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ハートリーフユーカリの品種特定

世間ではハートリーフユーカリという名称で
販売されているユーカリがたくさんあります。
もちろんそんな学名のユーカリはありませんので
販売用に名付けられた販売名ということになります。

日本でハートリーフユーカリというと、
一番有名なのが何といっても
polyanthemos(ポポラス)です。
フラワーアレンジ等で良く使われる品種としてお馴染みですね。

そのため、ハートリーフユーカリ=polyanthemos
として売られていることが多いです。
ところが実際はハートリーフ名で売られているものは
ほとんどがorbifoliaであることが多いです。

このたび、Osakano_Jieさんがお育てになっている
ハートリーフユーカリの特定を行いました。
もちろん正答率100%とはいきませんが、
私が今まで色々調べてきた知識と経験に照らし合わせて、
この品種はorbifoliaであると特定しました。

Osakano_Jieさんは、わざわざその葉をお送りくださいました。

fancybox記事78の画像1

この葉を早速拝見して、
私が所持しているorbifoliaの葉と似ていると思いました。
下の写真が私の所持しているorbifoliaの写真です。

fancybox記事78の画像2

そして次に、葉を一枚裂いて、その香りを嗅がせていただきました。
非常に爽やかで、ほんのり甘い、柑橘系の香りがしました。

ここで、その外観と香りから判断して、
polyanthemosではないなと特定しました。

外観については、うまく表現できないのですが
とにかくたくさん見てきた経験です。
polyanthemosorbifolia
とにかくたくさん見ていただくと必ずわかります。
葉の付き方、葉脈、葉の形、色、見所はたくさんあるのですが、
下の写真がpolyanthemosの特徴を明確に表している一枚です。

fancybox記事78の画像3

香りについては、polyanthemosはシネオールの濃い品種です。
pulverulentacinerea等のような、
スーッとしたペパーミントや樟脳のような香りがします。

polyanthemosではなく、甘く爽やかな柑橘系の香り、
ということで、絞られるのは
orbifolia、websteriana、decipiensの三種です。
私のブログでハートリーフ三兄弟と呼んでいる3種ですね。

この3種の特定は非常に難しいです。
はっきりいって100%の正答率を出すことは不可能です。
よってここでは違った見方で特定していきます。

まず、decipiensはこの三種の中で少しだけ外観が異なります。
比較的、ツル性植物のような生え方、
真っ赤な幹の色、そして他種に比べて葉柄が短いことです。
また日本では余り見かけることのない品種でもあります。
上記の特徴と比較して、decipiensではないと特定しました。

次にorbifoliawebsterianaの比較ですが、
これは外観での判別はほぼ不可能です。
敢えていうならば、orbifoliaの方が新芽が白くなる、
websterianaは新芽のうちから綺麗なハート型だが、
orbifoliaの新芽は団扇型の傾向が強い、
orbifoliaは中心の葉脈以外目立たない、
orbifoliaは幹が緑~黄色でWebsterianaは赤茶色、
orbifoliaの方が葉の大きさが大きくなる。
といくつか特徴をあげることはできるのですが、
これは個体差で十分潰されてしまう程度の特徴です。

まず上記の特徴に照らし合わせてみると、
orbifoliaの可能性が高いと思われました。

次が決め手の要因です。
websterianaはとにかくマニアックで激レアです。
私も種子の輸入を試みましたが、
いくつかの種屋で手に入らないと断られました。
(今は何とか販売している種屋を発見しています。)

そのため、親愛なるこあら師匠の農場で苗を購入しました。
それから色々調べているうちに、websteriana
日本ではこあら師匠の農場にしかないと気づきました。

現地でも知る人ぞ知る品種で生息地も非常に限られています。
またユーカリ栽培の盛んなアメリカやイギリスでも
websterianaはほとんど知られていません。
そんなマニアックなユーカリが日本で売られているはずがない。
それに反して、orbifoliaは結構たくさん売られています。
ハートリーフ名でネットでいくつか見つけることもできます。

Osakano_Jieさんは特定対象のハートリーフユーカリ
こあら師匠の農場で購入されたわけではありません。
よって、最後の要因、日本での流通を考えて、
Eucalyptus orbifoliaであると特定しました。

最後にpolyanthemosは大阪の冬に野外に出しておくと、
紅葉のように赤く紅葉することになります。
orbifoliaは紅葉することなく、
冬でも葉をほとんど傷めずにいきいきと育ちます。

