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【ユーカリ紹介-16】
ユーカリ・アロマフロイア (Eucalyptus aromaphloia)

第16回目のユーカリ紹介は、
学名についているアロマが気になる
ユーカリ・アロマフロイアです。

◎ユーカリ・アロマフロイア
【学名:Eucalyptus aromaphloia】
【英名:Creswick Apple Box / Scented Bark / Scent Bark】

fancyboxアロマフロイア(Eucalyptus aromaphloia)の画像1

fancyboxアロマフロイア(Eucalyptus aromaphloia)の画像2

このaromaphloiaは一見大葉で長葉のgunniiといった外見です。
viminalisの葉にも良く似ており、
少し幅を広くして、丸みを強くしたような感じです。

同じアップルボックス名を持つbridgesianaとは対照的に、
非常にマイナーで、日本ではほとんど知られていないユーカリです。
海外の文献でにもあまり見かけることができないほどです。

確かにaromaphloiaはマイナーなユーカリですが、
その名前は一度聞くと印象に残ります。
日本でアロマテラピー等、香りのイメージで使われる、
アロマという言葉を学名に含んでいるからです。

実はアロマとはラテン語で匂うという意味、
フロイアとは樹皮という意味なので、
aromaphloiaという学名は、
英名のScented Barkとほぼ同じ意味になるわけです。

さぞかし強く良い香りがすると思いますよね?
確かに香りは弱い方ではありませんが、
非常に香りの強いBaby Blueglobulusなどには及ばず、
cinereaなどと同じ程度の香りの強さです。

もしかして、大きな木にまで育ててみると
名前の通りその樹皮が強く香りを放つのかもしれません。

大きな木とはいっても、
樹高は18m程度とユーカリの中では比較的小型です。

聞くところによると、かなり小さな樹高の間でも
開花が見られたという情報もあります。
鉢植えでコンパクトに育てるのに向いているユーカリです。

aromaphloiaの香りはbridgesianaとほとんど同系統の香りで、
少しハーバルな草の香りがする爽やかなシネオール系の香りです。
この香りは非常に爽快で誰もが好きになれる香りです。

aromaphloiaは表面がツルっとした茎をしており、
背丈の割には細く柔らかく、幼苗のうちは少し折れやすいようです。

葉は長細く、比較的大葉に成長しますが、
株自体は少し徒長しやすい傾向があるので、
小まめな摘芯を行い、樹形にボリュームを持たせたいところです。

葉色は白みを帯びたものから綺麗な緑色のものまで様々です。
また葉脈は中心の一本だけが良く目立ち、
後は比較的ツルっとしたフラットな葉になっています。

fancyboxアロマフロイア(Eucalyptus aromaphloia)の画像3

bridgesianaと同じく、湿気の多い土壌を好んで生息するため、
過湿に対する耐性はかなりのものがあります。
ところが、そこまで水食いというわけでもありません。

gunniiなどと同様の一般的な管理で育てられます。
ただし、梅雨時期には少しうどんこ病に罹りやすいので、
風通しには十分気をつけてください。

また比較的冷涼な地域に生息しているため、
日本の暑い夏があまり得意ではありません。

環境によっては、真夏は少し高温障害の症状が出たり、
葉先に少し枯れが出ることもありますが、
涼しくなれば自然と回復し、深刻になるようなことはありません。

成長の早さはbridgesianaに匹敵するほどで、
気づかないうちに新しい芽が伸びていることが多いです。
とにかく切っても切ってもどんどん新芽を出してくれるので、
お風呂に入れる用のユーカリ候補ナンバーワンです!

耐寒性は非常に強く、-10℃程度といわれています。
大阪の冬では葉を痛めることさえありません。
総合的に育てやすく、初心者向けなユーカリといえます。

aromaphloiaはマイナーなため、
日本ではまず見かけることはないでしょう。
育ててみたい方には素晴らしい農場をご紹介します。

珍しいユーカリをマニアックな嗜好として育てるのも一つ、
育てやすいユーカリを茂らせてハーブとして利用するのも一つ。


aromaphloiaは成長も早く、香りも良く、とても育てやすいため、
収穫用のハーブとして育てるのに最適なユーカリです。
成分もシネオールが中心のため、お肌の殺菌作用に優れています。
また、ユーカリ茶としても非常に美味でした。
是非、興味のある方は育ててみてください。

