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久々に品種未定のユーカリ

今まで品種の識別には色々ありました。
neglectaのタネを注文したのに、
発芽したのはcrenulataだったり。。。

cephalocarpaだと思って育てていたら、
実はfasciculosaだったり。。。

ずっとcamphoraだと思って育てていたのが
実は最近、kitsonianaだったと知ったり。。。

そして今回、accedensのタネに交じって
新しく育ったのが下記のユーカリです。

fancybox記事184の画像1

fancybox記事184の画像2

今わかっている一番重要な情報は
主に西AZのユーカリに多い
><型の双葉をしていたことと、
写真からはわかりにくいですが
茎が四角型であるということです。

これでユーカリ識別ソフトにかけて
識別してみることにしました。

出てきた中で、有力なのは4種類!
この中のどれかであることは間違いありません。

どれもNindethana seedに在庫がある品種なので
超レア品種というわけでもありません。

●Eucalyptus calycogona
fancybox記事184の画像3

●Eucalyptus celastroides
fancybox記事184の画像4

●Eucalyptus cneorifolia
fancybox記事184の画像5

●Eucalyptus gracilis
fancybox記事184の画像6

現在、幼苗の間の識別ではここまでが限界で、
この先は花や実や樹皮を見て識別するしかありません。

あとは実際にこの4品種を育ててみることです。

そうすれば、写真ではわからない違いが分かり、
明確な識別が可能になります。

実はこのうちの2種類、
calycogonagracilisについては
栽培を検討していたところだったので、
早速タネを取り寄せてみることにしました。

どちらも比較的低木なので
早期に低樹高での開花が見込めそうです。

特にcalycogonaピンクの花が魅力的なので
ちょっと力を入れて育ててみたいと思います。

fancybox記事184の画像7

せっかく、久々にタネを購入する機会なので
下記の品種もついでに購入してみることにしました。

・Eucalyptus dolichorhyncha
・Eucalyptus nutans
・Eucalyptus youngiana

どれも低木での開花が見込める
少し面白そうなユーカリばかりです{#笑顔}

# by eucalyptus_k | 2012-02-26 19:05 | ユーカリ(品種知識)
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【ユーカリ紹介-42】
糸葉ユーカリ (Eucalyptus viridis)

続きまして第42回目は、
丸葉ユーカリが人気のあるユーカリ中で
びっくりするほど細長く特徴的な葉型で
糸葉ユーカリの異名を持つ
ユーカリ・ビリディスです。

◎ユーカリ・ビリディス
【学名:Eucalyptus viridis】
【英名:Green Mallee】
fancyboxビリディス(Eucalyptus viridis)の画像1

fancyboxビリディス(Eucalyptus viridis)の画像2

このviridisは非常に細長い葉を持っており
糸葉ユーカリとも呼ばれています。

丸葉や通常の細葉ユーカリと比べて
これってユーカリ!?と思うような
非常に特徴的な外観をしています。

その他にも比較的葉の細長いユーカリは存在しますが、
私の知り限りではviridisは最も細長い葉のユーカリです。

viridisの生息地は、
クイーンズランド~サウスオーストラリアと
非常に幅広く分布していますが、
比較的内陸部を中心に生息しています。

そのため、半砂漠地帯やステップ地帯が中心となり、
比較的乾燥を好むユーカリとなっています。

viridisという学名を持つ植物は
ユーカリ以外にたくさん存在していますが
これは「」という意味になります。

このviridisの場合は
そのまま英名のGreen Malleeの通りです。

その名の通り、非常に濃く深い緑色の葉をしています。

fancyboxビリディス(Eucalyptus viridis)の画像4

また、Mallee(灌木上の樹木)ですから
8m程度とそんなに大きく育つ品種ではないため、
鉢植えでコンパクトに育てるのにも最適です。

viridisの成長力はそこそこで、
悪くもなく、激しすぎるわけでもありません。
上方向へ順調に樹高を伸ばしますが、
株元などから、たくさん脇芽を出す性質を持っています。

