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ユーカリのタネをいただきました♪

ご紹介が非常に遅くなってしまったのですが、
ユーカリ里親募集に名乗りを挙げてくださったmushkさんより、
年賀状とともに元日の着でユーカリのタネをいただきました。

いただいた品種は、
Eucalyptus regnans
Eucalyptus salmonophloia
Eucalyptus cloeziana
Eucalyptus nova-anglica
Eucalyptus pilularis
Eucalyptus gomphocephala

です。

mushkさんには早々でメールを送らせていただきました。
お忙しいことと存じますが、
お時間がありましたらまたメールをご覧ください。

メインの種播は春に行う予定ですが、
どうしても先走って下記の2品種のみ
すでにタネを播いてしまいました><;

●Eucalyptus regnans
(ユーカリ最大の樹高を誇るミント系のユーカリ)
Eucalyptus salmonophloia
(樹皮がサーモン色の西AZ出身のユーカリ)


そして結果は?
早々に発芽しました!
発芽率も非常にグッドです!!


特にregnansは発芽させるために
発芽前処理が必要で少し厄介な品種なのですが、
全く問題なくたくさん発芽しています。

どんなユーカリが育つか、楽しみが増えますね!
もちろんうまく育ったら、こちらで紹介させていただきます。

mushkさん、ありがとうございましたー!!

# by eucalyptus_k | 2011-01-28 23:17 | ユーカリ(その他)
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【ユーカリ紹介-21】
ユーカリ・テヌイラミス (Eucalyptus tenuiramis)

第21回目はタスマニア出身のミント系ユーカリ。
お隣のニュージランドでは防風林として活用され、
街路樹や庭木としても人気のユーカリ・テヌイラミスです。

◎ユーカリ・テヌイラミス
【学名:Eucalyptus tenuiramis】
【英名:Silver Peppermint】

fancyboxテヌイラミス(Eucalyptus tenuiramis)の画像1

fancyboxテヌイラミス(Eucalyptus tenuiramis)の画像2

ユーカリの多くはシネオール系の香りを持つものが多いです。
要するに樟脳系、メンタームのような香りですね。
精油で有名なglobulusviminalisもシネオール系の香りです。

このシネオール系とは別に
ミント系の香りを持つユーカリがあります。
精油で有名なものとしてはEucalyptus dives
Eucalyptus radiataなどがあります。

これらの精油はペパーミントに良く似た香りを持っています。
厳密にいうとペパーミントそのものよりも、
ミント臭の石鹸や洗剤、ミントガムの香りに近いです。
このtenuiramisはミント系ユーカリの代表格です。

ミント系ユーカリには数百m級の巨木に育つ品種と、
中規模から比較的低木の品種があります。
このtenuiramisは後者に属していますが、
その中では比較的大きく育つ方で
20~25mくらいの立派な樹木へと生長します。

このtenuiramisはオーストラリア本土には生息せず、
完全にタスマニア固有の品種です。
そのため、あまり本土では知られていないようで、
本土のタネ屋では見かけることが少ないです。
逆にタスマニアのタネ屋では主力商品の一つです。

英名の通り、新芽はかなり綺麗な白銀色になります。
特に冬季に成長する新芽が抜群に美しいです。

fancyboxテヌイラミス(Eucalyptus tenuiramis)の画像3

ニュージーランドの栽培者から
銀葉の美しい品種としてrisdoniiと共に薦められました。
検索エンジン等で調べてみると、
美しい銀葉の写真がいくつか見つかります。
実際に育ててみるとこれらの写真が嘘ではないことがわかります。

