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本格的な寒さの到来とユーカリ

昨日はついに本格的な寒さがやってきました。
大阪でもマイナスに食い込むほどの寒さで、
水面に氷が張るような状況にまでなっていたようです。

今までは寒くても6℃程度だった暖かな家のベランダでも、
昨日は1℃くらいまでは冷え込んだのではないでしょうか。

朝起きてみると、
寒さで先端のヘタった株がいくつかありました。

特に酷いのがこの4株、、、
Eucalyptus camaldulensis
fancybox記事125の画像1

新芽を含む先端が完全にヘタっています。
ちょうど水を与えた直後だったのが災いしたのかもしれません。

Eucalyptus pachyphylla
fancybox記事125の画像2

Eucalyptus gamophylla
fancybox記事125の画像3

先端が完全に折れ曲がって、
いつもは硬めの葉がヨレヨレになっています。
元々あまり寒さには強くない品種なのかもしれません。

Eucalyptus polybractea
fancybox記事125の画像4

そんなに寒さには弱くはない方なのですが、
これもちょうど水を与えた直後だったのが
災いしたのかもしれません。
元々、いきなり水切れするような目の離せない品種です。

他にも軽度ですがいくつかあります。

Eucalyptus Moon Lagoon
fancybox記事125の画像5

新芽の先っぽがヘタって曲がっています。
さすがにいきなり冷えて少し参ったのでしょうか。

Eucalyptus kruseana
fancybox記事125の画像6

横から出た新芽だけが完全にヘタっています。
しっかりと育った葉には一切影響はありません。

Eucalyptus albopurpurea
fancybox記事125の画像7

この品種は寒風をビュンビュン食らうとすぐヘタりますが、
風がやみ、寒さが控え目になるとすぐに戻ります。

Eucalyptus leucoxylon ssp. pruinosa
fancybox記事125の画像8

この品種も少しでも寒風を食らうとヘタったり、
朝方少し冷え込んだだけでヘロヘロになりますが、
太陽が昇って暖かくなるとすぐに戻ります。

他にもtorquata/polyanthemos/melanophloiaなども、
先端の葉が少しヘタっていました。

結局、夕方には寒さが控え目になり、
夜は6℃くらいまで気温が戻ってきたようです。

夕方に観察したらほとんどの品種は無事に戻っていました。
※gamophyllaは単純に水切れだったようです。。。

pachyphyllaの調子だけがイマイチ戻らないので、
簡易温室に避難させたところ、夜半には無事戻っていました。
残念ながらkruseanaの新芽だけはやられてしまったようです。

ちなみにkruseanaはしっかりと育った葉や株については、
昨日ほどの冷え込みでは全然被害は受けていません。


一方、寒さに弱い?と心配のmacrocarpaはどうでしょう。
我が家では最も日当たりの良い場所に置いていますが、
この場所は寒風をまともに受ける、最も冷え込む場所でもあります。

fancybox記事125の画像9

特に何も被害は受けていません。
今年の初冬の木枯らし一号では少しだけ葉が痛みましたが、
その経験をバネにして、また少し寒さに強くなったようです。
成樹の耐寒温度は-3℃~-5℃と言われています。
家のベランダでは越冬が可能ではないかと思っています。

他では寒さに弱いと言われているレモンユーカリも、
全く被害を受けていません。(樹高は1m20cm程あります。)
これも家のベランダでは越冬ができると考えています。

最後に、この季節に一際美しい!
タスマニア出身の2つの品種をご紹介します。
ちなみにこれらの品種は昨日の寒さなどものともしません。

Eucalyptus tenuiramis
fancybox記事125の画像10

7月初旬にタネを播き、8月まではスローに成長。
9月~11月でビックリするほど成長しました。
寒くなってからは葉が白色~ピンク色になって一際目立ちます。
葉がツキヌキ状に育ってきています。
余り水のいらないgunniiといった感じで育てやすいです。

Eucalyptus risdonii
fancybox記事125の画像11

これも7月後半にタネを播き、夏は全然動かず、
10月~12月初旬のかなり涼しい時期に一気に成長しました。
寒くなってからの葉色は宝石のように白く輝いて美しいです。
今更ながら育てていて良かったなあと思わされるユーカリです。
葉は完全にツキヌキ状になっています。
かなり水が大好きで、gunniiとほぼ同様の管理で育てられます。
とにかく、めちゃくちゃ綺麗でオススメです!