------------------------------
<栽培難易度:A+>
香良さ:★★★
香強さ:★★★
成長力:★★★

要水分:★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★★
耐寒性:★★★★
耐暑性:★★
耐病虫:★★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2010-08-09 01:32 | ユーカリ紹介
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ユーカリに含まれている精油成分について(2)

今日は以前書いたものに引き続き、
精油成分のお話のアップグレードバージョンです。
こちらでご紹介した精油成分ですが、
全てのユーカリに全ての成分が含まれているわけではありません。
それぞれのユーカリで含まれている成分が異なります。
それにより香りや効能が変わってくるのだと思います。
それでは例をあげてユーカリ別にご紹介します。
とにかく多いので気が向いたら読んでください><;

※下記ABCD順
※主成分は多量を含み、その他は少量を含む
※成分名は前にあるほど量が多い

●Eucalyptus albida
精油含有量:極少
主成分:ピネン、ビシクロゲルマクレン
その他:ユーデスモール
備考:多彩なピネンを含む

●Eucalyptus albopurpurea
精油含有量:極少
主成分:ビシクロゲルマクレン
その他:ピネン、フェランドレン
備考:

●Eucalyptus amygdalina
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン、シネオール
その他:パラシメン、テルピネン4オール、テルピネオール、ピノカルベオール
備考:シネオール、ピぺリトンを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus archeri
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus aromaphloia
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:エステル
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus bridgesiana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus caesia
精油含有量:極少
主成分:トルクアトン、アロマデンドレン
その他:ピネン
備考:Eucalyptus torquataの芳香成分トルクアトンを含む

●Corymbia calophylla
精油含有量:極少
主成分:ピネン、テルピネン
その他:パラシメン
備考:

●Eucalyptus camaldulensis
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、パラシメン、スパスレノール
その他:クリプトン、リモネン、グロブロール、
備考:非常に多彩な成分と希少成分のクリプトンを含む

●Eucalyptus camphora
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、ユーデスモール
その他:パラシメン
備考:シネオール、ユーデスモールを非常に多く含む

●Eucalyptus cephalocarpa
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、リモネン
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus cinerea
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目

●Corymbia citriodora
精油含有量:極多
主成分:シトロネラール
備考:レモンユーカリとしてレモン系精油の王道

●Eucalyptus cladocalyx nana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、カリオフィレン
その他:スパスレノール、パラシメン、ユーデスモール
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus cloeziana
精油含有量:極少
主成分:ピネン、カリオフィレン、タスマノン
その他:リモネン、テルピネオール、グロブロール
備考:ピネンを非常に多く含む

●Eucalyptus coccifera
精油含有量:普通
主成分:フェランドレン、パラシメン、ユーデスモール
その他:シネオール、グロブロール
備考:フェランドレン主体のペパーミント系精油

●Eucalyptus cordata
精油含有量:極多
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目

●Eucalyptus crenulata
精油含有量:少
主成分:エステル、テルピネン、パラシメン、ピネン、テルピネン-4-オール
備考:少し変わった精油成分の組み合わせが特徴

●Eucalyptus crucis
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus dalrympleana
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、スパスレノール
その他:パラシメン、グロブロール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus decipiens
精油含有量:極少
主成分:ピノカルベオール、ビシクロゲルマクレン
その他:シネオール
備考:シネオールを少量含む

●Eucalyptus deglupta
精油含有量:極少
主成分:ネロリドール
その他:ピネン、フェランドレン、エステル、パラシメン、オシメン
備考:精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus delegatensis
精油含有量:多
主成分:フェランドレン、パラシメン
その他:ピペリトン、ユーデスモール
備考:フェランドレンを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus dives
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン
その他:シネオール、テルピネオール、シトラール
備考:ピペリトンを非常に多く含むペパーミント系精油の王道

●Eucalyptus erythrocorys
精油含有量:極少
主成分:テルピネオール、シネオール
備考:精油含有量が非常に少ない

●Corymbia ficifolia
精油含有量:極少
主成分:ピネン
その他:テルピネン、パラシメン、ビシクロゲルマクレン
備考:ピネンを多く含むが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus forrestiana
精油含有量:多
主成分:ピネン、シネオール
その他:ビシクロゲルマクレン、アロマデンドレン
備考:ピネンを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus gamophylla
精油含有量:多
主成分:ビシクロゲルマクレン
その他:スパスレノール、シネオール
備考:ビシクロゲルマクレンを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus gillii
精油含有量:多
主成分:シネオール、カリオフィレン
その他:ピネン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus glaucescens
精油含有量:多
主成分:エステル(イソ吉草酸エチル)、シネオール、ピネン
その他:アロマデンドレン、グロブロール
備考:イソ吉草酸エチルは青りんごの香料となる