美しい新葉はしばらく経つと他の葉とこすれあって、
濃い緑色の丈夫な葉に変わっていきます。

fancyboxテヌイラミス(Eucalyptus tenuiramis)の画像4

この濃い緑色の下葉と
少しピンクがかった新葉とのグラデーションが
また何ともいえない美しさを演出してくれています。

ちなみに夏場は成長がほとんど進まないので、
濃い緑色の葉ばかりになりますが、
涼しい成長期には白銀の葉が多くなってきます。

このユーカリの大きな特徴として、
perriniana(ツキヌキユーカリ)のように
葉がツキヌキ状に育っていくところがあります。

fancyboxテヌイラミス(Eucalyptus tenuiramis)の画像5

perrinianaのようなまん丸葉のツキヌキではなく、
少し細長い尖った葉のツキヌキになります。
大きく育てばよりツキヌキがよりハッキリしてきます。

タスマニアの気候はオーストラリア本土とは少し変わっています。
一日の寒暖差が大きく、四季の差があまりない本土とは異なり、
タスマニアは一日の寒暖差が穏やか、
四季の差もはっきりしており、降雨量も多めで安定しています。
この気候は比較的日本の気候に近いと言われています。
日本で育てやすいといわれているgunniiglobulusなども
実はタスマニア固有の品種なのです。
(globulusはssp. globulusのみタスマニア生息種です。)

というわけで、このtenuiramisは、
日本では比較的育てやすいユーカリといえます。

特にミント系のユーカリ全般に言えることですが、
ハダニうどんこ病、その他の病虫害を
ほとんど受けることがありません。
これは日本の狭い栽培環境では、
とても育てやすいポイントになります。

管理方法は日本でありふれたユーカリ、
特にgunniiと同じような管理で大丈夫です。
厳密にいうとgunniiよりは若干乾燥に耐えます。
gunnii程ではありませんが耐寒性は-9℃程度です。
大阪の冬なんてものともせずにどんどん成長していきます。

また暑い夏が大好きな多くのユーカリとは異なり、
かなり涼しい季節に良く成長する品種です。
この写真の株は初夏にタネを播いたものですが、
10~11月、特に11月に入ってからの方が良く成長しました。
逆に夏の間はほとんど動きませんでした。

比較的育てやすいtenuiramisですが、
一つ弱点があるとすると、
私の育てている大阪などでは、
夏場は少し暑すぎるというところです。

上記にあるように夏場は成長がほとんど進まないばかりか、
大阪では、かなり激しく高温障害の症状が出たり、
高温多湿で湿気が籠るような場所では、
激しく葉が枯れたり、葉痛みが起こることがあります。

夏場限定で葉が黄変して、褐斑が出るのは、
典型的な高温障害の症状です。

ただ、秋も進んでかなり涼しくなる頃には、
新芽を出して復活してきますので、
余程のことがない限り枯死することはないでしょうが、
夏場は少し涼しい場所で管理した方が良いでしょう。

また、tenuiramisは比較的水が好きなユーカリですが、
夏場は蒸れを防ぐために、
若干乾燥気味に管理した方が良いでしょう。

tenuiramisの気になる香りについては、
「洗剤ジョイのシトラスミントの香り」に良く似ています。
実際のペパーミントの香りを少し甘くしたような、
非常に爽快でアロマティックな香りです。

tenuiramisは香りも良く、
葉色も美しく、ツキヌキ状の葉も珍しい。
おまけに日本に合っていて育てやすいユーカリということで、
本当に万人にオススメしたいユーカリです。

fancyboxテヌイラミス(Eucalyptus tenuiramis)の画像6

ところが日本では全く見かけることができません。
もしかすると日本でタネを播いたのは私だけ?
なんて思ってしまうほどマニアックなユーカリなのです。

是非とも日本で広まって欲しいユーカリの一つです。
タネを購入したい場合は販売店をご紹介します。
(発芽しないタネが多く出回っているので注意が必要です!)
もしタネから育ててみたいという場合には、
発芽させるまでに少しクセがありますので、
発芽しないという場合には遠慮なくご相談ください。

もし簡単に手に入れることができるのならば、
ユーカリ好きには絶対に育ててほしいユーカリです。

------------------------------
<栽培難易度:B>
香良さ:★★★★
香強さ:★★★
成長力:★★★★

要水分:★★★
耐過湿:★★★★
耐水切:★★★
耐日陰:★★★
耐移植:★★★
耐寒性:★★★★
耐暑性:★
耐病虫:★★★★★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2011-01-17 17:15 | ユーカリ紹介
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AM2:00 寒風に負けないユーカリ達

