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2010/10/24 ユーカリ育成の近況(3)

恒例の育てているユーカリたちの近況です。
今回も「鉢植えになっている」ユーカリほぼ全てを公開します。
※今回はABCD順に公開していきます。

robusuta/rudis/citriodoraなどについては、
既に大幅な剪定を行ってしまったため省いています。
robusuta/rudisについてはユーカリ紹介の写真が最新です。
またcitriodoraは2m近くまで成長していました。

この他にもポット苗が多数あります。
またポット苗にはここにはない品種もあります。
これは自身の記録としても使用しているので、
お時間のある方のみご覧になってくださいね。
何しろ数が多いですから^^;

写真は全て撮影を完了しているのですが、
数が多いため、全5回に分割してアップしています。
よろしくお願いいたします。

<バックナンバー>
・2010/5/1の状況
・2010/5/7の状況
・2010/6/5の状況
・2010/6/19の状況
・2010/8/8の状況(1)
・2010/8/8の状況(2)
・2010/8/8の状況(3)
・2010/8/8の状況(4)

●Eucalyptus gunnii ssp. divaricata
fancybox記事113の画像1

種播時期:去年冬
現在樹高:12cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

こちらもかなりうどんこ病にやられて成長が遅れていますが、
中々枯れてしまうようなことはありません。
暑い夏はあまり動かずに、涼しくなってから、
寧ろ少し肌寒くなってからの方が元気に育っています。
gunniiは冬季も結構成長するので、
病害虫の心配が全くない冬季の活動に期待です。

●Eucalyptus kruseana
fancybox記事113の画像2

種播時期:苗を購入
現在樹高:35cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

少し日照不足が原因しているのでしょうか?
新芽はかなり出てきていますが、葉が小さいままで貧弱です。
ただ、この大きさの株をこれ以上日光に当てられる環境は
家のベランダにはありませんので頑張ってもらうしかありません。
初の越冬ですが、野外でバッチリ頑張ってもらいます。

●Eucalyptus lehmannii
fancybox記事113の画像3

種播時期:今年春
現在樹高:30cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外(簡易温室も検討)
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

Osakano_Jieさんの元へホームステイに行っていたため、
非常に元気に大きく育っています。
家のベランダや実家ではイマイチでしたが、
Osakano_Jieさんの育成環境では抜群だったそうです。
果たして寒さにどこまで耐えられるか全く未知数です。
基本はこれらの品種は野外越冬を試みたいと思っています。
思ったよりもかなり水食いで水切れに弱いです。

●Eucalyptus leucoxylon ssp. pruinosa
fancybox記事113の画像4

種播時期:今年春
現在樹高:12cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

少し遅めの種播だったためサイズは控え目です。
とにかくデリケートでうどんこ病の被害が途絶えません。
Roseaも育てていますが、こちらはまだ定植できていません。
同じ場所に置いていますがRoseaの方はより成長が遅いです。
実は成長のキーポイントが全く掴めていないユーカリです。

●Eucalyptus macrocarpa ssp. macrocarpa
fancybox記事113の画像5

種播時期:昨年冬
現在樹高:15cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:簡易温室
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

発芽後初期の育苗は半日の直射日光では明らかに不足しているため、
まず十分な根を張るまでほぼ終日直射日光ゾーンで育苗しました。
(半日の直射日光で育苗した株は根の生育不良で全て枯れました。)
ある程度、根を張った株であれば、
半日の直射日光でも辛うじて育ちます。
葉はびっくりするほど綺麗ですが、
すぐにうどんこ病の被害にあいます。
水分の管理をミスるといきなり枯れるのが非常に怖いです。
過湿は極度に嫌いますが、水は結構好きなんだなあと思いました。
私の育てているユーカリの中で育成は、相性云々を抜きにしても、
間違いなくトップクラスにが難しいユーカリであるといえます。
(タネを5gも使い果たしたのは勉強になりました><;。。。)

●Eucalyptus macrocarpa ssp. elachantha
fancybox記事113の画像6

種播時期:昨年冬
現在樹高:15cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:簡易温室
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

こちらも初期の育苗はしっかりと終日直射日光ゾーンで育てます。
ただこちらの方が後からでも若干修正が効くように思います。
私の実感としては発芽~初期育苗については、
ssp. elachanthaの方が圧倒的に難しく、
ある程度育ってからはssp. elachanthaの方が楽です。
そのためssp. macrocarpaと同じくらいタネを播きましたが、
確保できたまともな苗の数が非常に少ないです。
しっかりと育ってからは水分管理が若干アバウトでも大丈夫です。

