲惨な有様でした。

cinereaが両方生き延びたのはある種奇跡ですが、
あまり樹勢に差がなかったのが良かったようです。

それでも痛みはものすごく、
一旦は共倒れの覚悟を決めた程です。


このようにユーカリの寄せ植えは
とても悲惨な結果をもたらすものです。

季節の寄せ植えとして見せて、
季節が終わったら抜いてしまうのなら別ですが、
ユーカリを末永く育てていたい方は
絶対に寄せ植えは行わない方が良いです!

もし場所がないのならば、
小さな鉢で無理やり育てた方が良いです。
極端な話、ポットのまま置いていた方がまだ良いです。

どちらにしてもユーカリには災難でしょうが、
こちらの方が、枯れてしまうことはないので遥かにマシですし、
元気がなくなってから、いくらでも対処は可能です。

最後にその他の植物との寄せ植えですが、
これも基本的には止めた方が良いです。

ユーカリは自身の落葉の精油により、
土中の成分を自分に合わせる性質を持っています。
また、観葉植物ではなく、大型樹木なので、
根張りが他の草木では到底太刀打ちできません。

また、多くの品種で用土を酸性にする力が強く、
アルカリ寄りのpHを好む、多くの花草は
元気がなくなったり、枯れてしまったりします。

ユーカリは毒を出して、他の植物を枯らすとまで言われています。
実際は毒を出すというのは嘘ですが、
上記の要因により、結果的には他の植物を食ってしまいます。

下の写真は、私の教訓とするために撮った
枯れたgunniiの写真です。

このgunniiは私が初めて育てたユーカリだったので、
とてもショックで少し涙がこぼれましたCry

fancybox記事214の画像1

fancybox記事214の画像2

このような悲惨な結果を招かないためにも
ユーカリの寄せ植えは絶対に避けてください。

# by eucalyptus_k | 2012-08-08 08:22 | ユーカリ(栽培知識)
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Trackback(0) |  Comments(2)
By Osakano Jie at 2012-08-08 22:35 x
eucalyptus_Kさん、こんばんわ。

わたしも寄せ植えはお勧めできませんね。
確かに1本植えは、最初のうちは枝数も少なく寂しい限りですが、根っこの張りは中途半端ではありませんよね。
1本植えでも5号鉢で育てている間は、なんということもありませんが、10号鉢で根っこがパンパンになって、今は15号鉢に植わっているものが何鉢かありますが、この中に間もなく根っこがパンパンになろうとしているものもあり、この後どうしようかなと思案に余るものがあります。

また、盆栽鉢で寄せ植えしているものもありますが、大きく出来ないので結構苦戦していますというか、ほぼギブアップ状態です。
By eucalyptus_k at 2012-08-09 11:34 x
Osakano Jieさん、こんにちは!

寄せ植えは最初のうちは楽なのですが、
あとあととても悲しい結果を招きますね。

小さなうちはまだ根も広がっていませんから
植え分けができなくもないのですが、
80cm近くまで育ってしまうと、
もう根は完全に一体化しており、
ほぐすのは根鉢の全崩し状態以上となり、
無傷で救い出すことは不可能になります。

以前は場所のない場合は寄せ植えすることもありましたが、
今は全てポット苗のまま育て続けるという方針に変えました。
その方が、傷んでも何かと融通か効くからです。

15号鉢は凄いですね!!!
でも、最終的には数十メートル級ですから、
鉢植えでは際限なく大きくなるのでしょうね。。。

スリットポットは他の鉢と違い、
根が飽和状態になっても、成長こそ止まり始めますが、
なかなか下葉を落とさないので重宝しています。

さすが長期保管が必要な販売株用に開発された
プロ仕様なだけはあります。
 
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