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ユーカリ品種ひとくち栽培コメント その1

今日から私の育てている
全140種程のユーカリたちについて
ひとくち栽培コメントを書いていきたいと思います。

ただこれはあくまでも、
風通しや日照も悪い我が家のベランダで、
私のブレンド用土でスリット鉢で育てた場合の
私の個人的且つ直観的なコメントです。

他の栽培環境では良好なものもありますので、
あくまでも参考までにお願いします。


■ Eucalyptus globulus ssp. globulus(グロブルス)
水食いで強健だが、暑いのはあまり好きではない。
ただ高温障害の出る程までに弱くはない。
日照が足りないと極端に生育が悪くなる。
例えば、葉の一部だけに日光が当たっていると、
その周囲の葉だけがやたらと大きく立派になる程である。
鉢植え管理でも激しい剪定を必要とする程の
基本的に枯れる気のしないユーカリ。
【樹高:300cm / 鉢:スリット7号】


■ Eucalyptus globulus ssp. bicostata(ビコスタータ)
水食いで強健、私的にはグロブルスでは最も楽で育てやすい。
原種よりも暑さや日照不足に対する適応力が高い模様。
基本、水だけ毎日与えて放置でも全然問題ないが、
放置しすぎるとハダニが発生するのでたまに水をかける。
成長は激しいが原種程の暴力的な印象はない。
基本的に全く枯れる気のしないユーカリ。
【樹高:250cm / 鉢:スリット6号】


■ Eucalyptus globulus ssp. maidenii(マイデニー)
寒い季節や涼しい季節は放置気味だが、
かなり高温多湿に弱いらしく、梅雨時期や夏などは、
少し気にかけて、水分管理に気を付けている。
原種やビコスタータのように適当に管理していて、
一度150cm級を枯らせたので、グロブルスでは最も鬼門。
真夏の日光の激射を浴びると葉先が少しヘタることもある。
夏場はしっかりと頭で考えて水分管理を心掛ける必要がある。
【樹高:120cm / 鉢:スリット6号】


■ Eucalyptus globulus ssp. pseudoglobulus(スードグロブルス)
置き場所が悪いので成長はあまり進んでいないが、
原種とビコスタータの間のような位置づけ。
暑さや空中湿度に対しては原種よりも強く、
ビコスタータ程は安心のできないレベル。
基本強健で放置でも問題ない。
ただししっかりと日光に当てないと成長は遅くなる。
葉色の緑が強く、あまり粉を吹かないのが特徴。
【樹高:100cm / 鉢:スリット6号】


■ Eucalyptus cinerea(シネレア)
一般の御宅で屋外管理すると基本的には生育良好。
我が家では生育こそ良好で強健ではあるが、
置き場所が悪いので、夏場は葉が傷みやすい。
どちらかというと涼しい季節に良く日光に当てると良い感じ。
家では強健が故に辛い環境で育てられて見栄えはイマイチ。
葉を綺麗に保ちたい場合は、程良い日照と風通しの良さが大切。
水は思ったより吸わないなという印象。
今は枯れる気のしないユーカリの一つになっている。
【樹高:120cm / 鉢:スリット6号】


■ Eucalyptus cinerea var. pendula(シネレア・ペンデュラ)
タネが希少なこともあって
少し気にかけているので、見栄えは悪くない。
基本定期的に水を与えるだけの管理で問題ない。
原種同様に過湿、日照不足にも強いので非常に楽な部類。
ただ原種に比べると過保護な管理をしている割には成長が遅い印象。
【樹高:60cm / 鉢:スリット5号ロング】


■ Eucalyptus pulverulenta ssp. pulverulenta(プルベルレンタ)
一般の御宅では生育が良好なことを考えると
我が家ではあまり良い状態とは言えない。
特に我が家の風通しの悪い高温多湿な環境が嫌いな模様。
手をかけて場所を改善すればもっと良くなると思われる。
用土や鉢、日照はそこそこ高いレベルを要求するので、
シネレアのように放置でOKとはまだいかない。
思い通りの樹形に育てるには恐ろしく難易度が高い。
【樹高:100cm / 鉢:スリット5号ロング】


■ Eucalyptus pulverulenta ssp. babyblue(ベイビーブルー)
以前は日照の悪いクーラー室外機の近くに置いており、
年中葉はボロボロで枯死寸前までいったので、
西AZのユーカリ並みの良い場所に移して手をかけたところ、
一気に葉が綺麗になって樹形も良くなってきた。
日照は半日陰程度でも良いので、
涼しく風通しの良い環境が最も大切。
環境さえ良くて少し手をかけてやればまだ楽な部類。
【樹高:60cm / 鉢:スリット6号】