またまた寒波がやって参りました。
最近は事前に天気予報をチェックすることが
日課になっているのでかなり把握できています。

ただいま夜中の2時。
風の当たらない比較的緩やかな場所に置いてある
温度計の数値はマイナス3℃

そして何よりも恐ろしく風が強いです。
鉢土上部がぶっ飛び、窓ガラスがバンと鳴り、
ヘタに窓を開けると閉まらなくなるほどの強風。
軽く風速10mは超えていると思われます。
体感温度を計算するとマイナス15℃近いでしょう。

風が良く当たる場所に干している雑巾は
風に揺れることもなくバリバリに凍っています。

多くのユーカリは風が直接当たらない場所に置き、
寒さに弱い品種は簡易温室内で風を完全に凌いでいます。

そんな中で強風をまともに浴びる場所があります。
ここには寒さに強いユーカリを置いています。
今、この場所のポット苗を確認してみたところ、
全ての用土がカチカチに凍っていました。

fancybox記事128の画像1
※用土が凍って膨張しています。。。

glaucescens/urnigera/subcrenulata/vernicosa
pulverulenta/gunnii/archeri

全て最強の耐寒性を誇る品種ばかりです。
用土がカチカチに凍ろうが
強風に90度倒されるほどにあおられようが、
葉の色一つ変えることなく元気です。

こちらはglaucescensです。

fancybox記事128の画像2

支柱をしていないので強風に90度まであおられています。

vernicosaなんて1cm程度の超幼苗ですが、
全く動じることなく存在しています。

fancybox記事128の画像3

もちろん用土はカチカチ。。。
本当にびっくりするほど強健ですね。

そんな中に混じって、
西AZ出身のalbidaの苗が3ポット混ざっています。

fancybox記事128の画像4

同じように用土はカチカチに凍っています。
下葉は寒さで紫色に痛んでいますが、
それでも枯れることなく生き残っています。

fancybox記事128の画像5

albidaにはかなりの耐寒性があるようです。

その他では寒さに弱いと言われる
レモンユーカリ(citriodora)も強風に揺さぶられています。

fancybox記事128の画像6

全ての葉が赤みがかっていますが、
新芽も枯れずに元気です。

だんだん過保護から放任主義になってきた私。。。
明日の朝まで強風寒風に負けずに頑張れ!!

# by eucalyptus_k | 2011-01-16 03:11 | ユーカリ(栽培実績)
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【ユーカリ紹介-20】
ユーカリ・トルクァータ (Eucalyptus torquata)

第20回目は、西オーストラリア軍団の一員で、
ピンク色の綺麗な花の咲くユーカリとして、
ヨーロッパやアメリカでも人気のユーカリ・トルクァータです。

◎ユーカリ・トルクァータ
【学名:Eucalyptus torquata】
【英名:Coral Gum】

fancyboxトルクァータ(Eucalyptus torquata)の画像1

fancyboxトルクァータ(Eucalyptus torquata)の画像2

Coral Gumとはサンゴのユーカリという意味です。
その名の通り、カラフルで美しい花を咲かせます。
また、その蕾と花が散った後の実が少々面白い形をしています。

fancyboxトルクァータ(Eucalyptus torquata)の画像3

この花と蕾や実の形状がサンゴのようで
Coral Gumと名付けられたそうです。
またtorquataという学名には
ネックレスやカラーという意味があります。
同じようにこの花や蕾、実の形状が
カラーに似ているために名付けられました。

下の写真は私の実家の庭にある
torquataの蕾と花の写真です。

fancyboxトルクァータ(Eucalyptus torquata)の画像4

fancyboxトルクァータ(Eucalyptus torquata)の画像5

元々は西オーストラリアの
かなり狭い一部の地域にのみ自生していたユーカリですが、
その花の美しさから、公園などで定番の街路樹として広まり、
今ではオーストラリアの各所で見られる
メジャーなユーカリとなっています。

