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ユーカリ愛好会を作ります!

突然ですが、ユーカリ愛好会を作ります!
現メンバーはOsakano_Jieさんの二名だけです。
>>>ユーカリの生字引Osakano_Jieさんのブログはこちら

今のところ、ルールなどは特にないです。
単純にユーカリ好きが集まって、
情報交換や苗・タネのシェアができたらいいなと思っています。

私とOsakano_Jieさんは、同じ市内に住んでいるため、
何度か会って、お話をしたり、苗交換をしたりしています。
また、いずれオフ会と称し、
一杯やりませんかみたいな話もあります。

お近くなら、たまに会って
ユーカリの話に花を咲かせたいななんて思っています。
別に近くじゃなくても、メールやチャットで、
ユーカリ談義に燃えてみてもいいなと思っています。

今のところ非常に軽い集まりではありますが、
将来的には何か大きなこともやりたいななんて密かに思ってマスw

ちなみに現メンバーのユーカリマニア度と
入れ込み度合いはかなりのものがありますのであしからず(爆)。


一つだけ決めておきたいなと思っていることは、
会員は全会員のメールアドレスをシェアするというところだけです。
例えば、今入会した場合には、
私とOsakano_Jieさんとメアド交換を行い、
ユーカリに関する交流を深めていくということになります。

私生活のお話や詳しいプロフを明かす必要もなく、
ユーカリの話だけに限定して情報交換ができれば結構です。


別に気遣いなどは一切不要で、
気ままにマイペースにやっていただいて結構です。
そもそも私がかなりマイペースです。。。w

もし入会してみたいなとか、
興味があるんだけど・・・なんて人がいたら、
この記事に匿名でメアドを書いてください。

取り急ぎは私の方からメールを返信させていただきます。
入会希望でなくても、質問だけでも結構ですよ^^

今まで、ユーカリが本当にたくさんの
素晴らしいご縁を作ってくれました。

これからも、ユーカリを通じて
たくさんのご縁ができることを心から願っています。

【PS】
以前、glaucescensを希望されたとある方へ
あれからいかがですか?お元気にされていますか?
また、気が向いたらご連絡お待ちしていますね♪


それでは、今日も良い日でありますように☆

# by eucalyptus_k | 2011-05-22 00:46 | その他
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【ユーカリ紹介-31】
ユーカリ・ウンキナータ (Eucalyptus uncinata)

続きまして第31回目は
日本では中々ツキヌキになってくれない、
西オーストラリアのミニツキヌキユーカリこと、
ユーカリ・ウンキナータです。

◎ユーカリ・ウンキナータ
【学名:Eucalyptus uncinata】
【英名:Hook-leaved Mallee】

fancyboxウンキナータ(Eucalyptus uncinata)の画像1

fancyboxウンキナータ(Eucalyptus uncinata)の画像2

uncinataは西オーストラリアに生息するユーカリの中では
珍しくツキヌキ状の葉になる品種です。

ところが上の写真のように
日本で、特に幼い苗のうちは
なかなかツキヌキ状に育ってくれません。

現地オーストラリアでは
乾燥した土壌で強い直射日光を浴びて、
丈夫な株へと育つために、
幼いうちでもツキヌキ状の葉が生じるようです。

日本でももう少し大きく育っていくと
下の写真のようなツキヌキ状の葉が生じてくるようです。

fancyboxウンキナータ(Eucalyptus uncinata)の画像3

fancyboxウンキナータ(Eucalyptus uncinata)の画像4

uncinataの葉色は綺麗なエメラルドグリーンで、
少し白く粉を吹くこともあります。
また、比較的肉厚でしっかりとした葉をしています。

fancyboxウンキナータ(Eucalyptus uncinata)の画像5

写真で見るとツキヌキ状になっているかのように見えますが、
良く見ると葉と葉の間にはしっかりと切れ目があります。

uncinataは樹木としては4m~7m程度の灌木状に育ちます。
大きく育ってくると、一般的な丸葉ユーカリと同じく、
英名の通り、鉤状の細長い葉へと形を変えます。