白銀色の丸葉ユーカリが人気で、
比較的近未来的な空間を演出できるユーカリが多い中で
viridisは少し和風的な雰囲気もあり、
シックで渋めの空間を醸し出すことができ、
個人的にはとても貴重で重宝しているユーカリです。

このviridisも日本ではとってもマイナーで
親愛なるこあら師匠の農場以外では
販売されているのを見かけたことはありません。

とても、特徴的なユーカリなので、
さぞかし、人気があることだろうと思っていましたが、
まだまだ、マイナーでイマイチ知名度が低いようです。

fancyboxビリディス(Eucalyptus viridis)の画像3

確かに多くの人が想像されているユーカリとは
かなりかけ離れたイメージを持っていますが、
viridisのその性質はとってもユーカリ的で
育てやすく、管理もしやすいのでオススメです。

私の場合も、一番人気にまではなりませんが、
何かあったら優先的に持っていきたいユーカリの一つです。

viridisの管理方法としては、
gunniiなどのユーカリよりはかなり乾燥気味に管理しますが、
過湿に対しては、西オーストラリアのユーカリのようにうるさくなく、
また、南オーストラリアのユーカリのように
用土成分にうるさかったり、病害に弱いわけでもありません。

少し乾燥を好む、普通の観葉植物(屋外用)として育てられます。
また、成長が激しすぎることもないので、安心して管理ができ、
剪定にも反応するので、樹形も綺麗に仕立てやすいです。

太陽はとても大好きで、良く当てた方が元気に育ちますが、
家のような半日陰の環境でも、比較的元気に、
病害などの影響を受けることなく育っています。

とにかく、viridisは、際物がお好きな人には
育てやすく、管理も容易で、
ぜひとも育ててほしいユーカリです。

気になる耐寒性も比較的強い方で
-8℃くらいまでは全く問題ありません。

ただし、葉が細いので寒風を当てすぎると
葉に少し枯れのでることはありますが、
株自体が枯れてしまうようなことはありません。

葉を綺麗な状態に保って越冬させたい場合には
少し風を避けられる場所に置けば問題ありません。
関東以西であれば、温室なども不要です。

少し意外ですが、このviridisは、
現地では精油採取用のユーカリとしても有名です。

ただ、葉が細長いため、あまり香りが強いとは言えません。

radiatapolybracteaなども精油採取用として有名ですが、
globulusなどのように葉が強く香るわけではないのと同じです。

ただ、その精油は良質で、油点の数や精油含有量も多いので、
精油を採取できる装置をお持ちの方は
一度精油採取を試してみても良いかもしれません。

そんなviridisの気になる香りについては、
まずシネオールの香りが強くスッとして、
その後に少し香水のようなアロマチックな香りがします。
ただ、とても葉が硬くしっかりしているので
指で軽くこする程度ではほとんど香りはしません。
葉をクラッシュして初めてその香りを楽しむことができます。

fancyboxビリディス(Eucalyptus viridis)の画像5

この特徴的な糸葉ユーカリviridis
親愛なるこあら師匠の農場の主力商品です。
是非とも、一度育てていただいて、
ユーカリらしくないユーカリを満喫してみてください。

ちなみに大きく育ってからも
この細長い糸葉を維持していきますので、
特徴的な庭木としても面白いかもしれませんね{#笑い}

------------------------------
<栽培難易度:A+>
香良さ:★★★
香強さ:★★
成長力:★★★

要水分:★
耐過湿:★★★
耐水切:★
耐日陰:★★★
耐移植:★★
耐寒性:★★★
耐暑性:★★★★
耐病虫:★★★★
------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2012-02-20 12:58 | ユーカリ紹介
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【ユーカリ紹介-41】
リバーレッドガム
(Eucalyptus camaldulensis .var camaldulensis)