# by eucalyptus_k | 2010-12-18 03:46 | ユーカリ(栽培実績)
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2010/10/24 ユーカリ育成の近況(1)

恒例の育てているユーカリたちの近況です。
今回も「鉢植えになっている」ユーカリほぼ全てを公開します。
※今回はABCD順に公開していきます。

robusuta/rudis/citriodoraなどについては、
既に大幅な剪定を行ってしまったため省いています。
robusuta/rudisについてはユーカリ紹介の写真が最新です。
またcitriodoraは2m近くまで成長していました。

この他にもポット苗が多数あります。
またポット苗にはここにはない品種もあります。
これは自身の記録としても使用しているので、
お時間のある方のみご覧になってくださいね。
何しろ数が多いですから^^;

写真は全て撮影を完了しているのですが、
数が多いため、全5回に分割してアップしています。
よろしくお願いいたします。

<バックナンバー>
・2010/5/1の状況
・2010/5/7の状況
・2010/6/5の状況
・2010/6/19の状況
・2010/8/8の状況(1)
・2010/8/8の状況(2)
・2010/8/8の状況(3)
・2010/8/8の状況(4)

●Eucalyptus albida
fancybox記事111の画像1

種播時期:今年初夏
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

一時は全滅の憂き目を見たalbidaですが、
日光にさえしっかりと当てていればそんなに難しくはありません。
家ではその日光だけというのが中々困難なのですが。。。
これでも少し日照不足ですがマイペースに育って欲しいものです。

●Eucalyptus albopurpurea
fancybox記事111の画像2

種播時期:今年春
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

梅雨時期にはうどんこ病に苦しめられましたが、
薬漬けになってから、夏以降は非常に順調に育っています。
真夏より、少し涼しくなってからの方が成長が良いです。
また、思ったよりはですが、比較的水を好む品種のようです。

●Eucalyptus aromaphloia
fancybox記事111の画像3

種播時期:苗を購入
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

成長力は非常に旺盛で初夏~秋にかけて
二度も大きな剪定を行っていて、この状態です。
新芽がチョコチョコうどんこ病に罹り、
薬をまいてもきりがないので非常に厄介です。
ただ、うどんこで枯死するようなサイズではなくなりました。

●Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'
fancybox記事111の画像4

種播時期:昨年冬
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

成長が非常に遅く、成長しているのかどうかわからないほどです。
いつまで経っても葉が大きくならず、
片方の葉の直径が1~1.5cm程しかありません。
元来少し成長の遅い品種なのでのんびりいきたいと思いま~す。

●Eucalyptus globulus ssp. bicostata
fancybox記事111の画像5

種播時期:今年春
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

当初は成長がスローで、夏はほとんど動きませんでしたが、
秋になり涼しくなってから急激に成長を始めました。
育てていて、日本で出回っているglobulus
ほとんどがこれなんじゃないだろうかと思っています。
適度に葉が白く美しく、若干小ぶりで非常にスタンダードです。

●Eucalyptus bridgesiana
fancybox記事111の画像6

種播時期:苗を購入
現在樹高:60cm
鉢サイズ:6号素焼き
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

今年は撮影後にほとんど丸坊主近くにまで強剪定しました。
成長力が家ではトップクラスで越冬経験もあるので安心です。
根張りが強烈で、この鉢は既に根っこでパンパンです。

●Eucalyptus caesia ssp. magna
fancybox記事111の画像7

種播時期:今年春
現在樹高:20cm
越冬場所:野外
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

家の環境には余り合っているとは言い難いユーカリですが、
何とかここまで育ち、ユニークな葉形が見られるようになりました。
葉はかなり丈夫で分厚いのですが、
ハダニ
の被害が尋常ではありません。
二度薬漬けにしていますが、薬害は全く出ません。
とにかくかなり乾燥好みで真夏のクソ暑いのが大好きでした。

●Eucalyptus camaldulensis
fancybox記事111の画像8

種播時期:昨年冬
現在樹高:30cm
鉢サイズ:5号素焼き
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

双葉時点での育苗はかなり相性が悪かったのですが、
それから先はほおっておいても安心できる品種の一つです。
本当に水遣り以外放置していますが、病虫害はほとんどありません。
たまにホコリダニに新芽をやられますが、
大して深刻ではありません。