細長い葉になってからも、
綺麗なエメラルドグリーンの葉色を保ち、
ポポラスのようにたくさん蕾をつけるため、
現地では花材としても重宝されているようです。

uncinataは幼いうちでは脇目を出しにくく、
一本で真っ直ぐに伸びる傾向が強いようです。
また、全体がかなりコンパクトにまとまるため、
なかなか可愛らしい外観をしています。

fancyboxウンキナータ(Eucalyptus uncinata)の画像6

生息地は西オーストラリアのエスペランス付近と、
少し癖のあるユーカリが多い地域ですが、
その中では比較的育てやすいユーカリです。

uncinataは少し水切れに強いlehmanniiといった感じです。
kruseanamacrocarpaよりは水を好みますが、
ほぼ一般的な西オーストラリアのユーカリと同じ育て方をします。

乾燥力の強い用土で乾燥気味に管理し、
一日中直射日光の降り注ぐような環境を好みます。

葉が肉厚のためか、
病害虫の影響をあまり受けにくい丈夫なユーカリです。
また、本当に若干ではありますが、
過湿環境への耐性も備えているようです。

東オーストラリアのユーカリと比べると、
uncinataの成長速度は並程度ですが、
西オーストラリアのユーカリの中では、
なかなか成長力の旺盛な方であるといえます。

uncinataはどちらかというと高い土中温度を好むようで、
涼しい季節よりも、暑い真夏メインで成長します。

耐寒性については難ありのユーカリが多い地域出身ですが、
uncinataはその中でかなり強い部類になります。
今年の-5℃近くまで下がった大阪の冬は難なく乗り越えています。
葉が肉厚のため、寒風にもそこそこ頑張りますが、
幼苗のうちは、少し風を避けた方が良いかもしれません。
冬季には新芽などが紫色に紅葉します。

気になるuncinataの香りですが、
西オーストラリアでは精油に少し定評があるようです。
アロマデンドレンという甘みの強い芳香成分を多く含み、
柑橘系の香りがメインの香水のような非常に良い香りがします。
orbifoliadecipiensの香りを強くしたような感じで、
この香りは誰もが好きになれるアロマティックな香りです。
uncinataは育てて外観を楽しむだけでなく、
香りを楽しむユーカリとしても十分に利用できます。

uncinataは面白い葉型のユーカリが好きで、
西オーストラリアのユーカリにチャレンジしてみたい人には、
特におすすめのユーカリです。

fancyboxウンキナータ(Eucalyptus uncinata)の画像7

また、ユーカリをコンパクトに育ててみたい人や
ユーカリの香りを楽しみたい人にも最適です。

育ててみたい方には素晴らしい農場をご紹介できますので、
是非声をかけてくださいね。

意外に多いツキヌキマニア??の方は
是非とも育ててみてくださいねw♪

------------------------------
<栽培難易度:C>
香良さ:★★★★★
香強さ:★★★
成長力:★★

要水分:★★
耐過湿:★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★
耐移植:★★
耐寒性:★★★
耐暑性:★★★★★
耐病虫:★★★★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2011-05-19 18:13 | ユーカリ紹介
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【ユーカリ紹介-30】
ユーカリ・カエシア・マグナ (Eucalyptus caesia ssp. magna)

記念すべき第30回目は
幼葉ではユーカリとは思えないような外観で、
美しい花を咲かせるユーカリの代表格、
ユーカリ・カエシア・マグナです。

◎ユーカリ・カエシア・マグナ
【学名:Eucalyptus caesia ssp. magna】
【英名:Silver Princess / Gungurru】

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像1

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像2

上の写真は苗木のうちのcaesia ssp. magnaの写真ですが、
今までに紹介したどのユーカリにも似ておらず、
まるで別の植物のであるかのような葉形です。

アイビーなどの蔦系やペペロミアなどの葉にも似ています。
ところがこれもれっきとしたユーカリの一種です。

葉は深い緑色の完全な逆ハート型、
かなり肉厚でツルっとしており、光沢があります。

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像3

良くうどんこ病に罹ることがありますが、
葉が肉厚でツルツルのため、
指で軽く撫でただけで、菌を簡単に取リ去ることができます。

caesiaにはssp. caesiaという原種と
このssp. magnaという亜種の2種が存在します。

ssp.caesiaの方が花や実、樹高など全てが小ぶりで、
ssp. magnaの方が全てにおいて大型で幹の白銀色も強くなります。
magnaには大きいという意味があります。

caesia全体を一般的にSilver Princessと呼ぶこともありますが、
厳密にはSilver Princessとはssp. magnaのことです。

上の写真のような幼苗の間は
蔦系のような少し渋い葉形をしていますが、
成長してからのcaesia ssp. magna
Silver Princessの名に相応しい
繊細で美しい外観へと変貌を遂げます。