●Corymbia maculata
fancybox記事113の画像7

種播時期:今年春
現在樹高:15cm
鉢サイズ:5号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

元々torquataの種子に混ざっていたもので、
まったく興味を持っていなかったユーカリですが、
発芽してしまったのでこれも縁だと育てることにしました。
葉がかなり薄くデリケートなので、ハダニの被害が甚大です。
後は放置で水も余り必要とせずにじっくりと育ちます。
もう少し日光を確保できればより丈夫に育つと思います。

●Eucalyptus globulus ssp. maidenii
fancybox記事113の画像8

種播時期:昨年冬
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

家のglobulus系では最も順調に育っていますが、
実家のものは、一緒に置いていたssp. globulusは無事なのに、
酷いオンブバッタの被害にあっていました。
夏はやはり控え目で涼しくなってからの方が調子が良いです。
globulus系の中では葉が最も丸く、新葉が白く美しくなります。
見た目でglobulusを育てるなら一番オススメです。

●Eucalyptus melanophloia
fancybox記事113の画像9

種播時期:昨年冬
現在樹高:60cm
鉢サイズ:6号プラスチック
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

家の環境に最も合っていたと思われるユーカリです。
終日直射日光の実家より家のベランダで最も大きく育ちました。
かなり水が好きで土中湿度と
空中湿度のあるような環境が好きなようです。
梅雨時期はほぼうどんこ病を寄せ付けなかったのに、
秋になってからは酷いうどんこ病の被害にあったのが不思議です。
かなり大きくまっすぐに伸びたので、最近頭を落としました。
銀葉が魅力とのことですが、今は薄緑色の葉をしています。

●Eucalyptus melliodora
fancybox記事113の画像10

種播時期:昨年冬
現在樹高:40cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

梅雨時期まではあまり成長せずにうどんこ病にも悩まされましたが、
夏から急に安定して成長を進めるようになり、
気づかないうちにここまで丈夫に大きくなっていました。
少し他のユーカリに埋もれて存在感がありませんが、
家ではかなり丈夫にしっかりと育ってくれているユーカリです。
viminalisなどと同様のスタンダードなユーカリ管理をします。

●Eucalyptus 'Moon Lagoon'
fancybox記事113の画像11

種播時期:今年春
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号素焼き
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が半日当たる日陰

当初は全く成長が進まずに悩みの種でしたが、
ある程度の日光と早目の水遣り、多肥を心がけたところ、
やっとこのサイズまで追いついてくれました。
他にもポット苗で20cm前後の株がいくつかあります。
元々成長はかなり遅めであることと、
かなり育て方に癖のあるユーカリだと思いました。

●Eucalyptus morrisbyi
fancybox記事113の画像12

種播時期:昨年冬
現在樹高:25cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

梅雨時期にはうどんこ病に苦しめられたり、
日照不足でヨレヨレに育ち徒長したりと苦戦しましたが、
夏以降にある程度の日光を確保することでそれなりに育ちました。
過湿にも耐えるようですが、余り水は与えなくても大丈夫です。
涼しくなってからより、
夏の暑い盛りの方が若干調子が良かったです。

●Eucalyptus muelleriana
fancybox記事113の画像13

種播時期:今年春
現在樹高:15cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

元々urnigeraの種子に混ざっていたもので、
当初はユーカリかどうかさえも怪しかったのですが、
今は間違いなくユーカリであることが認められました。
ゆっくりですが、日陰でも貧弱になることなく、
着実に安定して成長を進めていきます。
ほとんど放置していますが、一切の病害虫を受け付けません。

●Eucalyptus neglecta
fancybox記事113の画像14

種播時期:昨年冬
現在樹高:6cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/4日当たる日陰

紆余曲折を経てやっとまともなneglectaを育てることができました。
生育はかなり遅く、過湿や日陰にも強いようですが、
十分な日光を当てて、乾燥気味に管理した方が元気に育ちます。
家では場所の都合で余り良くない場所に置いていますが、
それでもマイペースにじっくりと育っていきます。
かなり寒さに強く冬季の成長も考えられますので期待しています。

●Eucalyptus nitens
fancybox記事113の画像15

種播時期:昨年冬
現在樹高:20cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

梅雨時期のうどんこ病でかなり成長に遅れが出ましたが、
前評判と違って、あまり成長の早い品種とは思えません。
マイペースで気づいたら少し成長していたといった感じです。
夏はほとんど動かず、完全に春秋メインで成長を進めます。
薬漬けにしてからは病害虫の被害はストップしています。

