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スリット鉢は素晴らしい!!! その2

前回のスリット鉢の効果に関する記事に続いて、
その効果を実際にお写真でご紹介したいと思います。

その中で同時に植え替えの仕方についても
簡単にご紹介していきます。

今回はこの5号のスリットポットに植わった
pleurocarpaを6号にサイズアップする作業です。

fancybox記事195の画像1

まず、5号と6号の鉢の高さの差分だけ
6号鉢の底面に土を入れて準備します。

fancybox記事195の画像2

鉢を横に倒して、
鉢の側面をパンパン手で叩いて鉢から出します。
この時に絶対に幹を引っ張って出そうとしないこと!
叩きながら自然に出てくるのを待ちます。

鉢底石だけほぐしていますが、
出てきてすぐの状態です。

fancybox記事195の画像3

私の配合用土は粒状すぎて、
スリットから土がこぼれるため、
敢えて鉢底石を引いていますが、
通常は鉢底石なしでやった方が
スリットポットの効果が高くなるようです。

それでは根の状態を見てみましょう。

fancybox記事195の画像4

fancybox記事195の画像5

fancybox記事195の画像6

サークリング現象は全くありません。

根鉢はカチカチで中心部は全くほぐすこともできません。
鉢の外側よりも、内側に根が集まっており、
余分に伸びた貧弱な根は全く見られません。

また、根が中心部に詰まっているため、
支柱もそのまま一切触らずに植え替えができています。

fancybox記事195の画像7

fancybox記事195の画像8

根の生育状況はとても良いことがわかります。
通常の鉢では先端にこのような
太い根が生じることは経験上考えられません。

ひとしきり観察して、形を整えたら、
用意していた鉢にスポッと入れてしまいます。

fancybox記事195の画像9

fancybox記事195の画像10

根鉢の表面部を見ると
中心に根が集まっているのが
わかっていただけるかと思います。

そして、隙間に土を詰めていきます。
この際に棒でつついたり、
指で強く押してはいけません。

fancybox記事195の画像11

鉢から出すときと同じように
強く鉢の側面を叩くと、土が勝手に落ちて
隙間に詰まっていってくれます。

この時に、株が傾かない様に注意して叩いてください。
とにかく、鉢を叩いて、土を足しての繰り返しで、
土をしっかりと隙間に詰めていきます。

最後に、水をたっぷりやって、
微塵を洗い流し、用土を安定させます。

fancybox記事195の画像12

ここで用土の詰めが甘いと
穴が開くので、もう一度土を追加してください。

植物に水を与えるというよりは、
土を洗い流すというイメージで
少し長い時間、水をたっぷりかけまくります。

スリット鉢の場合は、底からも水をかけて
微塵を良く洗い流してください。

これで植え替え作業は完了です。

撮影をなしにすれば、大体水を流す前までで
1分以内には完了している感じです。

暑くなる時期には、ただちに行うことが
根のダメージを軽減することに繋がります。


スリット鉢の効果、
ご理解いただけましたでしょうか?

少なくとも、一般のご家庭でのユーカリの栽培には
とても向いている鉢だと思っています。

困ったことは、あまりホームセンターなどで見かけないことです。
家の近所のホームセンターでは一時良く見かけましたが、
業者さんらしき人が、買い占めまくっていて、
入荷後即日で販売終了したりしていました(苦笑)

そして、最近はほとんど見かけることはなくなりました。。。

私の場合は数十鉢以上必要になりますので、
ネットでまとめて購入してしまいます。

数鉢程度であれば、
親愛なるこあら師匠の農場で、ユーカリ購入時に
いくつか販売していただけるかもしれませんね。

# by eucalyptus_k | 2012-05-03 10:13 | ユーカリ(栽培知識)
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