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像4

葉は細長い一般的なユーカリの葉形へと変わり、
茎や蕾はそれはそれは美しい白銀色になります。
caesiaという学名はラベンダーブルーという意味で、
この茎や蕾の白銀水色に由来しています。

もう一つcaesia ssp. magnaの大きな特徴をあげるとするならば、
ユーカリ中でも美しくて有名なピンク色の花でしょう。

下の写真は2015年の4月に我が家のベランダで開花した
caesia ssp. magnaの花です。

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像5

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像6

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我が家のベランダでcaesia ssp. magnaが開花!
※更に詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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その花の美しさから、現地オーストラリアでは
公園などの街路樹として好んで植えられています。
西オーストラリアでユーカリの花見といえば、
torquataやこのcaesia ssp. magnaの花見のことをいうようです。

caesia ssp. magnaという学名よりもSilver Princessや、
アボリジニーの言葉による名前Gungurruで親しまれています。

西オーストラリアでは、よく見られるcaesia ssp. magnaですが、
元々はパース北東部半砂漠地帯の
限られた地域にのみ自生する品種です。
その花や茎の美しさから園芸用として広まったと考えられます。

樹木としては15m程度までの灌木状に育ち、
比較的低い樹高の鉢植えでも開花が見込めるようです。
またcrucis/orbifolia/websterianaなどと同じく、
minnirichiという一風変わった赤い樹皮が特徴です。

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像7

花・茎・樹皮と面白い特徴が
盛りだくさんのcaesia ssp. magna
将来、広い庭の家に住むようになったら、
ぜひ、庭木にしたいと考えています。

このcaesia ssp. magnaは、少しの過湿耐性があり、
西オーストラリア軍団の中では比較的育てやすい品種です。
西オーストラリアのユーカリ入門編といえるでしょう。

また、幼苗のうちは大したことはありませんが、
ある程度の大きさに成長した株の吸水量は半端ありません。
日照がとても良い場所での夏季の吸水量は
gunniiなどとは比べ物にならないほどに激しいです。

また、あまり水切れに対する耐性がないようで、
水切れするとかなり早い段階で葉先や新芽が枯れ出します。

実家の庭では、全てのcaesia ssp. magna
水切れで全滅してしまったほどなので、
夏季の水切れには特に注意が必要な品種です。

ただし最高気温が30℃を切るようになってくると、
他の西AZのユーカリの例に漏れず
その激しい吸水量は一気に激減していきます。
冬季も断水とまでは言いませんが、
ビックリするほどに水を吸わなくなります。

それでもかなり育てやすいユーカリで、
少し聞きわけが良く、丈夫なlehmanniiといったところです。

用土の酷い過湿は避け、乾燥気味に管理し、
とにかく日光にさえ良く当てていれば、
中々のスピードで成長していきます。

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像8

春先の少し涼しい季節から、夏真っ盛りの暑い季節まで、
コンスタントに成長を続けてくれる品種です。

耐寒性についてはあまり強い方とは言えません。
最高で-7℃程度までは生き残れるようですが、
大阪の冬でもある程度の葉痛みが起こることがあります。

樹高の小さな間や葉痛みを特に避けたい場合には、
軒下などの少し暖かい場所で越冬させると良いです。
寒い季節には新芽や葉先がワインレッドに紅葉して綺麗です。

気になるcaesia ssp. magnaの香りですが、
torquataの芳香成分トルクアトンがメインとなるため、
香水のようなフローラルな香りが微かに漂います。

ただしその香り自体はtorquataよりも遥かに弱く、
指で葉を擦った程度ではほとんど香りはしません。
葉をクラッシュしてようやく香りを感じることができる程度です。
香りを楽しむユーカリとしての利用は難しく、
花や美しい外観を楽しむためのユーカリといえるでしょう。

人づてに聞いた話ではありますが、
このcaesia ssp. magna
以前NHKの某園芸番組で紹介されたことがあるようです。

その際にはタネをフライパンで炒ってから播き、
山火事を経験させて発芽させると紹介されていたようですが、
そんなことをしなくても簡単に発芽します。

実際、このcaesia ssp. magna
私の経験では最高の発芽率を誇っています。

caesia ssp. magnaのタネはユーカリの中では比較的大きい方で、
一粒一粒を選り分けて播くことができます。
私は過去に9粒のタネを播いたことがありますが、
その全てが元気な苗として発芽しました。
要するに発芽率100%だったわけです!
ちなみに他の品種ではこんなことは滅多にありません。