●Eucalyptus globulus ssp. globulus
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン、グロブロール
その他:ピノカルベオール、テルピネオール、エステル、リモネン
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道

●Eucalyptus globulus ssp. bicostata
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:アロマデンドレン、ユーデスモール、エステル、リモネン
備考:

●Eucalyptus globulus ssp. maidenii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:エステル、ユーデスモール、リモネン
備考:

●Eucalyptus goniocalyx
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:アルデヒド、ユーデスモール、リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み採取した精油がすぐに黒く濁る

●Eucalyptus grandis
精油含有量:極少
主成分:レプトスペルモン、ピネン、オシメン
その他:シネオール、エステル、スパスレノール
備考:シネオールを非常に少量含み花の香りが強い精油

●Eucalyptus gunnii
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、フェランドレン
その他:スパスレノール、パラシメン、ビシクロゲルマクレン
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus kruseana
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus lehmannii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネン、アルデヒド
備考:

●Eucalyptus leucoxylon
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:ビシクロゲルマクレン
備考:

●Eucalyptus macrandra
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
備考:

●Eucalyptus macrocarpa
精油含有量:少
主成分:ビシクロゲルマクレン、ピネン、アロマデンドレン
その他:シネオール
備考:シネオールを少量含む

●Corymbia maculata
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ユーデスモール、リモネン
備考:

●Eucalyptus melanophloia
精油含有量:極少
主成分:ピネン、パラシメン
その他:フェランドレン、テルピネオール、シネオール、グロブロール
備考:ピネン、パラシメンを多く含む

●Eucalyptus melliodpra
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:フェランドレン、カリオフィレン
備考:

●Eucalyptus 'Moon Lagoon'
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、パラシメン
その他:ユーデスモール
備考:

●Eucalyptus morrisbyi
精油含有量:多
主成分:シネオール
その他:ピネン、リモネン、テルピネオール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus neglecta
精油含有量:少
主成分:シネオール
その他:グロブロール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus nicholii
精油含有量:普通
主成分:シネオール
備考:シネオールが成分のほとんどを占める

●Eucalyptus nitens
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、オシメン
その他:リモネン、パラシメン、エステル、テルピネオール、レプトスペルモン
備考:シネオールを少量含み花の香りが強い精油

●Eucalyptus nova-anglica
精油含有量:普通
主成分:ネロリドール、アロマデンドレン、ユーデスモール、グロブロール
その他:ピネン、スパスレノール
備考:ペパーミント系の成分は含まれずにペパーミントの英名を持つ

●Eucalyptus obliqua
精油含有量:極多
主成分:ピペリトン、フェランドレン、パラシメン
その他:シネオール、ビシクロゲルマクレン、スパスレノール
備考:シネオールを少量含むペパーミント系精油

●Eucalyptus orbifolia
精油含有量:普通
主成分:エステル、リモネン、パラシメン、シネオール
その他:ピネン、テルピネオール
備考:

●Eucalyptus pachyloma
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus pachyphylla
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ピネン、リモネン、アロマデンドレン
その他:テルピネン、オシメン、パラシメン、ピノカルベオール、テルピネオール、グロブロール
備考:成分は多彩だが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus parvula
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン、テルピネオール
その他:ユーデスモール、アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus pauciflora
精油含有量:普通
主成分:ユーデスモール、ピネン、シネオール、フェランドレン
その他:ピペリトン、スパスレノール
備考:ユーデスモールを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus perriniana
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン
その他:リモネン、テルピネオール、アルデヒド
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus pluricaulis ssp. porphyrea
精油含有量:普通
主成分:ピネン、シネオール、アロマデンドレン
その他:グロブロール
備考:ピネンを多く含みシネオールを少量含む

●Eucalyptus polyanthemos
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:フェランドレン、グロブロール、
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus polybractea
精油含有量:極多
主成分:シネオール
その他:パラシメン、フェランドレン、クリプトン、ピネン
備考:シネオールの純度が非常に高い精油を産する精油の王道(CT1/CT2)。