# by eucalyptus_k | 2010-05-01 00:34 | ユーカリ(品種知識)
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日本のユーカリ実情(2)~名称別分析~

次に、実際に出回っている名称別に
書いていきたいと思います。

【銀丸葉】
一応、cinereaの和名となっていますが、
基本的には銀葉で丸ければOKなのが結論です。
知らない人から見れば、日本で出回っているユーカリは
ほとんどが銀丸葉ではないでしょうか。
実際にこの名称が使われているものでは、
cinerea、gunnii、polyanthemosを見かけました。

【シルバーダラー】
これもシルバーでダラー(硬貨)なので、
銀葉、丸葉であればOKなのが結論ですね。
この名で売られているものとしては、
原種のシネレアより少し小柄で銀白色の控え目な、
cinerea var. pendulaを多く見かけました。
どういうわけか今年は流通がほとんどないようです。
一度、生産元に学名を問い合わせたことがあります。
その答えはEucalyptus silver dollerでした。
もちろんそんな学名のユーカリはありません。
海外でsilver doller名での種の大量安価販売がありましたので
これを今取り寄せています。
結果は来年育ったらご報告します。

【シルバーダラーガム/ポポラス】
これは、そのままpolyanthemos(ポポラス)の英名です。
ところが日本では扇型の葉のユーカリ=ポポラスみたいです。
よってorbifoliadecipiensが混ざっていることもあります。
実際polyanthemosとして販売されているものは、
orbifolia等であることがほとんどでした。

【銀世界ユーカリ】
もともとは確か会津の方の地場産業で
切枝用のユーカリ栽培に力をいれており、
その出荷名が銀世界というところが発祥のはずです。
そちらで育てているユーカリは独自に開発した品種とありましたが、
確かめてみたところpulverulenta 'Baby Blue'です。
これはpulverulentaの改良品種で、
小型で耐寒性があり、湿気にも強く、香水のような香りがします。
また、樹高が私の背より低くても花が咲くという
花屋で販売するために生まれたようなユーカリです。
また、銀世界というのは切枝での販売名が多いようで、
この名で売られている切枝は、
私が見たもの全てpulverulentaでした。
pulverulentaは新芽が非常に綺麗な白銀色なのですが、
しばらくすると葉が風に揺られてこすれて普通の緑になります。
ところが切ってしばらく置いておくと、葉が真っ白になってきます。
その姿が白くて綺麗なので銀世界と名付けたようです。
これもたまにcinereaの切枝が混ざっていますが、
cinereaは干からびると色あせるので
pulverulentaの方が切枝としては価値があるようです。

【アップルボックス】
これは珍しく、英名通りにbridgesiana
間違いがあったことは今のところ見たことはありません。
他とは少し変わった葉型&生え方なのが原因でしょうか。

【レモンユーカリ】
他にはない外観と香りなので
citriodoraで間違いはありませんでした。

【グロブルス】
ほとんど間違いはないのですが、
gunniiと混ざっていることが結構あります。
本当は非常にユーカリらしいユーカリなのですが、
あまり普通の人に好まれる外観ではないからでしょうか。
以外に見かけることは少ないです。

【マウンテンスワンプガム】
英名の通りcamphoraです。
比較的良く見かけることがありました。

【マリーレッドガム】
英名の通りcamaldulensisです。
大きな木でたまに見かけることがありました。

【レッドアイアンバーク】
英名の通りsideroxylonです。
これも大きな木で非常に稀に見かけることがありました。

【ペパーミントユーカリ】
これはradiataのことです。
これも大きな木で非常に稀に見かけることがありました。

【リトルボーイブルー】
これはpulverulenta 'Baby Blue'が正体です。
これは実際に販売されているところが日本で2か所。
両方から取り寄せたことがありますので間違いないかと思います。
リトルボーイブルー=kruseanaという文献もありますが、
kruseanaが日本で出回ることはほぼありません。

【ハートリーフユーカリ】
私が見たものではorbifoliaが最も多く、
cordata、camphora、polyanthemos、
albens、niphophila
などがありました。
いつも品種の判別が困難で泣きそうになる名付け方です。

【グニー】
まあほとんどはこれです!(笑)
圧倒的なシェアを誇っていると思います。
でも、本当に日本で&鉢植えで育てるのには最適のユーカリで
日本人女性好みの外観なんだなあと思います。
たまーにglobulusが混ざっていることがあり、
一度、parvulacrenulataが混ざっているところも見ました。
品種の判別については現在判別中ですが、
よく見かけるgunniiの外観は下記の通りです。