かなりの有名番組で紹介されたために、
当時はかなり多くの人がタネを購入して育てていたようですが、
なかなか難しく、ほとんどの人が枯らせてしまったようです。

これを聞くと難しいユーカリ?と思われるかもしれませんが、
西オーストラリア出身で乾燥を好むことさえ踏まえていれば、
西オーストラリアのユーカリ入門編で間違いありません。

ただ、いくら育てやすいとはいっても、
日本の一般的な草木と同じ水分管理では、
さすがに育てるのは無理だったのだろうと思います。

fancyboxカエシア・マグナ(Eucalyptus caesia ssp. magna)の画像9

caesia ssp. magnaは苗木のうちは
少し特異な外観をしていますが、
大きさ的にもパフォーマンス的にも
庭木として最高のユーカリではないでしょうか。

花を咲かせて楽しんだり、
花材として利用できる美しいユーカリです。
また、gunniiなどの日本に合ったユーカリを
ひとしきり育てた方の次のステップにもおすすめです。

是非、一度育ててみて花を咲かせてみてください。
手に入れたい方には素晴らしい農場をご紹介できますので、
是非声をかけてくださいね。

ちなみにユーカリをタネから育てる場合でも、
caesia ssp. magnaは入門編としておすすめですよ♪

------------------------------
<栽培難易度:C>
香良さ:★★★
香強さ:★
成長力:★★★

要水分:★★★
耐過湿:★★★
耐水切:★★
耐日陰:★★
耐移植:★★★
耐寒性:★★
耐暑性:★★★
耐病虫:★★★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2011-05-13 17:45 | ユーカリ紹介
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【ユーカリ紹介-29】
ユーカリ・スミティー (Eucalyptus smithii)

続きまして第29回目は
高価で品のある精油として有名で、
甘く官能的な香りが魅力のユーカリ・スミティーです。

◎ユーカリ・スミティー
【学名:Eucalyptus smithii】
【英名:Gully Gum / Gully Peppermint
    Blackbutt Peppermint】

fancyboxスミティー(Eucalyptus smithii)の画像1

fancyboxスミティー(Eucalyptus smithii)の画像2

精油として利用されるユーカリの中では代表格の存在。
ユーカリ精油の中ではかなり甘みが強く、官能的で、
アロマティックな香りが魅力のユーカリです。

smithiiの精油にはシネオールの他にも、
甘みの強いAromadendrenという芳香物質が多量に含まれており、
香水になっても通用しそうなほどに良い香りがします。

ところがユーカリとしては比較的マイナーで、
viminalisradiataなどとほとんど区別のつかない、
典型的な細葉ユーカリといった外観をしています。

fancyboxスミティー(Eucalyptus smithii)の画像3

葉形や苗の間の樹形などでは
viminalisradiataと区別することはほぼ不可能です。
Eucalyptus viminalis var. pedicellarisと呼ばれることもあります。

敢えてsmithiiの特徴をあげるとするならば、
新芽が少し白っぽかったり紫がかっていたり、

fancyboxスミティー(Eucalyptus smithii)の画像4

茎が少し白く粉を吹き、ザラザラしているところです。

fancyboxスミティー(Eucalyptus smithii)の画像5

viminalisradiataは茎が白くなることはありません。

smithiiは外観で目を引くような品種ではなかったために、
以前は私も全く知ることのなかったユーカリでした。

ところが、あるとき百貨店のアロマテラピーコーナーで、
試供品のユーカリ精油の香りを嗅ぎまくっていたときでした。
当時は聞いたこともなかった
smithiiという名のユーカリ精油を嗅いで、
その香りのよさにビックリしたのが出会いのきっかけでした。

私は外見の面白さや美しさから
育てるユーカリを選定することが多いのですが、
香りの良さから興味を持ったのは、このsmithiiが初めてです。

smithiiの生息域はシドニーより南の沿岸部~内陸部で
比較的冷涼で多雨な気候の地域出身のユーカリです。
そのため、日本の猛暑には少し弱いところがあります。

さすがに暑さで枯れてしまうようなことはありませんが、
正午過ぎの激しい日差しを浴びるとヘロヘロになったり、
軽度の葉焼けが起こることもあるため、
少し遮光して育てても良いでしょう。
また、夏季には根の蒸れに少し注意が必要です。