●Eucalyptus preissiana
精油含有量:極少
主成分:シネオール
その他:ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus pruinosa
精油含有量:極少
主成分:シネオール、ビシクロゲルマクレン
その他:ピノカルベオール、グロブロール、スパスレノール
備考:シネオールを多く含むが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus pulverulenta
精油含有量:極多
主成分:シネオール、ピネン、リモネン
その他:エステル、テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含み良質の医療用シネオール系精油として注目

●Eucalyptus punctata
精油含有量:少
主成分:ピネン、シネオール
その他:リモネン、パラシメン、テルピネン、テルピネン-4-オール、クリプトン、テルピネオール、フェランドレン
備考:シネオールを多く含み多彩なピネンを含む

●Eucalyptus pyriformis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、
その他:アロマデンドレン、ユーデスモール、アルデヒド
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus radiata
精油含有量:極多
主成分:フェランドレン、ピペリトン
その他:シネオール、テルピネン-4-オール、テルピネン、テルピネオール、ピネン、シトラール
備考:フェランドレンを非常に多く含むペパーミント系精油の王道

●Eucalyptus regnans
精油含有量:極多
主成分:ユーデスモール、フェランドレン
その他:パラシメン
備考:ユーデスモールを非常に多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus rhodantha
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピネン
その他:ピノカルベオール
備考:シネオールを少量含む

●Eucalyptus risdonii
精油含有量:普通
主成分:シネオール、フェランドレン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus robusta
精油含有量:極少
主成分:ピネン、リナロール、パラシメン、テルピネン-4-オール、テルピネオール
その他:ピペリトン、フェランドレン、ピノカルベオール、シネオール
備考:シネオールをほとんど含まずユーカリ茶に最適

●Eucalyptus rubida
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、スパスレノール
その他:パラシメン、テルピネオール、フェランドレン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus rudis
精油含有量:少
主成分:シネオール、ビシクロゲルマクレン、ピネン
その他:アルデヒド、アロマデンドレン、フェランドレン
備考:シネオール、ビシクロゲルマクレンを多く含む

●Eucalyptus scoparia
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:グロブロール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus sideroxylon
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、ユーデスモール
その他:ビシクロゲルマクレン
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus smithii
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、ユーデスモール
その他:エステル
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道

●Eucalyptus staigeriana
精油含有量:多
主成分:シトラール、リモネン
その他:フェランドレン、テルピネオール、シネオール
備考:シトラール、リモネンを多く含むレモン系精油の王道

●Eucalyptus sturgissiana
精油含有量:普通
主成分:シネオール
備考:シネオールが成分のほとんどを占める

●Eucalyptus subcrenulata
精油含有量:多
主成分:シネオール、ピネン、テルピネオール
その他:スパスレノール、パラシメン
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus tenuiramis
精油含有量:極多
主成分:シネオール、フェランドレン
備考:シネオール、フェランドレンを多く含むペパーミント系精油

●Eucalyptus tereticornis
精油含有量:少
主成分:ピネン、パラシメン、スパスレノール、ユーデスモール、グロブロール
その他:クリプトン、カリオフィレン、シネオール
備考:非常に多彩な成分と希少成分のクリプトンを含む

●Eucalyptus tetragona
精油含有量:極少
主成分:ユーデスモール、ピネン、グロブロール、フェランドレン、シネオール
その他:アロマデンドレン、ビシクロゲルマクレン
備考:ユーデスモールを多く含むが精油含有量が非常に少ない

●Eucalyptus tetraptera
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:グロブロール、ユーデスモール
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus torquata
精油含有量:多
主成分:トルクアトン、ピネン
その他:ユーデスモール、シネオール
備考:固有成分のトルクアトンを多く含む

●Eucalyptus uncinata
精油含有量:少
主成分:シネオール、ピノカルベオール
その他:アロマデンドレン
備考:シネオールを多く含む

●Eucalyptus urnigera
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン
その他:テルピネオール
備考:シネオールを非常に多く含む

●Eucalyptus viminalis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、グロブロール、リモネン
その他:テルピネオール、アルデヒド、フェランドレン
備考:シネオールを非常に多く含むユーカリ精油の王道

●Eucalyptus viridis
精油含有量:普通
主成分:シネオール、ピネン、アロマデンドレン
その他:パラシメン、クリプトン、テルピネオール、シトラール
備考:シネオールを非常に多く含み希少成分のクリプトンを含む