●Eucalyptus camphora
fancybox記事111の画像9

種播時期:昨年秋
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

既に春~秋で2度剪定をしていますが順調に育っています。
この品種は強健なので少し日当たりの悪い場所に置いているため、
葉がかなり薄くペラペラでうどんこ病の被害が酷いです。
それ以外はほおっておいても安心して育てられます。

●Eucalyptus cinerea
fancybox記事111の画像10

種播時期:昨年冬
現在樹高:12cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

家ではかなりイマイチだったcinereaですが、
ここにきて脇芽が出て順調になってきました。
今まではハダニうどんこ病に苦しめられ、
一度薬漬けになっています。

●Eucalyptus cladocalyx nana
fancybox記事111の画像11

種播時期:今年春
現在樹高:18cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

いつまで経っても葉が分厚くならずに、
病害虫の被害が大きく、中々健康な状態になってくれません。
日照不足もあると思いますが、元来そのような性質です。
少し涼しくなってからの方が順調ですが、
育てにくく、防護力も弱いので少し厄介なユーカリです。

●Eucalyptus cordata
fancybox記事111の画像12

種播時期:昨年冬
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

最初は簡単だとかなり舐めていたのですが、
育ててみるとデリケートで成長も遅く少し厄介でした。
暑いのはあまり好きではないようで、
涼しくなってからの方が本領発揮のようです。
うどんこ病の被害が出やすい品種なので注意が必要です。
樹高は真っ直ぐに伸ばしてみると25センチを超えています。

●Eucalyptus crenulata
fancybox記事111の画像13

種播時期:今年春
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

湿度が高く日陰という家の環境が非常に合っていたようで、
ビックリするほど順調に育っています。
水食いで寧ろ湿気た環境が大好き、
日焼けしやすいので日陰も大好きという、
ベランダで育てるならこれだ!というユーカリです。
ハダニうどんこ病の被害はありますが比較的軽いです。

●Eucalyptus crucis
fancybox記事111の画像14

種播時期:昨年冬
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

半日以上の直射日光を維持することが成長のポイントです。
また、西AZ軍団の中では比較的水が好きな方です。
とにかく白い葉が美しいのでどんどん大きくしたいです。
うどんこ病には弱いので注意が必要で、
葉が白いため発見が遅れてしまいがちです。

パート1はこれで終了です。
パート5まで続きます。
お時間のある方はお付き合いください^^V

# by eucalyptus_k | 2010-10-27 03:32 | ユーカリ(栽培実績)
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2010/8/8 ユーカリ育成の近況(2)

恒例の育てているユーカリたちの近況です。
今回は「鉢植えになっている」全てのユーカリを公開します。
この他にもポット苗が多数あります。
またポット苗にはここにはない品種もあります。
これは自身の記録としても使用しているので、
お時間のある方のみご覧になってくださいね。
何しろ数が多いですから^^;

写真は全て撮影を完了しているのですが、
数が多いため、全4回に分割してアップしています。
よろしくお願いいたします。

<バックナンバー>
・2010/5/1の状況
・2010/5/7の状況
・2010/6/5の状況
・2010/6/19の状況

●Eucalyptus dives
fancybox記事101の画像1

種播時期:昨年冬
現在樹高:8cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光の当たらない日陰

置き場所が悪いため成長は緩慢ですが、
背を伸ばすよりも葉を大きくすることを優先するようです。
マイペースですが病虫害知らずで安定して育ってくれます。

●Corymbia maculata
fancybox記事101の画像2

種播時期:今年初夏
現在樹高:6cm
鉢サイズ:5号プラスチック
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

torquataの種に混ざって発芽したものを育てました。
5月末頃に種を播いたものですが成長は早いです。
このとおり頑張って品種の特定も行いましたよ><;
非常に安定して育つのでほとんど放置しています。

●Eucalyptus robusta
fancybox記事101の画像3

種播時期:昨年冬
現在樹高:50cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光の当たらない明るい日陰

他の多くの品種と同じ時期に種を播いたにも関わらず、
たった2ヶ月あまりで40cm以上成長しました!
私が育てたとは思えないほど優秀に育っていますw
家の環境に思いきり合ったということでしょう。