樹木としては、45m程度の立派な大木に成長する種と、
10m程度の灌木状に育つ種に分かれていますが、
この2種については特に詳しく区別されておらず、
タネから育てる場合はどちらが育つかは全くわかりません。

主な生息地である
ニューサウスウェールズ州の沿岸部~内陸部には
前者の大木へと育つ品種が生息し、
これが最も一般的なsmithiiとされています。

一部ビクトリア州の内陸部高地に生息するsmithiiが、
後者の10m程度の灌木状に育つレアな種のようです。

smithiiはこの地域に生息するユーカリとしては
かなりの水好きで準スワンプ系のユーカリともいえます。
また過湿に対する耐性をそれなりに備えています。
用土の乾燥を好む多くのユーカリとは異なり、
少し用土に水分が残っているような状態を好みます。

水が大好きなので、水切れに注意したいところですが、
同時に少し暑さにも弱いところを持っています。
そのため、夏季の熱い時間帯の過湿によって起こる、
苗の蒸れを避けるために、涼しい時間の水遣りを心がけてください。

smithiiのメインの成長期は早春と晩秋で、
昼でもかなり涼しく、夜は寒いくらいの時期です。
成長力はかなり旺盛な方で、
暑さに弱いgunniiとして育てられますが、
成長期にはgunniiよりも水を吸うので注意してください。
逆に夏は活動を休止して、吸水は少し控え目になります。

耐寒性についてはかなり強い方で、
-10℃程度と大阪の冬ではほとんど痛むこともありません。
ただ、viminalisなどに比べると、幼いうちは少し葉がうすいので、
小さな苗の間は、強い寒風を避けた方が葉を綺麗に保てるでしょう。

すでに太鼓判を押しているsmithiiの香りですが、
非常に甘みの強い香水のような香りが強く漂い、
その後にシネオールの香りがスッと突き抜けます。
軽く葉を指で撫でただけでも、非常に強く香るほどです。

pulverulentaBaby Blueの香りにも少し似ており、
甘みをさらに強化したような感じがします。
おそらくこの香りを好きになれない人はいないでしょう。
私はこの香りをそのまま香水にしても良いと思っています。

globulusなどの市販されている多くのユーカリ精油は
シネオールが中心で、メンタームのような香りがすると思いますが、
smithiiの精油はかなりアロマティックでうっとりできます。

夏の管理にさえ少し気をつければ、
どちらかというとかなり育てやすいユーカリで、
我が家のような日陰でも生育状態は非常に良好です。

fancyboxスミティー(Eucalyptus smithii)の画像6

細葉ユーカリに興味があり、
良い香りのユーカリを育ててみたいという方には、
これ以上にはない!といったようなユーカリです。

どうしても育ててみたい方には、
親愛なるこあら師匠の農場をご紹介します。

魅力的な香りのviminalisと一緒に育てれば、
共に成長力も旺盛で育てやすく、
香りを楽しむハーブとして大活躍することと思います。
ぜひ、この魅惑の香りをご堪能ください!

------------------------------
<栽培難易度:A+>
香良さ:★★★★★
香強さ:★★★★★
成長力:★★★★

要水分:★★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★
耐寒性:★★★★
耐暑性:★
耐病虫:★★★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2011-05-06 17:34 | ユーカリ紹介
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【ユーカリ紹介-28】
ユーカリ・マクロカルパ
(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)

続きまして第28回目は
ユーカリ中で最大の赤い花を咲かせ、
ほとんど白色に近いまでの白銀葉の美しさ
まさにユーカリの王者と呼ぶにふさわしい、
ユーカリ・マクロカルパです。

◎ユーカリ・マクロカルパ
【学名:Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa】
【英名:Mottlecah / Mottleceae / Desert Mallee
    Blue Bush / Bush Rose / Mallee Rose / Rose of the West】