続きまして第41回目は、
日本でも非常にメジャーで見かけることも多く、
細長葉ではスタンダードなユーカリ、
リバーレッドガムマリーレッドガムとも呼ばれる
ユーカリ・カマルドレンシスです。

◎ユーカリ・カマルドレンシス
【学名:Eucalyptus camaldulensis .var camaldulensis】
【英名:River Red Gum / Murray Red Gum / Red Gum】
fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像1

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像2

その名前の通り、川や湖などの周辺に生息し、
湿った土壌を好む、とても成長力が旺盛で、
強健で、水が大好きなユーカリです。

このとてもメジャーなcamaldulensisには、
多彩な亜種や変種が数多く存在し、
それら全てを合わせると、ほぼオーストラリア全土に
生息しているともいえる、とてもスタンダードなユーカリです。
私たちもカマルドの愛称で呼ぶことが多いです。

日本ではgunniiがとてもメジャーになっていますが、
一般的な園芸店や植木屋さんのように
商品としてのユーカリを良く知っている人であれば、
ユーカリは成長力が旺盛で、たらふく水を吸って、
寒さにはあまり強くないという印象があるようです。

このcamaldulensisはまさにそのユーカリのイメージに
ぴったりの性質を持っているといえます。

とにかく、camaldulensisの成長力にはびっくりさせられます。
家のように対して日照の良くない環境であっても、
春の発芽から、冬までに簡単に人間の背丈を越えてしまいます。

これはあくまでも家のベランダでの話なので、
日当たりの良い場所や、露地植えであった場合には
さらに激しい成長力に圧倒されることと思います。

今まで紹介してきた中で、globulusrobustaなども
とてつもない成長力を持っていますが、
真っ直ぐに上に伸びる勢いでいえば、
camaldulensisが堂々のトップを飾ることができると思います。

水も大好きで、真夏には1日に1~2回の水遣りを必要とします。
過湿耐性もかなりのもので、暖かい季節は水をやればやるほど、
成長力に磨きがかかっていくほどです。

camaldulensisはまさに育てていても枯れる気のしないユーカリで、
ユーカリの成長力の凄さを見せつけてくれます。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像3

今回、写真で紹介させていただいている
この青々とした大きな長葉が特徴のcamaldulensis
var. camaldulensisという最もスタンダードなタイプです。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像5

生息地もオーストラリア南東部全域と
ほぼ、その他の東オーストラリアのユーカリと
同じような地域となっています。

亜種・変種により多少の違いはありますが、
camaldulensisはどれもとても立派な大木へと育ちます。

このvar. camaldulensisであれば
45m以上の立派な木立の大木になります。

近所の公園に立派なcamaldulensisの大木がありますが、
サクラやカエデなどのレベルではなく、
クスノキやメタセコイヤレベルのとても立派な大木です。

気軽にホームセンターなどの庭木コーナーで売られていますが、
このように立派な大木になる品種であることを忘れずに、
万が一、露地植えにする場合には、
十分に覚悟を決めてから決断してください。

どのcamaldulensisも、
茎が四角く角ばっていることが大きな特徴です。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像4

亜種によっては、新芽の白銀色が強いものや
葉に少し丸みがあるもの、卵型に近い葉のもの、
葉の生え方や向きが異なるものなど様々で、
かなり見た目が異なる変種も存在しています。

今のところその他の亜種・変種にまで手を出す予定はありませんが、
今後スペース的な余裕ができた際には、
白銀色の強いvar. obtusaのみ育てるかもしれません。
ちなみに、このvar. obtusaは中央~西オーストラリア生息種です。

camaldulensisは亜種・変種にもよりますが、
耐寒性がそれほど強いユーカリとはいえません。
一般的には-5~-7℃程度までと言われていますが、
0℃を下回ると、葉は散り際の紅葉のように赤紫色に激しく紅葉します。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像7