●Eucalyptus camaldulensis
fancybox記事101の画像4

種播時期:今年春
現在樹高:12cm
鉢サイズ:5号陶器
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

私と相性の悪いユーカリでしたが、何とかここまで来ました。
暖かくなってから一気に成長していきました。
病虫害知らずで今は安定しているためほとんど放置です。

●Eucalyptus perriniana
fancybox記事101の画像5

種播時期:昨年夏に苗を入手
現在樹高:80cm
鉢サイズ:5号陶器
置き場所:直射日光の当たらない明るい日陰

家に来た当初からハダニうどんこ病に苦しめられてきましたが、
何とかここまで大きくなってくれました。
5号に2株とかなり無理がありますが、1株はかなり元気です。
最近気づきましたが、あまり水を必要としないようです。

●Eucalyptus goniocalyx
fancybox記事101の画像6

種播時期:昨年秋に苗を入手
現在樹高:60cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光の当たらない明るい日陰

昨年の秋に25cm程度の苗をこあら師匠から頂きました。
今年暖かくなってから激しく成長を始め、ここまで来ています。
これもかなり水食いで2~3日程度で水切れを起こします。

●Eucalyptus radiata
fancybox記事101の画像7

種播時期:昨年冬
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

元々日光の当たる場所に置いていましたが、
当たらない場所に移動したら、そこから葉が小さくなりました><;
最近また、日光の少し当たる場所へと移動させています。
家ではかなり成長速度が遅い方になります。

●Eucalyptus polyanthemos ssp. polyanthemos
fancybox記事101の画像8

種播時期:昨年冬
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

昨年のかなり早い段階から種を播いていましたが、
今年の春播いたssp. vestitaに追いつかれてしまいました。
春はあまり大きく成長はしなかったのですが、
夏になって暑くなってから成長がかなり早くなりました。

●Eucalyptus scoparia
fancybox記事101の画像9

種播時期:今年夏に苗を入手
現在樹高:8cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

ついこの間、Osakano_Jieさんより頂戴した苗です。
直射の激しいところでは葉焼けするそうですが、
逆に家の少し日の当たる日陰では中々元気に育っています。

●Eucalyptus tenuiramis
fancybox記事101の画像10

種播時期:今年春
現在樹高:8cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

かなり最近、種を播いたものですが、
他の品種を抜いてぐんぐん成長していきました。
また、今の用土・鉢・場所が合っているらしく、
鉢に植え替えてからも順調に成長してくれています。

●Eucalyptus sideroxylon rosea
fancybox記事101の画像11

種播時期:今年春
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

当初は置き場所が悪く、生育が悪かったため、
日光の当たる場所に移動したところ、
やっとスイッチが入ったようです。
かなり日光が必要な品種であることがわかりました。
また水はけにうるさく、非常に根腐れしやすい品種です。

●Eucalyptus viridis
fancybox記事101の画像12

種播時期:昨年冬
現在樹高:10cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

暑くなるまでは全然成長しませんでしたが、
夏になって、日光の当たる場所に置いたところ、
やっとマトモに成長を開始してくれました。
これもかなり日光が必要な品種のようです。
また成長はかなり遅く、冬までにどこまでいけるでしょうか。。。
水はほとんど必要としない品種です。

●Eucalyptus pulverulenta 'Baby Blue'
fancybox記事101の画像13

種播時期:昨年冬
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号プラスチック
置き場所:直射日光の当たらない明るい日陰

非常にマイペースに且つ地道に成長を続けています。
あまり水も必要とせずに安定しているため、
存在を忘れてしまうほどに放置しています。
最近株元からひこばえが出始めました。

●Eucalyptus dalrympleana
fancybox記事101の画像14

種播時期:今年春
現在樹高:12cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

梅雨時期に酷いうどんこ病に苦しめられ、
下葉がぼろぼろになってしまいました。
カリグリーンによる殺菌と梅雨明けのおかげで
何とか綺麗な葉を出してくれています。
水はけに非常にうるさく、ポット苗は根腐れで全滅しました。

●Eucalyptus nitens
fancybox記事101の画像15

種播時期:昨年冬
現在樹高:15cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が少しだけ当たる日陰

これも梅雨時期には酷いうどんこ病に苦しめられました。
葉が非常に厚く丈夫なため、薬漬けにしても薬害を起こしません。
とにかく薬漬けで何とか梅雨を越しました。
梅雨時期は病害のせいで成長をストップさせていましたが、
最近、成長のスイッチが入ったようです。