●Eucalyptus nova-anglica
fancybox記事113の画像16

種播時期:苗を購入
現在樹高:15cm
鉢サイズ:6号スリット
越冬場所:野外
置き場所:直射日光が1/3日当たる日陰

これもやっとのことでタネを入手して育てることができました。
かなり遅くにタネを播いたわりにはそれなりに育ちました。
あまり病害虫とは無縁で、スタンダードに育っていきます。
水が好きで、丈夫で融通の利くcinereaといった感じです。
cinereaに似た銀丸葉が特徴ですが、
葉が尖っているのは日照不足が原因だと思います。

パート3はこれで終了です。
パート5まで続きます。
お時間のある方はお付き合いください^^V

# by eucalyptus_k | 2010-10-29 03:07 | ユーカリ(栽培実績)
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ユーカリに関する心配事

今、ユーカリを育てていて
4つ心配なことがあります。。。

どうかこの悩みの答えについて
ご存知の方は助けてください!!


【心配その1】
下の写真を見てください。
Eucalyptus rubidaの苗の写真です。
rubidaというと新芽が赤やピンク色をしていて、
何よりもcinereaのような銀丸葉が美しいユーカリです。

fancybox記事91の画像1

ところがどう見ても丸葉には程遠い葉の形をしています。
今のところ、viminarisのようでさえあります。
まだ8cm程度の小さな苗ですが、
果たしてこれからこのrubidaは丸葉になるのでしょうか?

ちなみにタネの間違いはないと思います。
また何本か他にも苗がありますが、
全て同じような葉の形をしています。



【心配その2】
下の写真を見てください。
Eucalyptus dalrympleanaの苗の写真です。
私の調べた情報によると
dalrympleanaは青緑色の綺麗な丸葉に育つはずです。
形はpulverulentaのようにまん丸のはずです。

fancybox記事91の画像2

ところがどう見ても細葉ユーカリの葉をしています。
また私がネットで見たdalrympleanaの葉形は様々です。
葉の形が全く異なるほど個体差があるのでしょうか。

ちなみにタネの間違いはないと思います。
また何本か他にも苗がありますが、
全て同じような葉の形をしています。



【心配その3】
下の写真はEucalyptus nitensの苗の写真です。
nitensは里親募集で一番人気のユーカリです。
私が香りが良いと宣伝したからでしょうか。

fancybox記事91の画像3

ところが見た目は何の変哲もないユーカリです。
ほとんどglobulusと大差ありません。
色は本当に普通の緑色なので、
まだ新芽が白くなるglobulusの方が美しいです。
おまけにめちゃくちゃ病虫被害の多いユーカリです。
マンションの12階なのにアブラムシがたくさん付きます。
また、いくら薬をかけてもうどんこ病が絶えません。
成長力は旺盛なのであまり大きな影響はないのですが。。。

確かに香りはフルーツガムのような良い香りです!
でも、これを見て欲しい人はガッカリされないでしょうか。。。


【心配その4】
下の写真はEucalyptus urnigeraの種を播いたら出てきました。
urnigeraというのはgunniiに良く似た
白銀丸葉のユーカリですから、
まず、全く違う品種のユーカリであることがわかります。

fancybox記事91の画像4

これはurnigeraに混じってたった一本だけ発芽してきました。
当のurnigeraなんかよりも遥かに丈夫で
どんどん元気に育っていきます。

最初はレモンユーカリなどと同じ、
Corymbia種のユーカリかと思いましたが、
Corymbiaは何よりもタネがでかいので、
そんなものが紛れ込んでいたらいくらなんでも気づきます。

タネが気づきにくて、その種屋で他に扱っている品種で、
こんな形の光沢のある味気ない葉で、
少し毛の生えた葉と茎という特徴から識別してみると、
おそらく、Eucalyptus muellerianaではないかと推測しました。

これまた、、、マニアックなユーカリですね。
調べるまでは聞いたこともなかったユーカリです。
もう少し大きくなってみないとわからないので
じっくり育ててみることにします。

では、muellerianaの種を購入して確かめてみよう!
ってのはもう疲れたので、次年度にでも余裕があったら考えます。
というわけで、これは一体何のユーカリなんでしょう。

色々と悩みごとが尽きません。
どなたかご助言をお願いします!

# by eucalyptus_k | 2010-06-10 03:43 | ユーカリ(品種知識)
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