■ Eucalyptus polyanthemos ssp. polyanthemos(ポリアンセモス)
これもかなり強健な部類なので、
可愛そうな程、劣悪な場所に置いていて、
葉の状態はとても綺麗とは言えない。
ただ放置で全然育てられるレベル。
上の方の一部の葉には少し日光が当たるのだが、
その場所の葉は驚く程に立派で美しくなる。
用土の選別さえ間違わなければ、
ある程度の日照環境で放置でも問題ない。
暑さにはとても強いようで、
少し暑くなってからの方が成長が進む。
【樹高:160cm / 鉢:スリット6号】


■ Eucalyptus polyanthemos ssp. vestita(ポリアンセモス・ベスティタ)
こちらは原種とは異なって、ある程度の環境に置いて
ある程度手をかけてあげないと一気に痛む。
また原種に比べると色々と病気にも弱い模様。
相応の場所で少しだけ水分管理に気を使ってあげれば、
特に問題なく、美しい樹形を維持できる。
少し我儘とは言えども他に比べると遥かに楽な部類。
高温障害の症状は出ないが、原種よりは暑さを嫌う。
【樹高:160cm / 鉢:スリット6号】


■ Eucalyptus camphora(カンフォラ)
巷では生育良好で楽なユーカリというイメージだが、
かなり「純粋な暑さ」を嫌うイメージ。
春先の涼しい季節の生育は良好だが、
夏場は葉が汚くなって、成長が進まない。
耐陰性などの前評判はそこそこだったが、
我が家では少しは手をかけてあげないとしんどいレベル。
冬場以外の水遣りは表面が乾いたらの超級水食い。
水分管理はスルーで日照と風通しの工夫が少しだけ必要。
東北で育てている人は非常に生育良好との情報有り。
【樹高:50cm / 鉢:スリット6号】


■ Corymbia maculata(マキュラータ)
成長も早く、一般的なユーカリの管理でOK。
暑さや空中湿度、過湿に対する耐性は高いが、
寒さにはそこまで強くない(-5℃程度)。
クーラー室外機の側でも全然放置でOKだが、
ある程度の日照がないと成長が進まなくなる。
水切れにだけ少し気を付ければ非常に楽なユーカリ。
【樹高:170cm / 鉢:プラスチック6号】


■ Corymbia citriodora(レモンユーカリ)
クーラー室外機の間横でも生育は良好。
暑さや過湿に対する耐性はぴか一。
その代わり毛の生えている葉は冬場に激しく傷む。
日光はとても好きなようで、
これも日光の当たっている葉だけが大きく立派になる。
定期的に水さえ与えていれば完全放置でOKのユーカリ。
【樹高:300cm / 鉢:プラスチック7号】


■ Corymbia peltata(ペルタータ)
小型品種のためか成長は少し控え目。
ある程度の日光さえ確保できればとても楽なユーカリ。
これも日光が当たる場所の葉だけが極端に大きくなる。
レモンユーカリ程ではないが寒さは得意ではない模様。
樹高の割には水切れが激しいので、相当水食いのイメージ。
【樹高:45cm / 鉢:スリット5号ロング】


■ Eucalyptus staigeriana(スタイゲリアナ)
空中湿度や暑さには我が家では全く問題ないレベル。
ただし日照だけは少し大切で、日照が不足すると、
へなちょこな葉ばかりでうどんこ病が発生する。
以前は劣悪な環境に置いていたが、
最近は少しは日光の当たる場所に置いているので、
生育も良く、基本放置でOKなユーカリ。
日照以外では我が家の環境に適応していると言える。
樹高の大きさもあるが、水切れが非常に早いので、
旅行に行かせてくれないユーカリの一つ。
【樹高:200cm / 鉢:スリット6号】

■ Eucalyptus muelleriana(ミューレリアナ)
暑さ、空中湿度、過湿に対して非常に強く、
寒さにも弱くないと弱点の見つからないユーカリ。
日照が良いと成長が激しすぎるので、
クーラー室外機の風をもろに浴びるような
劣悪な場所に置いているにも関わらず、
それでも成長は激しく、全く痛み知らず。
水切れが激しく我が家では間違いなくトップの水食い。
恐らく炎天下で育てるなら、一日何度も水がいるかもしれない。
現在予定はないが、鉢増しの際には、
かなり保水性の高い用土を使うつもりでいる。
【樹高:160cm / 鉢:スリット6号】


もし興味のある品種がありましたら、
ご連絡をいただければアップさせていただきます。

それでは、その2に続きます。

# by eucalyptus_k | 2014-08-22 14:24 | ユーカリ(栽培知識)
↑PageTop
Trackback(0) |  Comments(2)
By koaramate at 2014-08-22 19:33 x
非常に解りやすい説明で、これからユーカリを楽しもうという人には
参考になりますね。

もはや、このブログも初心者のバイブル!