花を咲かせるユーカリを育てたい人には、
必ず押さえておいて欲しいほどに華やかなtorquataですが、
花が咲いていない状態では、
かなり大ぶりで少し味気ないほどの外観です。

fancyboxトルクァータ(Eucalyptus torquata)の画像6

この株が50cm強くらいの樹高ですが、
新しい葉でもかなり大ぶりで槍の先のような形をしています。
私のようにたくさんユーカリを育てていると、
あまり特徴がなく、ヒョロっと背が高いだけのイメージがあります。
過湿にはかなり気をつけて乾燥気味に育てても、
何故か間延びしてしまうという性質があります。

torquataはとにかく日光をたくさん当てて、
乾燥気味に管理するといった、
西オーストラリア出身のユーカリの代表的な育て方をします。
日光さえ良く当たれば、育てやすい品種であるといえます。
また、かなり高い気温を好むユーカリでもあります。

他の西AZのユーカリの例に漏れず、
日光はとても重要なポイントになります。
日照が足りないと、極端に成長力が落ち、
ヨレヨレの病気のような葉ばかりを生成します。

torquataはあまり病害虫の影響を受けない方ですが、
このような貧弱な葉は、酷いうどんこ病の被害を被ることがあります。

基本的には、半日陰以下での栽培は難しく、
できることならフルタイム直射日光の環境が推奨です。
土から上だけでなく、鉢にも良く日光を当てると良いでしょう。

我が家では週に1回程度しか水を与えず半ば放置状態です。
調べた情報によると過湿耐性が少しはあるようです。
確かにmacrocarpakruseanaのようなデリケートさはありません。

ただ根の生育が余り旺盛な方ではないので、
とにかく乾燥気味(放置気味?)に管理した方が良いでしょう。
ユーカリ中でもほとんど水を必要としない部類に入ります。

fancyboxトルクァータ(Eucalyptus torquata)の画像7

比較的、早いうちから葉が固く丈夫に育ちますので、
あまり病虫害に悩まされることはありません。
※新芽にホコリダニによる症状が見られることもあります。

また、耐寒性もかなり高いようで、
現地のデータでは成樹で-7℃程度まで耐えるようです。
マイナス温度を連発し、強風の続く今年の冬でも、
家の株は全く痛まず元気に少しずつ成長を続けています。

成長力はかなり旺盛で暑く晴天の日が続くと、
びっくりするほどグングンと成長していきます。
かなり早い段階で花が咲くという情報もありますので、
家のベランダでの開花期待度はかなり高くなっています。

気になる香りについては、
香水のようなフローラルな香りが微かに漂います。
torquata独自の芳香成分であるトルクアトンという
花の香りに近い成分が含まれているためでしょう。

ただ、香りはとても弱い方ですので、
香りを楽しむユーカリとしてはおすすめできません。
やはり花を咲かせるために育てるユーカリだといえます。

ヨーロッパやアメリカでは、
ユーカリといえば必ず名の挙がってくるtorquataですが、
日本ではほとんど見かけることはありません。
湿潤な日本にはあまり合わないユーカリだからかもしれませんね。

もし、花の美しいユーカリをお探しでしたら、
多肉植物を育てるような感覚で育てられると思います。

また水はけの良い土壌であれば露地植えでも十分に育てられます。
最終的には樹高10~15m程度と
ユーカリでは余り大きくならない方ですから、
綺麗な花の咲く庭木としても最適ではないでしょうか?

torquataは決して栽培の難しいユーカリではありませんので、
一度育ててみて、是非、花を咲かせてみてください。

手に入れたい方には素晴らしい農場をご紹介できますので、
是非声をかけてくださいね。

------------------------------
<栽培難易度:C>
香良さ:★★★★
香強さ:★
成長力:★★★

要水分:★
耐過湿:★★★
耐水切:★★★★
耐日陰:★
耐移植:★★★
耐寒性:★★★
耐暑性:★★★★★
耐病虫:★★★

------------------------------
※A簡単~E難しい / A+...Aより少し難しい

 
# by eucalyptus_k | 2011-01-08 00:03 | ユーカリ紹介
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