●Eucalyptus cladocalyx nana
fancybox記事101の画像16

種播時期:今年春
現在樹高:6cm
鉢サイズ:6号スリット
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

以前はほとんど直射日光の当たらない場所に置いていましたが、
梅雨時期に酷いうどんこ病に苦しめられました。
そのため生育不良で、なかなか成長が進まず、
全ての葉が汚くなってしまっています。
鉢植えのユーカリで最も状態の悪いものです。
もう少し育った別の株を用意して、交換しようか検討中です。

パート2はこれで終了です。
パート4まで続きます。
お時間のある方はお付き合いください^^V

# by eucalyptus_k | 2010-08-13 00:34 | ユーカリ(栽培実績)
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ユーカリに含まれている精油成分について(2)

今日は以前書いたものに引き続き、
精油成分のお話のアップグレードバージョンです。
こちらでご紹介した精油成分ですが、
全てのユーカリに全ての成分が含まれているわけではありません。
それぞれのユーカリで含まれている成分が異なります。
それにより香りや効能が変わってくるのだと思います。
それでは例をあげてユーカリ別にご紹介します。
とにかく多いので気が向いたら読んでください><;

※下記ABCD順
※主成分は多量を含み、その他は少量を含む
※成分名は前にあるほど量が多い

●Eucalyptus albida
精油含有量:極少
主成分:ピネン、ビシクロゲルマクレン
その他:ユーデスモール
備考:多彩なピネンを含む

●Eucalyptus albopurpurea
精油含有量:極少
主成分:ビシクロゲルマクレン
その他:ピネン、フェランドレン
備考:

●Eucalyptus amygdalina
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン、シネオール
その他:パラシメン、テルピネン4オール、テルピネオール、ピノカルベオール
備考:シネオール、ピぺリトンを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus archeri
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus aromaphloia
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:エステル
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus bridgesiana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus caesia
精油含有量:極少
主成分:トルクアトン、アロマデンドレン
その他:ピネン
備考:Eucalyptus torquataの芳香成分トルクアトンを含む

●Corymbia calophylla
精油含有量:極少
主成分:ピネン、テルピネン
その他:パラシメン
備考:

●Eucalyptus camaldulensis
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、パラシメン、スパスレノール
その他:クリプトン、リモネン、グロブロール、
備考:非常に多彩な成分と希少成分のクリプトンを含む

●Eucalyptus camphora
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、ユーデスモール
その他:パラシメン
備考:シネオール、ユーデスモールを非常に多く含む

●Eucalyptus cephalocarpa
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、リモネン
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus cinerea
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目

●Corymbia citriodora
精油含有量:極多
主成分:シトロネラール
備考:レモンユーカリとしてレモン系精油の王道

●Eucalyptus cladocalyx nana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、カリオフィレン
その他:スパスレノール、パラシメン、ユーデスモール
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus cloeziana
精油含有量:極少
主成分:ピネン、カリオフィレン、タスマノン
その他:リモネン、テルピネオール、グロブロール
備考:ピネンを非常に多く含む

●Eucalyptus coccifera
精油含有量:普通
主成分:フェランドレン、パラシメン、ユーデスモール
その他:シネオール、グロブロール
備考:フェランドレン主体のペパーミント系精油

●Eucalyptus cordata
精油含有量:極多
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目

●Eucalyptus crenulata
精油含有量:少
主成分:エステル、テルピネン、パラシメン、ピネン、テルピネン-4-オール
備考:少し変わった精油成分の組み合わせが特徴

●Eucalyptus crucis
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus dalrympleana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、スパスレノール
その他:パラシメン、グロブロール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus decipiens
精油含有量:極少
主成分:ピノカルベオール、ビシクロゲルマクレン
その他:シネオール
備考:シネオールを少量含む

●Eucalyptus deglupta
精油含有量:極少
主成分:ネロリドール
その他:ピネン、フェランドレン、エステル、パラシメン、オシメン
備考:精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus delegatensis
精油含有量:多
主成分:フェランドレン、パラシメン
その他:ピペリトン、ユーデスモール
備考:フェランドレンを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus dives
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン
その他:シネオール、テルピネオール、シトラール
備考:ピペリトンを非常に多く含むペパーミント系精油の王道