褒め殺しする気は無いですよ。

このブログの良いところは実際に育ててみているという所です。
今一度、どんな用土を使って居るのか記述してあげてもらえると
ゲストの皆さんは大喜びしそうですが、eucalyptus_kさんの生活と
健康状態を第一に考えて下さい。

ユーカリに関してのブログでは、このブログとosakano_jieさんのブログは
私の知る限り国内5本の指に入るマニアックさです。

ただ、私の私の各ユーカリに対する印象とは
栽培環境が違うので結構な差があります。

私の使っている用土は、私が使うためだけにほかの園芸店で販売している
ものとは配合をかなり変えてもらったオリジナルの水はけ第一の用土です。
一番違うのは、農園芸業界ではボラと呼ばれる石気の多い
岡山土に似たものを割合的には多くしてもらっています。

赤玉土を多くすると補肥力は上がりますが、夏場の地温が上がりすぎるので
水切れの原因になるようです。

肥料は、同じ緩効性の肥料でもマグアンプのようにリン酸の多いものを
与えるのを止めて最も手に入りやすいアイビー化成肥料に変更してから
葉っぱの色抜けが少なくなりました。

私の所でも最近はスリット鉢がほとんどで、3号のみ4個穴のものになったり
従来のものになったりです。

スリット鉢も消費税が上がって経費が驚くほどかかるので、生産者用の少し
厚みの少ないものを使ったりで乗り切っているところです。

同じスリット鉢でも、直径と深さがほぼ同じものに植え付けた場合と
ロングと言われる深鉢に植え付けた場合とでは、その仕上がりにかなりの差が
出るのでそれも教えてあげて下さい。


最近、失敗したかな?と思うのは6号以上の苗を8号や10号に植え替える際に
当然支柱もより大きなものに取り替えているのですが、
その時幹に沿わすことを第一に考えすぎて
大事な根をブチブチと地中で引きちぎったようにしてしまうことです。

大きな苗に取り付ける支柱は直径も太く重さもあるのでより中央に立てて
あげたいという強迫観念にさいなまれてしまうのが一番の原因でしょうね。

もちろん支柱が端に寄っているよりも
中央にある方が見栄えも格段に良くなりますから。

eucalyptus_kさんのブログを参考にもっとユーカリを楽しんで下さい。
By eucalyptus_k at 2014-08-26 13:26 x
こあら師匠、こんにちは!
色々とフォローありがとうございます。

おっしゃるように、育てる環境によって、
用土やその他の状態などは大きく変わってきますよね。
実家で育てている株はどれも立派なものですが、
私のところでは注意しないと先日のガモフィラや
去年のマイデニーのようにいきなり枯れることがあります。
一昨日も余剰株ではありましたが、
ウンキナータをやってしまいました。。。

恐らく日照と風通しという部分、
後は数が多すぎて込み合い過ぎているという部分で
我が家の環境は本来ユーカリにとっては
良いものではないのでしょう。

我が家の配合用土は、恐らく我が家専門の用土になると思います。
これを参考にするともしかすると他の御宅では、
湿潤を好むユーカリが育たなかったり、水切れが早すぎて、
旅行に行く暇もないといったことになりそうです。

実際に直射日光の激しい実家で、
この私の用土で持っていったもので順調なのは、
乾燥を好むクルセアナくらいになります。

クレヌラータなどは、水切れが早すぎるので、
父親がもっと保水性の良い用土に植え替えています。

そのため、一応実家の栽培で最も効果的で
最も簡単に手に入るものとして、
アイリスオーヤマさんの
ゴールデン粒状培養土 観葉植物用を推しています。

ボラ土というと日向土や岡山土のような感じでしょうか?
日向土は実は以前試したかったのですが、
私の近隣ではなかなかに高価で
赤玉の代わりにするには少々痛かったです。

岡山土は成分的にユーカリには良いと言う情報を聞いています。
ただ近隣ではなぜか見かけることがありません。
私はその代わりに鉄分豊富な桐生砂というのを少し混ぜ込んでいます。

支柱の失敗は私も良くやっています。
当初はしょうもないことと思っていたのですが、
最近結構深刻で、それでワンシーズン棒に振る程の
ダメージを受けることがあるのだなと認識しました。

先日紹介した蕾付きのパキフィラですが、
支柱ミスで蕾や多くの葉が落ちてしまいました。
そこから養生して、ようやく最近新芽が出てきましたが、
これも楽しみは来年以降に持ち越しということになります。

Osakano_Jieさんは最近音沙汰がありませんが、
お元気にされているのでしょうか?
 
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