また、寒風を強烈に浴びると、暖地でも激しく葉痛みして、
下葉を中心に散り出してしまいます。

ただ、葉が多く散ってしまったとしても滅多に枯れることはなく、
春になれば、びっくりするほど激しく新芽を吹きます。

var. obtusaなどはさらに耐寒性が低く、
citriodorarudis並みと言われています。

camaldulensisの気になる香りについては、
ユーカリ特有のシネオールの香りをベースに、
少しだけ甘い香りがする比較的ユーカリらしい良い香りです。
globulus程の爽快感はありませんが、
香りも比較的強く、心地よく、これぞユーカリ!といった感じです。

実はこのcamaldulensisの精油ですが
非常に様々な成分が含まれており、
希少性分のクリプトンなども含んでいます。

日本ではアロマテラピー等に使用されることはありませんが、
海外では、医学的に高い評価を得ている精油だそうです。

このように精油の評価が高いためか、
お茶やお酒にしてもとっても美味でした。

親愛なるこあら師匠は事業の関係もあり、
camaldulensisについてはかなり豊富な知識をお持ちです。
また、多くの亜種・変種の在庫もお持ちです。
珍しいcamaldulensisをお求めの方には
こあら師匠の農場をご紹介します。

fancyboxカマルドレンシス(Eucalyptus camaldulensis var. camaldulensis)の画像6

細葉でとてもユーカリらしいユーカリcamaldulensis
興味のある方はぜひ一度育ててみてはいかがですか?
ユーカリの強烈な成長力を心から実感できます!

------------------------------
<栽培難易度:A>
香良さ:★★★★
香強さ:★★★
成長力:★★★★★

要水分:★★★★★
耐過湿:★★★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★★★
耐寒性:★★
耐暑性:★★★★
耐病虫:★★★★
------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2012-02-08 16:33 | ユーカリ紹介
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当ブログの掲載写真の使用について

最近、当ブログの写真を商品画像などで使用したい
という方が出てきてくれてびっくりしています。

このブログも皆様のおかげで
メジャーになったのだなあととても嬉しく思います{#微笑}

お写真をご利用いただくことは可能ですが
下記の内容をお守りいただくことが条件となります。
恐れ入りますが何卒よろしくお願いいたします。

-------------------------------------------------------------------
●必ず事前にご一報ください。
●ご一報いただいた内容・商品の他に使用する場合は
 お手数ですが再度ご一報ください。

●商用利用に際しては、クレジット表記をお願いします。
 ※現在は自動で全ての画像にクレジット表記が付加しています。
 ※クレジット表記なしの画像を非商用利用したい場合には、
  一度ご一報の上、ご相談ください。

-------------------------------------------------------------------

写真使用に関してはうれしい限りなのですが、
2つだけ困ったことがありますので、面倒をおかけいたします。

その困ったこととは
□写真が悪意のある事項に使用されること
□商用利用の場合、私が商品を販売していると勘違いされること
の2つです。

この2つのことを避けるためにも
ご一報いただくことと商用の際のクレジットの表記について
何卒ご理解いただければと思います。

今後とも当ブログをよろしくお願いいたします。

# by eucalyptus_k | 2012-02-05 16:53 | その他
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ブログが携帯にも対応しました

当ブログが携帯にも対応しました。

本ブログと同じこのURLにアクセスいただければ、
自動で携帯用ブログへと転送されます。

ユーカリ品種別検索には非対応ですが
後は大体同じ機能で利用いただけると思います。

私を含め、私の周りはスマホばかりなので、
携帯シミュレーターでテストして制作しました。

そのため、どうしても携帯実機でのテストができていません。

何か不具合や見にくい点などありましたら、
お問い合わせフォームより
遠慮なくお問い合わせいただけると助かります。

今後とも当ブログをよろしくお願いします{#星}

# by eucalyptus_k | 2012-02-05 08:00 | その他
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