●Eucalyptus erythrocorys
精油含有量:極少
主成分:テルピネオール、シネオール
備考:精油含有量が非常に少ない

●Corymbia ficifolia
精油含有量:極少
主成分:ピネン
その他:テルピネン、パラシメン、ビシクロゲルマクレン
備考:ピネンを多く含むが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus forrestiana
精油含有量:多
主成分:ピネン、シネオール
その他:ビシクロゲルマクレン、アロマデンドレン
備考:ピネンを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus gamophylla
精油含有量:多
主成分:ビシクロゲルマクレン
その他:スパスレノール、シネオール
備考:ビシクロゲルマクレンを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus gillii
精油含有量:多
主成分:シネオール、カリオフィレン
その他:ピネン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus glaucescens
精油含有量:多
主成分:エステル(イソ吉草酸エチル)、シネオール、ピネン
その他:アロマデンドレン、グロブロール
備考:イソ吉草酸エチルは青りんごの香料となる

●Eucalyptus globulus ssp. globulus
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン、グロブロール
その他:ピノカルベオール、テルピネオール、エステル、リモネン
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道

●Eucalyptus globulus ssp. bicostata
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:アロマデンドレン、ユーデスモール、エステル、リモネン
備考:

●Eucalyptus globulus ssp. maidenii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:エステル、ユーデスモール、リモネン
備考:

●Eucalyptus goniocalyx
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:アルデヒド、ユーデスモール、リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み採取した精油がすぐに黒く濁る

●Eucalyptus grandis
精油含有量:極少
主成分:レプトスペルモン、ピネン、オシメン
その他:シネオール、エステル、スパスレノール
備考:シネオールを非常に少量含み花の香りが強い精油

●Eucalyptus gunnii
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、フェランドレン
その他:スパスレノール、パラシメン、ビシクロゲルマクレン
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus kruseana
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus lehmannii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネン、アルデヒド
備考:

●Eucalyptus leucoxylon
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:ビシクロゲルマクレン
備考:

●Eucalyptus macrandra
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
備考:

●Eucalyptus macrocarpa
精油含有量:少
主成分:ビシクロゲルマクレン、ピネン、アロマデンドレン
その他:シネオール
備考:シネオールを少量含む

●Corymbia maculata
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール、リモネン
備考:

●Eucalyptus melanophloia
精油含有量:極少
主成分:ピネン、パラシメン
その他:フェランドレン、テルピネオール、シネオール、グロブロール
備考:ピネン、パラシメンを多く含む

●Eucalyptus melliodpra
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:フェランドレン、カリオフィレン
備考:

●Eucalyptus 'Moon Lagoon'
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、パラシメン
その他:ユーデスモール
備考:

●Eucalyptus morrisbyi
精油含有量:多
主成分:シネオール
その他:ピネン、リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus neglecta
精油含有量:少
主成分:シネオール
その他:グロブロール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus nicholii
精油含有量:普通
主成分:シネオール
備考:シネオールが成分のほとんどを占める

●Eucalyptus nitens
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、オシメン
その他:リモネン、パラシメン、エステル、テルピネオール、レプトスペルモン
備考:シネオールを少量含み花の香りが強い精油

●Eucalyptus nova-anglica
精油含有量:普通
主成分:ネロリドール、アロマデンドレン、ユーデスモール、グロブロール
その他:ピネン、スパスレノール
備考:ペパーミント系の成分は含まれずにペパーミントの英名を持つ

●Eucalyptus obliqua
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン、パラシメン
その他:シネオール、ビシクロゲルマクレン、スパスレノール
備考:シネオールを少量含むペパーミント系精油

●Eucalyptus orbifolia
精油含有量:普通
主成分:エステル、リモネン、パラシメン、シネオール
その他:ピネン、テルピネオール
備考:

●Eucalyptus pachyloma
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus pachyphylla
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、リモネン、アロマデンドレン
その他:テルピネン、オシメン、パラシメン、ピノカルベオール、テルピネオール、グロブロール
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus parvula
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、テルピネオール
その他:ユーデスモール、アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus pauciflora
精油含有量:普通
主成分:ユーデスモール、ピネン、シネオール、フェランドレン
その他:ピペリトン、スパスレノール
備考:ユーデスモールを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus perriniana
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン、テルピネオール、アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus pluricaulis ssp. porphyrea
精油含有量:普通
主成分:ピネン、シネオール、アロマデンドレン
その他:グロブロール
備考:ピネンを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus polyanthemos
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:フェランドレン、グロブロール、
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus polybractea
精油含有量:極多
主成分:シネオール
その他:パラシメン、フェランドレン、クリプトン、ピネン
備考:シネオールの純度が非常に高い精油を産する精油の王道(CT1/CT2)。

●Eucalyptus preissiana
精油含有量:極少
主成分:シネオール
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus pruinosa
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ビシクロゲルマクレン
その他:ピノカルベオール、グロブロール、スパスレノール
備考:シネオールを多く含むが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus pulverulenta
精油含有量:極多
主成分:シネオール、ピネン、リモネン
その他:エステル、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目

●Eucalyptus punctata
精油含有量:少
主成分:ピネン、シネオール
その他:リモネン、パラシメン、テルピネン、テルピネン-4-オール、クリプトン、テルピネオール、フェランドレン
備考:シネオールを多く含み多彩なピネンを含む

●Eucalyptus pyriformis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、
その他:アロマデンドレン、ユーデスモール、アルデヒド
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus radiata
精油含有量:極多
主成分:フェランドレン、ピペリトン
その他:シネオール、テルピネン-4-オール、テルピネン、テルピネオール、ピネン、シトラール
備考:フェランドレンを非常に多く含むペパーミント系精油の王道

●Eucalyptus regnans
精油含有量:極多
主成分:ユーデスモール、フェランドレン
その他:パラシメン
備考:ユーデスモールを非常に多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus rhodantha
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ピノカルベオール
備考:シネオールを少量含む

●Eucalyptus risdonii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、フェランドレン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus robusta
精油含有量:極少
主成分:ピネン、リナロール、パラシメン、テルピネン-4-オール、テルピネオール
その他:ピペリトン、フェランドレン、ピノカルベオール、シネオール
備考:シネオールをほとんど含まずユーカリ茶に最適

●Eucalyptus rubida
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、スパスレノール
その他:パラシメン、テルピネオール、フェランドレン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus rudis
精油含有量:少
主成分:シネオール、ビシクロゲルマクレン、ピネン
その他:アルデヒド、アロマデンドレン、フェランドレン
備考:シネオール、ビシクロゲルマクレンを多く含む

●Eucalyptus scoparia
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:グロブロール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus sideroxylon
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、ユーデスモール
その他:ビシクロゲルマクレン
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus smithii
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、ユーデスモール
その他:エステル
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道

●Eucalyptus staigeriana
精油含有量:多
主成分:シトラール、リモネン
その他:フェランドレン、テルピネオール、シネオール
備考:シトラール、リモネンを多く含むレモン系精油の王道

●Eucalyptus sturgissiana
精油含有量:普通
主成分:シネオール
備考:シネオールが成分のほとんどを占める

●Eucalyptus subcrenulata
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、テルピネオール
その他:スパスレノール、パラシメン
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus tenuiramis
精油含有量:極多
主成分:シネオール、フェランドレン
備考:シネオール、フェランドレンを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus tereticornis
精油含有量:少
主成分:ピネン、パラシメン、スパスレノール、ユーデスモール、グロブロール
その他:クリプトン、カリオフィレン、シネオール
備考:非常に多彩な成分と希少成分のクリプトンを含む

●Eucalyptus tetragona
精油含有量:極少
主成分:ユーデスモール、ピネン、グロブロール、フェランドレン、シネオール
その他:アロマデンドレン、ビシクロゲルマクレン
備考:ユーデスモールを多く含むが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus tetraptera
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:グロブロール、ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus torquata
精油含有量:多
主成分:トルクアトン、ピネン
その他:ユーデスモール、シネオール
備考:固有成分のトルクアトンを多く含む

●Eucalyptus uncinata
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピノカルベオール
その他:アロマデンドレン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus urnigera
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus viminalis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、リモネン
その他:テルピネオール、アルデヒド、フェランドレン
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道

●Eucalyptus viridis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:パラシメン、クリプトン、テルピネオール、シトラール
備考:シネオールを非常に多く含み希少成分のクリプトンを含む