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像1

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像2

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像3

macrocarpaは日本では知る人ぞ知るユーカリですが、
世界的にはかなり有名で、たくさんの英名や呼称を持つ、
ユーカリの王者的存在といえるユーカリです。

ユーカリ、強いては園芸に興味のある人で、
その際立った外観を目にした人は、
咄嗟に育ててみたいと思ってしまうほどに美しいユーカリです。

ところが栽培難易度の高さでも
恐らくユーカリの王者的存在・・・といえます。


macrocarpaは率直に言うと、
---------------------------------------------------------
・土が完全に乾いたら即水遣りが必要
・菌に弱く非常に根腐れしやすい
・半日直射日光以上の日照量が最低限必須
・雨の残り雫でも葉が傷み、病気に弱い
・肥料あたりしやすくリン酸を嫌う

・株だけでなく鉢にも日光を当てる必要がある
---------------------------------------------------------
といった厄介な性質をもったサボテンを育てるイメージです。

植物は放置が一番という人より、
雨が降るたびにわざわざ鉢を移動するくらいの
非常に熱心でマメな人向きのユーカリといえます。

生息地は西オーストラリア州の州都パースの
東部から北東部にかけて広がる半砂漠地帯です。
年間降水量は250mm(大阪の1/6)程度で
最高気温が50℃近くにまでなるような過酷な環境です。

パースに留学していた従弟に聞いたのですが、
この辺りは夏でも長袖で行動し、帽子や飲料水を忘れると、
気づかないうちに体内の水分が不足し、死に至ることもあるため、
喉の渇きだけではなく、時間を決めての給水が必須とのことでした。

また、夏はほとんど雨が降らずに
雨のほとんどは冬季に集中していることも、
日本と真逆の環境であることがわかります。
この環境の違いからmacrocarpaは高温多湿を極度に嫌います。

樹木としては大きくても3m程度といった低木で、
Bush(茂み)という名称からもわかるように、
木というよりは藪のように広がって育ちます。

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像4

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像5

西オーストラリア出身のユーカリには
原住民アボリジニーの言葉による
名前を持っているものがいくつかあります。

このmacrocarpa
Mottlecah(モトレカ)Mottleceae(モトルセア)
といったアボリジニーの言葉による名前があります。
現地ではMottlecahと呼ばれているようです。

ちなみに学名のmacrocarpaは、大きな実の意味です。
花がユーカリ中で最大ですから、
必然的に実もユーカリ中で最大ということになります。

macrocarpaの最大の魅力は何といっても
まずその白銀大葉の美しさではないでしょうか

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像6

十分日光に当たり、乾燥気味に育てられた
健康な株の葉の長さは15cm近くにもなります。
写真の株で10cm程度の長さがありますが、
これでもかなりダイナミックで圧倒される外観です。

またもう一つの魅力は
直径10cmにもなるユーカリ中で最大の花でしょう。
この花はただ大きさが最大であるだけではなく、
茂みの薔薇に例えられるほど美しい花でもあります。

下の写真は開花を実現することができた、
実家の庭のmacrocarpaです!

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像7

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像8

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像9

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実家の庭のmacrocarpaが開花!
※更に詳しくはこちらの記事をご覧ください。
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この花を咲かせることは、
macrocarpaを育てる人にとって、
ある種のゴールであるといえると思います。

このmacrocarpaの花を咲かせるためには
タネを播いてから平均以上の環境・状態で育てて、
最短で5年程度かかるといわれています。

これは丈夫な株、十分な樹高(1m以上)へと育ち、
花を咲かせるための体力を維持できるほどに
根を伸ばすまでにかかる年月と言われています。

ただ栽培環境が良ければ、
3年程度での開花も可能なようです。

macrocarpaが日本で花を咲かせる時期は
ミモザアカシアと大体同じで早春と言われています。
蕾は夏~秋口にかけてでき出して、
そのまま越冬することになります。
急な寒波で蕾が傷んでしまうことがあるため、
蕾ができてからはマメなケアが必要とのことです。

macrocarpaの育て方のポイントとしては
下記のような感じです。

<水分管理>
鉢の表面はカラカラに乾いているのに、
土をひっくり返してみると
中はまだ湿っているといった状態を嫌います。
用土の中の方の状態までは中々わかりませんから、
日光の良く当たる風通しの良い環境で育てて乾燥力をあげます。
スリットポットなどのように底面からも
用土の乾燥状態を確認できる鉢があると便利です。