<白銀色で幹が赤く丸葉>
これが一番綺麗かなあと思っています。
葉が少し肉厚で白銀色が強いのが特徴です。
これが多分、ノーマルのssp. gunniiかと思っています。
たまにコマルバユーカリの名称で売られています。

<緑が濃くて葉が若干楕円葉(葉が少し大きめ)>
これは葉の付き方を見ると
ssp. archeriの特徴ににていますが、
詳細は定かではありません。
少し強めの香りがあります。

<通常の緑色で楕円葉、最もgunnii的なgunnii>
葉はしっかりとした楕円形で適度な緑色です。
また写真のように可愛らしく生えています。
これがssp. divaricataのように推測しています。

<白銀色が強めの楕円葉>
これは私も紹介させていただいている
silverdropという販売名のものです。
ssp. gunniiの園芸品種という説が有力です。

あくまでも私の情報収集の結果ですが
ご参考までによろしくお願いいたします。

ほんと私ってオタクだなあと思います(笑)。

# by eucalyptus_k | 2009-12-23 20:26 | ユーカリ(品種知識)
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ユーカリを種から育ててみる~総合版~(3)【写真公開】

何とか育苗も落ち着いてきました。
生育がいまいちだったのは
ハダニにやられている苗がたくさんあったからでした><;

ちょっと家のベランダでハダニ繁殖しすぎ!!
ホントこいつとは長い付き合いになりそうです。

とりあえず慌ててもしようがないので
ボチボチいきますか~♪

あかんかったら来春に再チャレンジ!
このくらいのほほんとポジティブに進みましょーw

というわけでようやっと写真が撮れましたので
現在育苗中の全てを公開いたします。

もしよろしければお付き合いくださいませ^^
------------------------------------------------------------------
●Eucalyptus glaucescens
fancybox記事49の画像1

これ!いけてますよ!5苗も!
私の初チャレンジユーカリ苗です。
しろこさんまだ入用でしたらお待ちください。
来春には適度なサイズまで成長するかなぁ~。

●Eucalyptus macrocarpa
fancybox記事49の画像2

fancybox記事49の画像3

まだまだ安心できないサイズですが、何とか全力を注いでここまできました!
このユーカリ!ぶっちゃけ難しいです。
少しでも過湿だと株元が腐って折れます!
1日以上乾かすと水不足でうな垂れて折れます!

天気と気候を考えてものすごく微妙な水遣りを要します。
今、6苗育っていますが、
ここにくるまでに相当数の種を播き、相当数の苗を枯らせました。
そこでようやっと掴んだ水分管理です!
もうひとつ、種播用土を事前にストレプトマイシンで消毒しました。
そこから格段に枯死する数が減ったのは画期的でした。

●Eucalyptus staigeriana
fancybox記事49の画像4

発芽率が相変わらず激悪です。。。
一つのポットに種を50以上は播いていますが、
一苗発芽するかどうかです。
今のところ2苗発芽中です。
この苗を大切にして来春は大きくなってほしい。
耐寒性に難ありのため、室内で越冬予定です。

●Eucalyptus robusta
fancybox記事49の画像5

先日の順調に育っていた3苗を植え替え時に枯らせました。
くじけずにもう一度種播しましたよ!
そうしたら他に追いつかんばかりに成長中。
こいつも室内で越冬して来春に期待です!

●Eucalyptus pulverulenta
fancybox記事49の画像6

比較的順調に育っていますが
植え替え時に全て枯れていきます。
おまけに手前の方、思いっきりハダニにやられてます。
何とか駆除しましたがさらに数が減りそうな予感。。。
これ以上減ったらもうこのまま育苗します。

●Eucalyptus cinerea
fancybox記事49の画像7

結構たくさん種を播いているんですが
発芽率が悪くこれだけしか育ちません。
苗床をバーミキュライト100と
バーミキュライト50:ピートモス50で試しましたが、
後者の方がほんの少し発芽率がいいように思います。
それでも他に比べると発芽率は悪い方です。
数が必要なのでこのまま育苗する予定です。

●Eucalyptus polyanthemos
fancybox記事49の画像8

発芽率が良すぎて、ご覧のようにツメツメ状態。
用土もバーミ+ピートは少し失敗かも。
混み合ってるところは蒸れて折れていきます。
かなり過湿には苦手っぽいので、
次回チャレンジするときは川砂か何かでやると良さそうです。
何とかいくつかは確保できそうですかね。。。

●Eucalyptus camphora
fancybox記事49の画像9

こちらトップクラスの成長率で一番順調に育っています。
数が少ないのはすでに個別のポットに植え替え済みだからです。
ただ結構ハダニにやられている苗が多く少し心配です。
でも、一苗確保できればいいので何とかいけそうかな~?