●Eucalyptus woodwardii
精油含有量:多
主成分:ピネン、シネオール、トルクアトン、アロマデンドレン
その他:ユーデスモール
備考:Eucalyptus torquataの芳香成分トルクアトンを含む

多すぎるくらいの例をあげてみました。
品種で掲載希望があればこちらに追加していきます。
この内容は自分の資料としても活用していきますので、
長文ですが何卒ご容赦くださいませ。

# by eucalyptus_k | 2010-08-04 01:36 | ユーカリ(品種知識)
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2010/5/7 鉢上げとEucalyptus aromaphloiaの不思議

一週間ほど前のお話になりますが、
Moon Lagoonを鉢上げしました。

●Eucalyptus 'Moon Lagoon'
fancybox記事82の画像1

西オーストラリア軍団の中では
立ち枯れすることなく丈夫に育ってくれています。
また、アルカリ用土や若干の多肥を好むようです。
まだまだ小さいですが、非常に期待の逸品です。

家から少し離れた住宅地で1mくらいの
Moon Lagoonを見かけました。
はっきりいってメチャメチャ美しいです!!
初めて見たときに度肝を抜かれました。
今度頼み込んで撮影させてもらおうかと思っています。

そして次にmacrocarpa
macrocarpa ssp. elachanthaの定植を行いました。
これは少し大きめのポットに植え付けています。
それぞれメインの株は既に鉢上げ済みですが、
こちらはそれらが枯れたときの予備分として大切に育てます。

●Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa
fancybox記事82の画像2

fancybox記事82の画像3

今まで植え替えを行ったmacrocarpa
かなりの高確率で枯れてしまっていましたが、
このくらいの大きさまで育っていると、
逆に痛むことなく成長してくれるのでビックリしました。

冬季に壊滅的だったmacrocarpaですが、
春になってからは好調すぎて恐ろしいくらいです。
とにかく高温が大切なようで、温度の高い日に大きく成長します。
また、乾燥を好むはず?ですがかなり水切れには弱いです。

●Eucalyptus macrocarpa ssp. elachantha
fancybox記事82の画像4

こちらは普通のmacrocarpaより少しだけデリケートです。
でも、負けずに大きな葉を増やしていってくれます。
macrocarpaと比べて今のところ外観に余り大きな差は感じません。
どのように育ってくれるのか楽しみです。

そして、次にオーストラリアのN社から購入した
Eucalyptus aromaphloiaのパケット種を播きました。
中々発芽せず、カビてきてしまったので、
ちょっと余り良くない種かなと思いました。
N社は普段は良い種を扱っているのですが、
どうもパケットの種は質が悪いことが多いようです。
過去にもそういったことが何度かあり交換してもらっています。

後日、メールで交換願いを出そうと思って放置しておいたら、
5/4~5/5の暑い二日間でいきなり3cm程度の芽が出ていました。
5/4の朝に見た時には本当に何も発芽していなかったんです。
でも5/5の晩遅くに帰宅したら下の写真の芽が出ていました。

fancybox記事82の画像5

fancybox記事82の画像6

ユーカリの双葉の形は3種類あるのですが、
これはどの形にも当てはまりませんので、
ユーカリの双葉ではないのではないかと思っています。
ですがaromaphloiaの詳細はわからないので、
是非、親愛なるこあら師匠のご意見を頂きたいものです。

雑草の芽にしてはしっかりしていて、
かなり白いユーカリのような色・形状なので、
オーストラリアの何か他の植物なのかもしれません。

でも、こんな大きな芽が出るようなものであれば
かなり大きな種になるのだと思います。
私はこのポットに種播をしたときのことを覚えていますが、
1.5mm弱のaromaphloiaの種以外は見当たりませんでした。

果たしてこれはaromaphloiaなのか!?
とりあえず育ててみるとしましょうか。

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓

育ててみた結果ですが、
出てきた本葉により、ヒルガオ系サトイモ系の植物のようです。
赤玉土に種子が混ざっていたようですね。

最近良く、赤玉土に混ざった雑草?が生えてきます。
なぜ飛んできたのではないかというと、
まず、家は12階なので飛んできにくいということと、
生えてくるのが全て土のかなり深いところからだからです。

# by eucalyptus_k | 2010-05-07 02:20 | ユーカリ(栽培実績)
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