水切れ耐性をそこそこ兼ね備えており、
水が切れると大きな葉が犬の耳のように垂れさがります。
真夏でもそこから1日程度であれば枯れることはありません。

どうしても水分管理に自信がない人は、
葉が垂れさがったら水遣りを心がけるといいでしょう。
ただし、毎日確認することを忘れないでください。

夏季にフルタイム直射日光の環境で育てていると、
macrocarpaは何て水切れが早いのだろうと思われることでしょう。
夏季に株から鉢まで1日中直射日光が当たっている暑い場所なら、
macrocarpaは確実に1日1回程度の水遣りが必要になります。

ところが最高気温が30℃を切った途端に
その激しい吸水量はびっくりする程激減します。

慣れていない人は、毎日の最高気温をチェックして、
水遣りをしっかりと調整していく必要があります。
この吸水量の変化に気づけずに枯らせることが多いです。

我が家のベランダは日照がイマイチのため、
最高気温が30℃を切った途端に
鉢表面からの吸水をストップして、
完全に底面吸水のみにチェンジしています。

また、株には非常に良く日光が当たっているのに、
鉢や鉢土に日光が当たっていない場合なども
あまり生育がうまく進まないことがあります。

下記は吸水量の変化の目安です。
※これはあくまでも目安です!
※実際の結果は環境によって大きく変化します。
※どのくらい大きく変化するかの目安にしてください。
----------------------------------------------------------------
※終日直射日光の当たる環境で晴れの日が続いた場合

気温30℃以上 ... 毎日1回の水遣り
気温25℃以上30℃未満 ... 3日に1回の水遣り
気温20℃以上25℃未満 ... 5日に1回の水遣り
気温20℃以下 ... 週1回程度の水遣りか底面吸水
冬季 ... ほぼ断水か底面吸水のみ

※20℃以下の底面吸水は3日に1回程度
※冬季の底面吸水は5~7日に1回程度
----------------------------------------------------------------

<雨の管理>
用土の乾燥力と日照さえ十分であれば、
必ずしも必須の条件ではありませんが、
雨は極力避けた方が無難なようです。

完全に雨ざらしと雨を避ける環境では、
後者の方が健康で葉も綺麗に育っています。

特に梅雨時期はmacrocarpaには雨量が多すぎるため、
この時期だけでも雨が降ったら軒下に移すなどすると良いです。
軒下に置きっぱなしでもかまいませんが、
その際は日照量と風通しには気をつけてください。

梅雨時期など湿度の高い環境下で
葉に水がたまると中々蒸発せずに葉が傷むことがあります。
また冬季も葉にたまった水が冷えて、
枯れが出ることがありますので、
葉に水がかかったときには、軽く葉をゆすって
葉にたまった水を落とすようにしてください。

<肥料について>
全く与えないか、化成の置肥を指定量以下で与える程度でOKです。
また成長期に少し液肥を与えるのもOKです。
置肥や液肥はリン酸分が少なく、
窒素やカリウム分の多い肥料にすると良いでしょう。

ユーカリの中では、とても鉄分を必要とするユーカリで、
pHが上がり過ぎると、鉄分欠乏症の症状が出ることがあります。
化成肥料の与えすぎには十分注意してください。
葉面散布の鉄分系肥料などは効果的です。
macrocarpaは酸性~弱酸性のpHを好みます。

基本的には荒れた貧しい大地を好む品種のため、
植え替え時に肥料を混ぜ込むのは止めた方が良いでしょう。

成長速度を上げたい場合には肥料ではなく、
macrocarpaの好む環境づくりをした方が効果的です。

<日光について>
半日以上直射日光の当たる環境が最低限必要で、
1日中ガンガンに直射日光が降り注ぐような環境が望ましいです。
ただし、半日陰程度の日照はあくまでも最低限で、
この場合は著しくパフォーマンスが落ちます。
元気に丈夫な株を育てたい場合には、
フルタイム直射日光が必須になるでしょう。

また、夏は少し涼しい場所よりも、
コンクリートやアスファルト、レンガなどの照り返しがきつく、
地上付近の温度が異様に高くなるような場所が寧ろ向いています。

葉の白さからもわかるように強烈な日焼け止めを持っていますので、
遮光は一切不要、葉焼けなどすることはありません。
※ただし日陰にあった株を急に夏の日差しに当てるのはアウトです。

いつまで経っても葉が大きくならないのは日照不足が原因です。
日照不足の場合は、激しいうどんこ病の被害が出ることがあります。
macrocarpaうどんこ病にはかなり弱いユーカリです。