●Eucalyptus neglecta
fancybox記事49の画像10

こやつ意外に難しいです。
一度目に種播したポットはハダニと過湿で全滅しました。
次はより乾燥気味で間を空けてと思ったのですが、
発芽率だけは凄いもので、また間が詰まってしまいました><;
何とか頑張って育てなきゃ。
このユーカリ!意外に人気で結構数がいるんですよ!
(最強耐寒性+冬には紅葉する美しい葉+良い香り+小型が人気の秘訣)

●Eucalyptus pruinosa
fancybox記事49の画像11

前評判ではすっごく難しいと思っていました。
でも発芽率も生存率もなかなかのものです。
他のユーカリはこれだけ間が詰まっていると
結構蒸れて枯れていきますが、
こいつはほとんど蒸れて枯れることがありません!
多分。。。来年1苗は確保できるはずです。
耐寒性は一番ありませんので室内越冬ですね。

●Eucalyptus orbifolia
fancybox記事49の画像12

発芽率はちょい悪ですが、生存率は高いです。
このまま育苗してもいいかなあと思っています。
こいつやmacrocarpa/kruseana
写真でわかるようにV字型の双葉を出します。
この双葉!間が詰まると絡まりまくるのが難点です。。。
耐寒性はないらしいので室内で越冬を予定。

●Eucalyptus cordata
fancybox記事49の画像13

以前も書いたように平均的な成長率です。
種播数が少ないのでこの量の発芽になっています。
ハダニにやられて半数はピンチ!
このまま育苗を予定しています。

●Eucalyptus globulus var. compacta
fancybox記事49の画像14

これも平均的に成長していきます。
種播数が少ないのでこの量の発芽になっています。
ハダニ地獄にあって、ハダニを一切寄せ付けない強靭さ!
試しに一度植え替えてみたら枯れました。。。
もうこのまま育苗することに決めました!

●Eucalyptus kruseana
fancybox記事49の画像15

発芽率は天下逸品ですが、
そのおかげとこの双葉の計上で、
絡まりまくり蒸れまくりで数が激減。。。
こいつも数がいるのでもう1ポット予備に種播。
そっちは順調な速度と間隔で発芽しています。

●Eucalyptus polybractea
fancybox記事49の画像16

バーミ+ピートの過湿用土は失敗><;
この間隔でも結構蒸れていきます。
本当は川砂混じりくらいでいいかもしれません。
少しデリケートに管理しながら何とか一苗は確保したいものです。
耐寒性が危ないので室内管理を予定。

●Eucalyptus radiata
fancybox記事49の画像17

こあら師匠のブログでは発芽に難ありと拝見していたため、
結構たくさん種を播きましたが、cinereaよりはマシな発芽。
ちょっとデリケートに管理した方が良さそうなので
なるべく多く目をかけるようにしています。
何か害虫にも弱いらしい?のでハダニにも注意します。

●Eucalyptus morrisbyi
fancybox記事49の画像18

絶滅危惧種とのことなので凄く難しい?と思っていましたが
発芽の速さと成長の速さはピカイチです。
寒いところのユーカリなので秋という時期が良かったのかな?
ところがこいつ!pulverulentaと1、2を争うへそ曲がり。。。
太陽の方を向いて思い切りグニョっと曲がります><;

●Eucalyptus tereticornis
fancybox記事49の画像19

こあらさん産の取れたて種だからでしょうか?
発芽の速さ成長速度ともに堂々の一位です!
ついこの間種播したところなのにもう双葉から先が出そろっています。
恐ろしく根っこが長いです。(これはいいことらしい。)
こんな小さな苗なのに根っこが下から出る程長いんです。
そこで。。。植え替えは非常に困難です。。。
数が減ったらこのまま育苗しちゃいましょうかね~♪w

 ↓ ここからは発芽なし他くん達です

●Eucalyptus perriniana
はっきりいって全然発芽しない!と諦めていました。
そうしたらついさっき一つだけ発芽しているのを確認!
ただポットの外壁なのでうまくいくか微妙です。
親父にオーダー受けてるんですがいけるかなぁ。。。

●Eucalyptus nitens
こいつは1g全てを3つのポットで全て播きましたが
全てにおいて一つも発芽しませんでした。
種が悪いかもしれないので、
この前と違うところで種を注文しました。
それを播いてからどうなるかのお楽しみ!

