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ポット苗での長期間管理について

普通のお宅でユーカリを数苗買って
育てている人にはあまり縁のないお話ですが、
私のようにタネを播いて多数育てていると、
置き場所の問題から、多数余剰苗が発生し、
いつまでもポットのままで管理するということがあります。

そのような場合に、
最近危険なポイントを発見しました。

ポットというと、
一般的なポリポットを思い浮かべると思います。

我が家でもコストの面で優秀なので、
長らく、通常のポリポットを長らく使用していました。

ところが、このポリポットで育てていると、
もちろんのことながら根のサークリングが起きます。

大抵の場合は、根がサークリングして、
ポットの底に溜ることになります。

すると、根のある底部分の用土は良く乾くのに、
根のない中部から上部の用土が
いつまでも湿っているという状態になります。

この場合、根のある部分の用土は乾燥しているため、
株には水切れの症状が出るのですが、
用土の上部の大半はまだ湿っています。

この状態で長らく育てていると、
用土が乾きにくく、雨の多い季節になると、
用土の部分過湿で根腐れが起きます。

これで我が家の、ポリポットで放置して
40cmを超えるような苗はほぼ全滅しました。

底面吸水という抜け道もありますが、
素人では施設も設備もありませんし、何よりも面倒です。

そこで、優秀なのがスリットポットです!
鉢ではなく、あくまでもポットです。

スリットポットを使用すると根のサークリングがなく、
根が底部だけでなく、ポットの中部~上部にも
ふんだんに行きわたるため、
根の部分過湿を防止することができます。

コスト的には少し痛いところですが、
今後、全てのポット苗に
スリットポットを使用することにしています。

その場合、60cm程度になっても、
傷むことなく、蕾を付けるような
ポット苗も出てきている次第です。

本当はしっかりと鉢に植え付けたいのですが、
どうしても場所がないための苦肉の策です。。。

普通はポット苗で放置ということは、あまりないかと思いますが、
タネから多数の苗を育てている人はぜひ参考にしてください。

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ちなみに、環境が良く、高温乾燥を確立できるような、
プロの栽培現場には、あまり関係がないかもしれません。

# by eucalyptus_k | 2012-11-22 12:48 | ユーカリ(栽培知識)
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