日照不足はそのまま水分管理の難易度を大幅に上げます。
十分な日照環境を完備することが最も重要なポイントになります。

また、葉だけでなく、鉢や用土にも良く日光を当てて、
鉢内の土中温度と乾燥力を上げることも成長力増進に役立ちます。


ここまで書くとかなり難しいと思われるでしょうが、
難しいというよりはとにかくマメに育てる必要があります。
旅行や出張が多い人や片手間の人には少し辛いかもしれません。

どうしても自信がないという人は、
kruseana/lehmannii/tetragona/albida/crucisといった
西オーストラリアのユーカリをまず育ててみて、
その水分管理の特徴を身につけると良いと思います。

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像10

macrocarpaの耐寒性ですが、思っていたよりもかなり強く、
一般的には-7℃程度までは大丈夫です。
うまく育てればもっと頑張れそうな気がしています。
-5℃程度でもほとんど葉痛みはありませんでした。
葉が分厚いためか、寒風にもかなり強かったです。

ただし、冬季の水分管理はよりデリケートになりますので、
冬季は葉が垂れさがったら水遣りをするか、
たまに行う底面吸水のみで乗り切った方が良いでしょう。

冬季の吸水の少なさにも本当にびっくりさせられます。
80cm近い大きな株が、月に1回か2回の水遣りで十分なのです。

ただ月に何回という水遣りはあまりよろしくないですし、
用土によっては月に1回の水遣りでも傷むことがあります。
※無駄な水分が用土内にいつまでも残るため。

日照や風通しがあまり良くない場所で管理する場合には、
たまに行う底面吸水で乗り切った方が良いです。

寒さが心配だということで、
冬季に室内で管理するのは絶対に止めましょう!
室内管理は鉢に余分な水分が残るために根が傷み枯れます。
私や先人の室内管理での枯死率は100%です><;

最近、良く栽培のポイントなどでお話ししていますが、
冬季に寒さが心配な人は、
ホームセンターなどで売られている簡易温室に入れましょう。
もちろん昼間は扉全開で
気温がマイナスにいくような日の夜間のみ扉を閉じます。
macrocarpaは本当に思っていたよりも寒さには強いユーカリです。

水分管理については梅雨時期と冬を乗り越えることができれば、
もうマスターしたようなものです!

気になるmacrocarpaの香りですが、
これがかなり良い香りで香り自体も中々に強いです。
手で葉を軽くはたいただけでほんのりと良い香りが漂います。
また水遣りのときなどに葉に水をかけたときも微かに香ります。
シネオールベースの香りですが、爽やかな花の香りがします。

葉をクラッシュして強く香ると、
シネオールの香りが強くなってしまいますが、
軽くはたくなどで微かに漂わせる方が
花の香りが強くなって、魅力的な香りに感じます。

fancyboxマクロカルパ(Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa)の画像11

最近良く見かけるようになったmacrocarpaですが、
もし興味のある方がいらっしゃったら
在庫をお持ちの素晴らしいをご紹介します。

macrocarpaはタネから販売できる苗サイズにまで育てるのが、
非常に厄介で手もかかり難しいのです。
これがネックで過去に生産を断念した栽培業者もいたほどです。
そのため、少しだけ値は張りますが、何卒ご理解ください。

macrocarpaに関しては、私もずっと勉強中です。
もしmacrocarpaを購入された方がいらっしゃったら、
一緒に情報をシェアしながら育てていけたらと思っています。

もしよろしければ、
この記事に非公開でメアドを書いてくださるか、
お問い合わせフォームからお問い合わせをいただければ
必ずメールを返信させていただきます。
よろしくお願いします。

この記事で興味を持った人が
macrocarpaを育てるようになったらいいなと思っています。
本当に写真で見るよりもっともっと美しいですよ!

macrocarpaを育てる技術を確立して、
macrocarpaを育てる人を日本に増やして、
macrocarpaを日本に溢れさせること。

ユーカリに本格的に手を出そうと決めた
私の大きな夢の一つなんです。

最近良く見かけるようになったことに、
少しこのブログが貢献できていたら嬉しいです{#音符}

------------------------------
<栽培難易度:E+>
香良さ:★★★★
香強さ:★★★★
成長力:★★

要水分:★
耐過湿:☆
耐水切:★★★★
耐日陰:☆
耐移植:★
耐寒性:★★★
耐暑性:★★★★★
耐病虫:★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2011-05-02 17:37 | ユーカリ紹介
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