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長々とお付き合いありがとうございました。
ここまで読んでいただけたかなぁ。。。心配です。

ああ~枯れてる~ToT おお!凄く成長してる^^/
やった!結構順調かも^0^ ぐあ~いけるとおもったのに>0<

ホント毎日が一喜一憂です!

貴重な経験をさせてくれるユーカリに
心から感謝を表します。
それからいっぱい枯らせてしまったことをお詫びしますm(_ _)m

とりあえず、私も一緒に成長できてるかな?

# by eucalyptus_k | 2009-10-03 04:14 | ユーカリ(タネ播き)
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ユーカリを種から育ててみる~総合版~(2)

最近ブログの更新が滞っておりますが、
実はユーカリについて書くネタが欠乏しています。
※現在、育苗中のためです。

当家にはユーカリ以外にも多数の観葉植物がありますし、
このあたりの紹介と経験談を書いていこうと思っています。


今日のところはユーカリ苗の近況を報告します。
ユーカリは春には凄い成長を見せましたが
秋は今のところ大して成長していません。
そうこうしているうちに冬がやってきちゃいますね><;

現在の状況は下記の通りです。
【写真は後程公開します!】
------------------------------------------------------------------
glaucescens
徐々に徐々に成長しています。
春に植えたものが、今10cm弱。。。
夏に植えたものはようやく双葉。。。
成長おっそいですね~><;
でも期待してます!

macrocarpa
これ!難しいです!
死ぬほど種播いていますが
どんどん死んでいっちゃいます><;
でも、確実に生き残っている苗が5程度。
来年の春に期待しています!

staigeriana
とにかく発芽率が激悪いです。。。
種は150以上播いていますが
発芽したのはたったの2つ。
そのうち1つは昇天して
現在小さな双葉が1本のみ。

robusta
私の育苗環境に合っているのでしょうか?
(沼地出身なので水分多すぎ!?)
種はわずかしか播いていないのですが、
成長が早く3本は期待できそうです!

nitens
【発芽なしのため写真なし】
低温処理が必要とのことで
冷蔵庫で数週間保管しましたが発芽なし。
このまま冬を越して、
来年に期待するしかなさそうです。。。

pulverulenta
結構元気で成長も早いです。
安定して育っていってます。
ただしあっちむいたりこっちむいたり。。。
まっすぐ伸びないのが特徴ですか!?

cinerea
超メジャーでベタなユーカリなので
育成は容易かと思いきや、
発芽率も結構悪く、どんどん死んでいきます。
数が欲しいので頑張って欲しいです><;

polyanthemos
成長は並程度、小さな苗の割には
安定感はそこそこあるように思います。
大きさ的に見て来年の春に期待!

perriniana
低温処理が必要とのことで
冷蔵庫で数週間保管しましたが発芽なし。
聞いた話では結構すぐ発芽するといいます。
種が悪いのでしょうか?
来年の春に違うところから種を買ってみます。

camphora
沼地出身ユーカリの代表格!
家の環境(過湿!?)に合っているのでしょうね。
一番成長が早く、安定感も抜群!
種播数は少ないのに一番数が出そうですw

neglecta
密かに欲しいという人が多いユーカリ。
小さな苗がたくさ~んでましたが、
そこから余り成長が認められません。
メインは来年になりそうですね。

pruinosa
小さな苗がたくさん出ており、
その中に期待できそうなものもちらほら。
耐寒性がほとんどないため、
メインは来年に持ち越されそうです。

orbifolia
発芽率はそんなに良くなかったのですが、
結構生存率は高いように思います。
ただ、耐寒温度は低めなので、
春まで余り成長は見込めないかも。

cordata
今のところ安定感は抜群!
ホント平均的に育っていきます。
でも思っていたより成長は遅めかも。

globulus var. compacta
今のところ安定感は抜群!
ホント平均的に育っていきます。
成長の早さも上々!流石です!

kruseana
これも比較的ベタなので
育苗は容易かと思いきや、
意外に死んでいく&成長控えめ。
ちょっと今のところ読めないです。。。

polybractea
先日やっとこさ発芽しました。
めちゃくちゃ小さな苗です!
これも耐寒性は余りないため、
早めに室内に取り入れて冬を越します。

銀葉アカシア・プルプレア
順調に成長していってます。
来年の春には鉢上げ一番乗りを果たせそうです。

   ↓ ここから新規追加です!