●Eucalyptus woodwardii
精油含有量:多
主成分:ピネン、シネオール、トルクアトン、アロマデンドレン
その他:ユーデスモール
備考:Eucalyptus torquataの芳香成分トルクアトンを含む

多すぎるくらいの例をあげてみました。
品種で掲載希望があればこちらに追加していきます。
この内容は自分の資料としても活用していきますので、
長文ですが何卒ご容赦くださいませ。

# by eucalyptus_k | 2010-08-04 01:36 | ユーカリ(品種知識)
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相性の悪いユーカリ

ユーカリのタネを播いて育てていると、
ひとり一人に相性の悪いユーカリというものがあります。
これはこあら師匠のようなプロにでも少なからずあるようで、
もちろんながら私にもいくつか存在します。

【全然発芽しないユーカリ】
Eucalyptus staigeriana(スタイゲリアナ)

これは決してタネが悪いわけではありません。
様々なところからタネを取り寄せたり、
高発芽実績のあるタネを播いてみたりもしたからです。
私の環境と用土等の全てが合わないのでしょう。
とにかく、タネは馬鹿みたいに播きまくっています。

でも、今までに発芽したのがたった4苗。
そのうち生き残って育っているのがたった1苗。
1/4の確率で生き残っているわけですから、
私としては恐ろしく精度が高いのですが、
とにかく、何が悪いのか一切わかりません><;
下の写真が唯一生き残った苗です。
※白い粉は苦土石灰を振りかけています。

fancybox記事93の画像1

こあら師匠のお話では、用土のスモーク処理が効果的とのことですが、
別に処理を行わなくてもそれなりに発芽はされているようです。
私のところでは全くダメですね。。。
これについてはネットや海外にも一切情報は見当たりません。
合わないのでしょうね。。。お手上げです。。。


【いつも最後まで生き残らないユーカリ】
Eucalyptus camaldulensis(カマルドレンシス)

これは超メジャーでリバーレッドガムとか
マリーレッドガムとか言われて、良く見かけるユーカリです。
これもこあら師匠のお話では簡単な方とのことですが、
私のところでは、何故か知らず知らずのうちに枯れたりして、
気づいたら全滅しているのです。

結局、何度もタネを播いて、発芽して、育苗するのですが、
今生き残っているのはたった1苗です。
下の写真がその苗です。

fancybox記事93の画像2

この苗もうどんこまみれで白いのはトップジンの薬漬けです。
下の方の葉はもうダメでしょうね。
新しく新芽は出ているようですので大丈夫かと思いますが、
もし、この苗が枯れてしまうようなことになったら、
その時はこあら師匠の農場から購入します。

難しい品種だから失敗が多いというのは良くあることです。
でも、そんなに難しい品種でもないのに、
あるんですよね。。。こういうどうしてもダメなのが。。。


【とにかくたいくつなユーカリ】
Eucalyptus delegatensis(デレガテンシス)
Eucalyptus tenuiramis(テヌイラミス)
Eucalyptus risdonii(リズドニー)


この3種のユーカリは全てが比較的近しい仲間です。
全てペパーミント系のユーカリで、高山や高地出身です。
また寒さには非常に強いですが、高温多湿を嫌う品種です。

実際の共通点としては、タネが非常に硬い殻に覆われており、
寒い寒い冬を雪や氷の下で過ごし、春の訪れとともに発芽します。
そのため、4週程度のコールドトリートメントを必要とし、
種播の際には非常に発芽率の悪い品種となっています。

上記の内容からそのまま。。。
とにかく、発芽しません。

そこで何とか発芽したと思ったら。。。
なかなか、成長しません。

時間をかけて必死で成長したと思ったら。。。
暑くて湿気た日が続くと、いきなり枯れます。

というわけで、育てていると非常にデリケートになります。
環境が合っていないこともあるのでしょうね。
成長がとにかく非常に遅く、かなりたいくつになってきます。

これらの他の仲間にも同じようなことが言えそうです。
私は種を播いていませんが、
amygdalinaregnansなどが近しい仲間のようです。

また、ここまで酷くはないですが、
radiatadivesも少し似たようなところがあります。
とにかくタネを播くと非常にたいくつになるユーカリです。

人にも十人十色というように、
ユーカリにも十種十色あるようですね。

# by eucalyptus_k | 2010-06-17 01:44 | ユーカリ(栽培実績)
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