Eucalyptus radiata・・・種播したて。
 >>>精油採取の定番!ペパーミントユーカリ。

Eucalyptus morrisbyi・・・種播したて。
 >>>タスマニアのみに生息する非常に珍しい品種

Eucalyptus tereticornis・・・種播したて。
 >>>こあらさん農場収穫の期待の一種です!

Eucalyptus decipiens・・・注文中
 >>>最近注目されてきたミニハートリーフ。

Eucalyptus websteriana・・・注文中
 >>>オービフォリアの親戚で見事なハートリーフ。

Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue' spiral・・・注文中
 >>>プルベルレンタの改良版園芸品種。
 >>>凄く捩れたりするらしい!?種が高価でした><;


------------------------------------------------------------------

もうユーカリオタク街道果てまでいきそうです><;w
どうやって配置するんでしょう。。。限られたベランダに。。。
余り考えることを止めにしました。
やってみればなんとかなるものさ~♪

# by eucalyptus_k | 2009-09-17 18:26 | ユーカリ(タネ播き)
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ユーカリを種から育ててみる~総合版~(1)

とにかく色々あって、枯らせたりとか、
んでヤケ趣味とで種を植えまくりましたw
ebayで安いっていうのもあります。

もう収集がつかなくなったので
全ての【種から育成企画】を一つにまとめて
速報形式でお伝えしていきます。

現在の状況は下記の通りです。
------------------------------------------------------------------
【第一弾】
glaucescens(1)・・・5苗が双葉から3枚目の葉
【第二弾】
macrocarpa(1)・・・双葉から先が見えた!生存は2苗か!?
staigeriana(1)・・・発芽率激悪(1/46)1苗が双葉の次の葉
glaucescens(2)・・・発芽なし
【第三弾】
robusta・・・たくさん発芽で、双葉から先が見えた
nitens(1)・・・発芽なし
銀葉アカシア・・・1苗かなり成長中、1苗は発芽待ち

   ↓ ここから大きく追加です!w

【第四弾】
pulverulenta・・・たくさん発芽
cinerea・・・たくさん発芽
polyanthemos・・・たくさん発芽
perriniana・・・発芽なし
glaucescens(3)・・・少しだけ発芽
staigeriana(2)・・・1つだけ発芽
nitens(2)・・・発芽なし
macrocarpa(2)・・・鉢に直植えで殺菌済み発芽待ち

   ↓ ここからは新登場のユーカリです!

Eucalyptus camphora・・・たくさん発芽で成長早い!
  >>>沼地に生息する樟脳ユーカリ!ハートリーフ
Eucalyptus neglecta・・・たくさん発芽
  >>>コンパクトで寒さにかなり強い強健な丸葉品種
Eucalyptus pruinosa・・・たくさん発芽
  >>>文献に少ない、希少な銀葉小型品種
Eucalyptus orbifolia・・・種播済み発芽待ち
  >>>葉がハート型に最も近い人気の品種
Eucalyptus polybractea・・・今のところ種播なし
  >>>精油採取の定番!青細葉で強い香り

【第5弾】
cordata・・・種播済み発芽待ち
kruseana・・・種播済み発芽待ち
bridgesiana・・・今のところ種播予定なし
globulus var. compacta・・・種播済み発芽待ち
------------------------------------------------------------------

もうユーカリオタク街道まっしぐらですね><;w

何故か、perriniananitensのみ発芽なし。
glaucescensstaigerianaは発芽率が悪い。
それ以外は全てが4日程度で発芽しています。

 ↓↓↓調べた結果わかりました!

glaucescens/perriniana/nitens・・・冷蔵庫で1ヶ月ねかす低温処理を要する。
staigeriana・・・山火事を模擬経験させるため、低温の煙で燻す。


うまくいけばユーカリ紹介をたくさん更新できますね!

# by eucalyptus_k | 2009-08-27 00:55 | ユーカリ(タネ播き)
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